褒めるスキル

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コラム
ベアたんが所属している、熊本レッドベアーズでは、褒めて伸ばす方針をとっています。

ベアたんは幼少期、褒められる経験が少ない児童でした。
なので、最初にスクールの見学に行った時はとてもびっくりしました。
コーチも生徒を褒めるし、保護者も褒めるし、なんなら生徒同士でも「ナイスプレー!」とお互いを褒め合う姿を見たからです。

そこには、「個」を尊重した楽しいホームチームの姿がありました。

褒める。
これは、人間関係において、とても大切なスキルの一つです。

褒め方の種類は大きく4つあります。

①結果承認|成果や結果を認める
②プロセス承認|仕事の過程(プロセス)を認める
③行動承認|望ましい行動を認める
④意識承認|意識や取り組み姿勢を認める

褒めることでどんな効果があるかというと、

1.相手の自信ややる気を引き出す
2.良好な人間関係を築く
3.褒めた人も褒められた人も前向きな気持ちになる

誰も褒めてくれない環境で何かを続けたとしても、それは段々と虚しくなっていきます。
誰かが褒める……感謝し、認め、労うことで、その何かというのは、更に伸びしろを持ちます。
褒められると、人間の脳はドーパミンを分泌します。つまり、褒められるということは人間にとって心地よいことなのです。

では、具体的に「褒める」とはどうしたらよいのでしょうか。

1.さらっと褒める
あまり大げさな言葉を使ったり、何度も同じフレーズを繰り返して褒めると、それは逆に相手の負担になります。
お世辞を言っているのかと勘違いされることも。
褒める時は、しつこくないように褒めましょう。
2.褒める事柄を具体的にする
ただ「いいですね」と伝えても、何が良かったのか伝わりにくく、本当に褒めているのか疑問がわいてしまうもの。
褒める時は、何がどうよかったか、具体的に褒めましょう。
3.間接的に褒める
これは結構効き目がある方法です。
相手がいないところで褒めていたことが相手に伝わると、信憑性や信頼性が増す情報となります。
4.褒める内容を質問形式にする
「どうやったらそんなに○○が出来るようになるんですか?」
など、質問形式にすることで、間接的に褒めている状態を生み出します。
この方法で褒めると、この後会話が発展していくので、とても効果的です。
5.その場ですぐ褒めずあとから褒めるのも効く
もちろん、その場ですぐ褒めるのも効果的ですが、思い出したときに褒めるのも効果的です。
事象を覚えていてくれたんだな、と相手からの信頼も増します。

褒め言葉には「さしすせそ」というポイント言葉があります。

・「さ」さすがですね
・「し」知りませんでした
・「す」すごいですね
・「せ」センスがありますね
・「そ」そうなんですね

これらはポイント言葉です。使いすぎると嫌味になってしまうので、ポイントポイントで使うように心がけたいですね。
相槌のように、自然にこの言葉が出てくるよう心がけたいです。

ここまでで、褒めることについてのポイントを書いてきました。
しかし、褒め方によっては相手との距離が開いてしまう褒め方があります。
以下のポイントに注意しましょう。

相手との距離が開いてしまう褒め方

1.上から目線
褒めるといういと、目上の人は目下の人を褒めるように捉えがちですが、これはNGです。
評価を下すのではなく、対等に、素晴らしいと思うことを褒めましょう。
上から目線というのはどんな時でも嫌なものです。
2.大げさに褒める
褒め方が大げさだと返って疑心暗鬼になります。
嫌味を言っていると捉えられることも。
何でも褒めればいいというものではありません。
3.他者と比較して褒める
他者と比較してあの人はダメだったけどあなたはいい、というのは本当の意味で褒めていることにはなりません。
もし比較をして褒めるのであれば、相手の過去の功績と比較して褒めましょう。
他人の悪口を聞いても気持ち悪いだけです。

「褒める」ということは、その人の功績を「認める」ということです。
これは相手の自己肯定感を上げることにも繋がります。

褒めて伸ばす、簡単なようでなかなか難しいですが、何かを素晴らしい、と思う心は忘れないようにしたいものです。


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