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【先ず人として】
記事
学び
カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
2021/02/09 18:12
カウンセラーが、クライエントの「実現
傾向(人が、自分の持っている潜在的な
能力や自分らしさを発揮していく傾向)」
を解放するために必要とされているのが、
「3つの治療的パーソナリティ」である。
①自己一致(自己概念と有機体的経験の
一致):自己概念は、自分をどう捉えて
いるのか、どうあるべきかという自分の
イメージ、評価であり、有機体的経験は、
有機体(生き物)として実際に経験して
いる自分自身で、簡単に言えば、自分の
思う通りの自分でいることが「自己一致」
②無条件の受容(クライエントの経験を
一切評価せず温かく無条件に受け入れて
いる態度③共感的理解(クライエントの
考え方や気持ちを同じように感じながら、
その話を理解し伝え返す:世界を正確に
共有し、言語化・象徴化する)がそれだ。
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クライエントの考え方や気持ちを自分も
同じように感じながら、その話を理解し、
伝え返す「共感的理解」は、昨日一昨日
に述べた「自己一致」と「無条件の受容」
ができていてこそ、初めてなし得るもの。
心理カウンセラーが、一旦空にした心の
器の中にクライエントの話を取り込んで、
一体感を感じていることを表すのが必要
とされており、クライエントが一体感を
得られた時、自己成長するための援助を
得られたことになる。語弊があるのかも
知れないが、「自分の話を親身になって、
或いは、ノッて聴いてもらえている、と
感じられた時」がその状態だと私は思う。
自分の話に親身に、或いは、ノッて耳を
傾けて聴いてもらえるのは誰でも嬉しい。
無論、かく言う私とて例外ではないのだ。
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しかし、カウンセラーがクライエントに
そういう境地に至らしめることは難しい。
昨日一昨日に述べてきた「自己一致」と
「無条件の受容」、つまり、自分の思う
通りの自分(言ってることとやっている
ことが違わない)でいることと、家族と
して、友人として、カウンセラーとして、
それぞれの立場としての自分の使い分け
ができていてこそ、初めてなし得るもの。
そうなると、昨日一昨日のこのブログを
読まれた方なら、「それなら、こいつは
まだまだだ」と思われることは請け合い。
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カウンセラーである前に、先ず人として、
更に自己成長するべく、研鑽の日は続く。
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今日、2月9日は、「肉の日」だそうな。
一丁ビーフシチューでも作ろうかしらん。
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カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
心理カウンセラー メンタルヘルス指導員 / 50代後半 / 男性
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