「ハイカラプラモ」
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【シンナー塗料】
9歳の時プラモデル専用塗料が
残り少なくなったから
お小遣いをもらって玩具屋に行き
色々なカラーを買いに行った。
当時のプラモデル用塗料は
液体シンナーの物しかなく
蓋を開けるとシンナーの臭いがし
子供用が使うと危険な物だった。
そして塗料を買って家に帰り
早速プラモデルに塗り始めると
とたんに部屋中がシンナー臭くなり
隣の台所にも充満してしまう。
すると母親が俺の部屋に来て
「凄くシンナー臭いから窓開けて!」
そう言われ怒られてしまい
急いで窓を開けて換気した。
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
しかしこの頃の俺は
プラモデル塗料を使い続けてて
シンナーの臭いが全然平気になり
むしろ良い臭いの気がしてた。
その後プラモデルの色を塗り終えて
筆を洗う為「薄め液」と言う
塗料の色を薄める濃いシンナーで
筆を洗って終わりにする。
でも薄め液を使い始めたら
シンナーが濃いせいか換気してても
隣の部屋まで臭ってしまい母親に
「臭い!」とまた叱られてしまった
(# ゚Д゚)プンスコ
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【存在しない色】
翌日また俺は
プラモデル製作に取り掛かり
説明書を見ながら塗料を塗ってると
販売してない色の名前があった。
その色の名前が「ガンダムブルー」
と言う今まで聞いた事ない色で
「何じゃこりゃ?」と不思議に感じ
こんな塗料の色も見た事なかった。
なので俺は
また玩具屋に塗料を買いに行き
玩具屋の店員に説明書を見せ
足りない色を出してもらう事にした
すると玩具屋の店員さんが
「こんな塗料存在しないよ」
そう言われてしまい俺は
説明書が間違ってるのかと思った!
(;゚Д゚)エエエエ
でも店員さんに俺は
「説明書に書いてある色だから
絶対あるはずでしょ」と言うと
店員さんが説明書をよく見始める
そして解った事は
この色が混ぜて作った色だと解り
この色の作り方が説明書の端に
小さく書かれてあった。
( *゚ェ゚))フムフム
これで解決したので俺は
混ぜるのに足りない色を買い足し
家に戻って早速色を作る事にして
説明書を広げた。
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【芸術ガンダム】
色を混ぜてる時俺は
「絶対ガンダムブルーなんて色は
制作者が適当に付けた名前だよな」
そう感じ解り難さにムカついてた
そして完成した色を塗り
説明書の写真と見比べてみると
なんだかちょっと違う気がして
あまり納得できなかった。
この事を母親に言うと
「本物と印刷物の色なんて
全然違って当たり前」と言われ
正解の色が解らなくなる。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
なので俺は
正確な色を作って塗っても
答えがないから答え合わせが出来ず
もう指定された色で塗るのをやめた
そこで俺は
青の中でもとても綺麗な青の
コバルトブルーを使って塗る事にし
ガンダムに凄いパリピ感を出す!
その他の部分も赤なら朱赤で塗り
黄色の部分もレモン色で塗り
もう眩しい位にポップでパンクな
ガンダムを作り上げた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
完成した物を見ると
色分けすれば正確な色でなくても
きちんとガンダムに見えたから今後
この自己流塗装で塗ろうと決意した