「喜びの香り」

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【ダイオージャ】



8歳の時のクリスマス
当時最大のメガサイズプラモデル
「最強ロボダイオージャ」を
サンタに持ってきてもらった!


このプラモデルは
完成すると40㎝の大きさになり
当時の俺の身長の約半分位で
腰あたりまである巨大さだった。


メガサイズと言うだけあって
プラモのパーツが1つ1つ凄く大きく
片方の手に収まらず
その大きさにワクワクしてしまう。
+ (o゚・∀・) + ワクワク+


当時のプラモデルは
接着剤を使わないと組み立てられず
プラモデルの中に必ず接着剤が
付属してくれた。


しかもブタン製剤の接着剤なので
付けすぎるとすぐ垂れてしまい
プラスッチックを溶かして
大変な事になる。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ


その接着剤を使って
凄く大きなパーツを組み立てて
だんだん完成してくると
早く遊びたくて興奮してきた。


そしてとうとう完成し
早速動かして遊んでみると
可動範囲が凄く狭くて
ほぼ直立にしかならなかった。

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【色塗り】



それから数日間遊び続け
そろそろ色を塗りたくなり
玩具屋にダイオージャ専用カラーを
購入しに行く。


この頃のプラモデル専用カラーは
シンナーが主成分のカラーで
入れ物を開けると凄い臭いがし
慣れなときつい。


だけど俺は
この時完全にシンナーの臭いに
慣れきってしまってて
何時間嗅いでても全然平気だった。
(´∀`*)ウフフ


そして窓を開け色を塗り続けてると
隣の部屋から母親が来て
「シンナーがこっちの部屋まで匂い
臭いからやめて」と言われてしまう


仕方ないの今日の所は
これで勘弁してやろうと思い
また明日続きをやる事にして
色塗りを終わらせた。
|ω・`)ショボーン


翌日俺は
昨日のプラモの色塗りの続きをし
色をませるお皿が無かったので
食器棚から小皿を取ってくる。


その小皿で色を混ぜ鼻歌歌いながら
シンナーの香りで満たされた部屋で
超ご機嫌よく色を塗り続けてると
また母親が部屋に来た。

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【俺専用小皿】



母親が部屋に来ると
また「シンナー臭い~」と言い
少しの間その場で立ちすくんで
こっちを見てた。


すると母親が
「その色を混ぜてる小皿って
食器棚のやつでしょ!」と言い
凄くビックリした顔をしてる!


そして「小皿にシンナー入れたら
もう使えないじゃない!」と言われ
その後メチャメチャ怒られて
完全に使用不可にしてしまった。


なのでもうこの小皿が使えないから
プラモデル用で使って良い事になり
俺専用のプラカラーを混ぜる
丁度良い皿を手に入れたのだった!


その後無事に色も塗り終わり
とてもリアルなダイオージャが
やっとの思いで完成して
超ご満悦になる!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°


最後に色の塗り分けが違わないか
説明書を見る為に箱を開けると
部品が余っててこれが何なのか
確かめたら電池を入れる物だった!


どうやらここに電池を入れて
ダイオージャに豆電球をつけて
光らせられるようだけど
電池入れ意外別売りだった。
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ


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