トラピストビール

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コラム
この写真激レアビールなので自慢させてください(笑)


このビールですが、トラピストビールといいますが聞いたことありますか?
トラピストとはカトリックの修道会です。その修道院にて醸造されたビールをトラピストビールと呼びます。トラピスト修道院は日本にも存在し、そこで作られたものが地元の名産品になったりしています。

そんなトラピストビールですが、大企業と連携し大量生産をしている場合もあります。Chimayというベルギービールが有名ですね。そういったビールを含めトラピストビールを製造している修道院は何と世界に12か所。たった12か所です。

その約半分はベルギーに集中しています。なぜベルギーに集中しているかというと、キリスト教の儀式が関係してきます。

キリスト教会の儀式に欠かせないもの、それはワインとパンです。イエスキリストの最後の晩餐の時の言葉で、パンを手に取り
「これは私の体である」
そして、ワインを手に取り
「これは私の血である」
と言って、弟子たちに分け与えたそうです。クリスチャンの方、間違っていたらすいません。

ぶどうの育つ地域ではワインを儀式で使うことは全く問題ありません。しかし、ぶどうが全く育たない地域もあります。ベルギーもその地域の一つです。そこで代用されたのがベルギーの名産品のビールです。儀式のために修道院でビールを造るようになったのがトラピストビールの始まりです。

トラピストビールを製造しているのは世界に12か所ですが、その中の一つがイタリアにあります。ローマ郊外にある教会でトレフォンターネという修道院です。Chimayのようなビールを除けばトラピストビールは基本的に現地でしか買えません。イタリアにてトラピストビールを造っているのはトレフォンターネ修道院のみです。とても貴重なビールです。

宗教とお酒の関係もとてもおもしろいですね。
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