おすゝめの読書法③ ~全てはスタンスから~

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※本投稿は3-4分で読むことができます。

第3回 実践している"読書のスタンス

※第2回はこちら↓
最終回である第3回は、「実践している"読書のスタンス”」についてです。

実践している"読書のスタンス”

前回の反復となりますが、読書が上手くいかない理由としては、行動に変化を生むプロセスである、「本を買う・本を読む」ことにゴールを設定していることにありました。(下図をご参照ください。)
本ブログ2_変化のプロセス.png
社会人1年目の私も100冊読書をしていましたが、上記のスタンスで読書をしていたため、公私においてアウトプットはできていませんでした。

そのうえで、社会人2年目から実践したのは、「当事者意識を持って読む」ことです。(下図をご参照ください。)
本ブログ3 実践図.png
小難しく感じられますが、非常にシンプルです。具体的な手順は下記の通りです。

①自分に問い続けながら読む
1行1行、1ページ1ページを読みながら、常に「現状の自分に置き換えるとどうなるのか?」「明日からどのように活かしていくか?いかにして実践するか?」と問い続けます。また、知識系の本の場合でも同様です。「自分は正しく理解できたか?」「明日からの仕事・私生活にどう活かすか?」と問い続けます。

②「自分の言葉」で言語化する
問い続けながら読みつつ、自分の中で浮かんだ考えを殴り書きで結構ですのでノート・スマホ・タブレットなどにメモとして残していきます。
抽象的な表現でも、箇条書きでも問題ありませんが、あくまで「自分の言葉」でメモしていくことが大切です。文中の表現を引用するだけでは「思考停止状態」を作り出してしまいます。
また、必ず「実践する前提」で考えてください。「実践してみたい・いつかやりたい」は将来のご自身に対しての負債であり、不誠実な対応です。現在のご自身でできる範囲から当然OKですので、明日から実践する前提でメモしていくことをオススメします。

③上記①②を実践しながら、マイペースで最後まで読む
1冊を読むスピードはお一人おひとりのペースで問題ありません。そもそも活字に苦手意識を持たれている方もいれば、本のテーマによっても得意・不得意があるわけですから、「読書のスピード」を気にすること自体は全く意味がないと私は考えています。マイペースで読み進めていただくことがベストです。

④改めて、気づきや疑問・実践することを「自分の言葉」で言語化する
読み終わった後は、改めて「自分の言葉」で言語化・文章化します。
このフェーズはゆっくりと時間をかけ、現在のご自身と対話をしながら進めていきます。

私自身はノート片面1ページにまとめるようにしています。(下画像は2冊分)
本ブログ③.JPG

注意点としては、「本の要約」ではないという点です。これまでのご自身のご経験や現在のご自身の状況と、本の内容を掛け合わせた結果を言語化することが目的です。要約をするだけでは、ご自身の要素がゼロですので当事者視点に立つことができておらず、「自分の行動を変える」ことには結びつく可能性が低いことはお分かりいただけると思います。

⑤次の日から実践してみる

⑥うまく実践できない・続かないことが多い。そのうえで反省・修正を繰り返す。(いわゆるPDCAを回し続ける)

いかがでしたでしょうか。大事な前提としては、どなたが実践したとしても言語化には時間がかかります。急ぐ必要はありません。1冊に1か月かけても全然問題ないと私は思います。

過去の経験に裏付けられた自らの行動を変えていくことは安易にできることではありません。むしろ、これまでのご自身の価値観と向き合う時間を取りながら、「変えるべき点・変わらなくてよい点」を明らかにしていくことが大切であり、そのための1つの手段として読書を活用するというスタンスでよいのかもしれませんね。

全3回にわたりお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
何かご参考いただけるような情報がございましたら幸いです♪

※全3回の内容は、現職やコーチングの場で実際にお伝えをしている内容の一部となります。コーチングをはじめ、ご自身の目標達成に向けた動機付け・モチベーション管理についてもサービスを提供しております。

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