青色申告のメリット②〜赤字の3年繰越し〜

記事
法律・税務・士業全般
本日は、以前も簡単にお話しした起業したばかりの人におすすめ!赤字の繰越についてです!

個人の方は3年まで繰越が可能なこの制度。

内容を簡単に説明すると、例えば当年30万円の赤字になったとして、翌年が10万の黒字になると、その赤字の10万円を経費のように計上してゼロにすることができる、というものです!そして仮に翌年に使えなかった分があったとしても、それが翌年、または翌々年まで残りの20万の赤字を同様に使えるということなんです!

これは起業当初本当によくあることです。
起業して最初の頃は初期投資が必要です。たとえば設備。商品を持つ方は仕入れも全商品一度に揃えなければなりません。

仮にそれが30万円の赤字になったとすると、白色申告だとその30万円はそのまま「経費に見られない」ということになります。
これってすごく勿体ないと思いませんか??

反対に事業が軌道に乗ると、急激に売上があがる方もいます。
そんな方の決算を組んでいると、赤字の繰越があって本当によかったなぁ、とよく思うわけです。

これは個人事業主あるあるなんですが、基本個人の方は固定した給料がないので、売り上げがたくさんあがるとその分の利益を収入として使ってしまったり、自分のお財布で管理します。
そして税金をいざ払う時にはまとまったお金がない!ということがよくあります。

少し話はずれますが、特に年商1000万を超えると、2年後に消費税がかかることになります。
たくさん売れた2年後なんて、すっかり忘れてしまいがち、なんですよね。

勿論起業したばかりの方だけではありません。経済の動きはいつどうなるかわからない。こんなコロナのような予測のできないもので大きな赤字をかかえることになることもあるし、競合が増えて突然売り上げが止まってしまうことも。そんな時には赤字の繰越、とても重要な役割を果たします!

…前職はマーケティング等の分野で仕事をしていたのでこういう話も大好きなんですが、話がずれ過ぎちゃうのでまた落ち着いたときにでも話したいと思います😅

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す