「カペラ学科試験」

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【社会の波】



18歳の時自動車免許を取る為
教習所に通い始めたが
ここの教習車のカペラがポンコツで
アクセルとブレーキの利きが悪い。


しかし何度も乗ってる内に
対応策も講じる事が出来て
何とか仮免許も取れて
路上教習に出た。


そしていざ走ってみると
みんな法定速度なんて守ってなく
空いてる時80㎞位で飛ばしてて
社会の波の厳しさを思い知った。
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ


なので俺も80㎞くらい出して
前方の車と追従して走ると
教官が何も言わなかったので
「これで良いんだ」と納得する。


でもビビりの俺は
いつもビクビクしながら走るので
なかなか仮免許を終わらせられず
本試験に行けなかった。


この教習所は
実地だけ陸運局の試験を免除され
学科だけ受けに行く事になるので
何としても実地試験に合格したい。


その後仮免でかなり手間取ったけど
何とか卒業試験までたどり着き
最終試験に挑む事になったが
ここで4回も不合格になった。
(ノД`)・゜・。

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【天変地異】



そして何とか最終試験も通り
学科試験を陸運局で受けられる
準備が整ったので何も勉強せず
とりあえず試験を受けに行った。


この時俺は
「試験がマークシートだし余裕!」
そう思い込んで受けてみると
70点台しか取れずボロボロだった。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ


しかし2回目も何も勉強せず
「とりあえず受ければなんとなる」
そう思い込んで受けてみると
80点台しか取れずボコボコだった。
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ


でも俺は
2回目で80点台取れたのだから
「3回目なら合格点の95点取れる」
と安易な発想でまた勉強せずに行く


すると今度は
また80点台しか取れず
マークシート形式だからと言って
完全になめてた事に凄く焦った!


なので俺は
信じられない事に問題集を買い
がらにもなく毎日勉強して
必死に交通ルールを覚えた。


その姿を見た母親は
俺の意外な行動にビックリし
「天変地異の前触れ?」と言われ
目をまんまるくしてた。

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【試験合格】



そして学科試験を受けに行き
受付のおばちゃんに書類を渡すと
「4回も落ちてるんだ~」と
ぼそっと嫌味を言われてしまう。
( ゚皿゚)キーッ


でも4回目の今日は
絶対試験に合格する気満々で
ドキドキしながら教室に入り
滅多にない本気モードなった!


その後試験用紙が配られて
試験が始まり問題を見ると
なんと!全部理解する事が出来
これなら100点取れると確信した!


試験が終わり休憩時間に入り
3時間ほど答案の結果を待つあいだ
外を散歩したり食事をしたりして
時間をつぶしてた。


時間が来たので試験会場に戻ると
教官の人が来て合格者の名前を
順番に読んでいく事になり
心臓が飛び出る位ドキドキになる!


祈る様に名前が呼ばれるのを待つと
なんと!俺の名前が無事に呼ばれ
まるで宝くじが当たった位嬉しくて
もうニヤニヤが止まらなかった。


家に戻りテストの採点結果を見ると
97点で目標の100点じゃなく
何の問題を間違えたのか確認したら
凄く意地悪なひっかけ問題だった。
(# ゚Д゚)プンスコ

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