全盲の鑑定士 ひのさわより 「統計学の世界とは?」

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コラム

 みなさんは「統計学」と言う学問をご存知ですか?
 言葉の響きから「データを扱う数学の一分野かな?」と言う印象を抱く方もいるかもしれませんね。
 実際、統計学では莫大なデータがバックグラウンドに存在し、そのデータを効果的に使うことが、統計学の目的です。

 例えば医学。
西洋医学では薬の開発に何百万回の細胞実験、動物実験、臨床実験を経て「この症状にたいしてこの薬は00%の確率で有効な結果をもたらし、00%で大きな変化がなく、00%で副作用や合併症おもたらす」。
東洋医学では「この症状にこのツボが効果があると昔から言われている」。
どちらも歴史とともにデータを集積して作り上げた統計学です。

 例えばカレンダー。
「来年の北海道の1月はまず間違いなく雪が降るだろう。毎年そうだから。」
これも古くからのデータで確認することができ、また僕たちが「経験」として予測することもできる身近な統計学です。

 現在僕たちが普段使っているカレンダーは「グレゴリオ歴」というもので、1日を24時間、1年を365日か366日としておくと天気の予測や農業なんかのスケジュールを立てるのに便利なように作られたものです。

 もし、天気の予測以外の目的に作られたカレンダーがあるとすれば?
 例えば「この日に生まれた人はこんな能力が開花する可能性が高くて、こんな考え方になる人が多い」とか、
 例えばこの日には地球にはこんな流れが来てるからこんな活動をするといい」とか、
 そんなデータを取った人たちがいて、そんなデータを自分のものにできたら?

 歴史になを残す文明を築いた人たちの中にはしっかりとそのデータを活用していた人たちがたくさんいます。
 古代マヤ文明ではマヤ暦というカレンダーを使い、古代ローマ帝国のコンスタンティノープルではコンスタンス仮説というデータが使われていました。
 そして現在も、世界の富の99%を世界人口の1%が握っていると言われ、その1%の人々のほとんどがユダヤの人々で、そのユダヤの人々が成功するために使っているデータと言うものも存在しています。

 ココナラでは、個人的に残念ながら「統計学」というカテゴリがなく「占い」のカテゴリに分類されてしまいますが(笑)、現代の科学で未だ根拠を分析し切れないけれどデータとしてよみとくことができるこの世界のリズムを、スピリチュアルと感じるか、人類の叡智ととらえるか…。
 鍼灸師として西洋医学という科学と東洋医学という統計学の間に立つ自分にはどちらも同じものだと思っています。
 先人がのこしたデータを覗き、自分の生きる糧とする。せっかく「これから梅雨になって雨が続くよ」と先人が教えてくれているのに傘を持たないでいるのはもったいないでしょー?
 僕はみなさんに傘を手にして欲しい。自分のことを見つめる時、人間関係を築く時、人類の叡智があなたの側に、あなたを助ける力としてありますように。
そんな思いで鑑定をしています。

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