いろいろな種類のホルモンがあるのです。
なかでも、食欲に関係しているホルモンを知っていますか?
空腹感と満腹感は、グレリン、インスリン、レプチンなどのホルモンが大きな役割を果たしています。
グレリンが放出されると、空腹感を感じ、私たちは、何かしら食べるという行動をとります。
ダイエットによって、食事が不規則になると、グレリンの分泌のリズムが崩れて、空腹感と満腹感がうまく調節できなくなります。
インスリンは血糖値が高くなると、放出され、血糖を肝臓や筋肉などの細胞内に取り込み、貯蔵したりエネルギーとして利用したりします。
いつでも血糖値を安定させるように働きます。
しかし、高血糖になると、インスリンが一気に放出されるので、血糖値を下げすぎてしまいます。
すると、食べたばかりなのに、またお腹が空いて、また何か食べたくなるのです。
「食べる量を少なくする」「食事を抜かす」などの、無理なダイエットで、2~3kg体重が減ったとしても、飢餓状態に陥っているので、強い空腹感がおしよせてきます。
食べ始めると、食べすぎてしまうのです。
寝てない人が、眠気に勝てないのと同じです。
いつの間にか寝てしまっているように・・・
いつの間にかたくさん食べてしまっているのです。
結局、減った体重はすぐにもとに戻ってしまいます。
自然に感じる空腹と満腹のサイン(生理的コントロール)に従わないで、食事を我慢していると、食欲をコントロールできなくなってしまいます。
それは、生きるために、身体が意志と関係なく働くからですね。
食事量を減らすと、身体は代謝を低下させて、少ないエネルギーで生命を維持しようとします。
生理を止めたり、髪が抜けたりします。
体は体温さえ下げてしまいます。
生命の維持が最優先だからです。
いわゆる太りやすい体になっていくのです。
飢餓状態だと、脳が感知すると、エネルギーを節約して、蓄える方向にシフトしてしまいます。
食べる時間が不規則だったり、痩せようと、食事を我慢したりしてませんか?
短期的には、体重が減っても、リバウンドしてしまい、どんどん痩せずらい身体になっていきます。
誰もが持つ最大のお悩み
ダイエットが続かないのです
それは、あなたが悪いわけではありません。
食欲を止めるわけにはいきません。
食べることは、生きることだからです。
でも太ってしまう人と太らない人の別れ道があります。
脳の指令を上手にかわせるか、かわせきれずに従ってしまうのかのどちらかです。
おいしく食べると、あー幸せ!って思いますね。
生きてて良かった!と思うほどの、快楽ホルモンが放出します。
この報酬系と呼ばれる脳のしくみが生きていくために備わっているのです。
もうひとつは早く結果を出そうと、がんばり、結果続かない・・・
急激な食事制限は、身体が恒常性の維持を発揮してもとの状態に戻ろうとするのです。
ゆっくり、自然に気がついたら、痩せてきた!というのが理想です。
ダイエットのはじめの一歩は、生活習慣の見直しからです。
性別や年齢、体質、運動量、趣味嗜好まで、人それぞれですから…
習慣を変える事は誰にとっても、大変な事です。
あなたが太ってしまった習慣から、痩せる習慣に変えたいと思っているのなら、無理のないダイエットを学んで下さい。