理科的リテラシーとは何か

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あるネット記事でこのようなものを見つけた。

【数学苦手あるある!】数学が苦手だった人にしかわからない11のこと
1. 解説を見ても、計算式が省略されすぎていて理解できない
2. サイン・コサイン・タンジェントはただの呪文
3. 点Pはなぜ動くのか
4. この問題は飛ばそう。この問題も。これは最後にやろう。で振り出しに戻る
5. リンゴを用意するなら、人数分用意してほしい
6. 同時に家を出ない兄弟
7. 頑張って解いた問題の答えが、明らかに非現実的で心配になる
8. 歩いていた人が途中で乗る自転車の出所が気になる
9. ルートとか二次関数とか、大人になって使うことなどないだろうと思っていた
10. 池の周りを走るという意味不明な行動
11. 詰まるところ、どこがわからないのかわからない
(外部リンク禁止なので、興味のある方は検索してみてください)


これのすべてについて語ることはしないのだが、3・5・6・8・10は本質的には同じ。

数学や理科は理解しようとする論理のみに焦点を絞り、物事を単純化して理解することを常道とする。
点Pが動くかどうかはその問題でターゲットにしている論理とは直接関係ない。
速さの概念が理解できるか、わり算をするとはなにか、関数とは…等を理解することが重要で、目の前に現出している状態や環境はハッキリ言って「眼中にない」。

つまり、現実的かどうかについて議論することは全くもって無意味なのである。

ターゲットにしている事、それ一点のみが重要でそれが感覚的に理解できる(点Pが動くかどうかは大した問題ではないと割り切れる)ことこそいわゆる「理科的リテラシー」なのである。
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