(231日目)嫉妬、すなわちジェラシー。

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ワイ「昨日は大学生と会ってきました。」

助手「合コン?」

ワイ「違います。ちょっとした交流的な。」

助手「そうなんだ。」

ワイ「異なる世代からは吸収できることが多いです。」

助手「アナタからは吸収できることは何もないけどね。」

ワイ「彼らだからこそやれること、やってきたことで自信に繋がった体験などを聞くに、私も負けてはいられないなと思います。」

助手「人生の負け組なのに?」

ワイ「負けスタートならそれ以上は下がりようがないですから。あとはプラスに転じるのみ。」

助手「無意味なほどにポジティブ。」

ワイ「ところで、就活生に質問してよく聞くのが『やりたい事が見つからないです』と言う台詞です。」

助手「自分の方向が定まってないんだね。」

ワイ「というか別に見つからなければそれでいいんじゃないかと。」

助手「ダメでしょ。」

ワイ「なぜですか?」

助手「したいことを見つけられた方が良いに決まってるし、就活だってやりやすくなるでしょ。」

ワイ「したいことって何なんでしょう?社会経験もないのに。」

助手「夢や理想、憧れなんじゃないの?」

ワイ「まだ未体験の世界なのにやりたいことを優先するのがどうかと思いますが。」

助手「貴様は学生の敵か。」

ワイ「やりたいことなんて働きながら見つけていけばいいんですよ。夢や理想を持つのは勝手ですが、本当にやりたいことはキャリアを重ねることで見つかるもんです。」

助手「夢や理想を求めることは大切って言うじゃない。」

ワイ「そもそも経験の少ない人間のやりたいことなんて、根拠もなければ実現可能性の薄い理想だってことを踏まえるべきです。」

助手「なんか学生に恨みでもあるの?」

ワイ「違いますよ。社会に出て経験を積み重ねることで見えることが多いと言うことです。失敗もあれば成功もある。そこから芽生える理想の方がより現実的と言うことを伝えたかったのです。」

助手「アナタなんて社会に出てからも夢や理想を持ってないじゃん。」

ワイ「私は現実主義者なので。」

助手「年取ってから始めるより若いうちの方がいいじゃん。」

ワイ「人生100年時代なんて言われてますし、20歳そこそこで見つけようが30歳で見つけようが大して変わらないですよ。」

助手「変わんないんだったら20歳からの方がいいでしょ?」

ワイ「理想像で物事を語るより、実体験から生み出される夢や理想の方が実現可能性が高いのです。」

助手「それは何でよ?」

ワイ「理想だけでは何もできません。社会に出ればそれを邪魔するような人間も現れます。そして自分の思い通りに行かないことも多いです。」

助手「それはそうだけど。」

ワイ「何も知らない純真無垢な気持ちだけで理想を追い求めたら、ダメだった時の精神的ダメージは計り知れない。」

助手「メンタルがやられちゃうってこと?」

ワイ「理想が高ければそれだけダメだった時のダメージは大きいです。」

助手「私もイケメン・高身長・高年収を狙ってダメだった時のダメージは大きい。」

ワイ「しかし現実を知った上で目指す理想であれば、それを邪魔するものが現れたとしても乗り越えるためのプロセスを考えることもできます。」

助手「精神が鍛えられるのね?」

ワイ「それもありますが、その障害を乗り越えるプロセスを考える引き出しが増えますから。」

助手「解決手段が増えるってことね。」

ワイ「そうすればダメージを軽減できますし、長くしぶとく挑戦できると思うのです。」

助手「なるほどね。ところで今日はなんでこの話題にしたの?」

ワイ「学生がキラキラしていて、眩しすぎたからです。」

助手「いわゆるヤキモチね。」

ワイ「夢や理想をあの眼差しで語られると負の感情が抑えられなくなります。」

助手「じゃあアナタもやりたい事見つけたら?」

ワイ「やりたい事が見つからないんです。」

助手「それじゃ就活生と一緒だよ。」

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