英検3級 過去問3回分解いてみたΣ( ̄ロ ̄lll)

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みなさんこんにちは!

今回は英検3級の過去問を解いてみました。
英検3級といえば、圧倒的に受験者数の多い級です。

級別のざっくりとした年間受験者数を見てみると、以下の通りです。
5級   約30万人/年
4級   約45万人/年
3級   約65万人/年
準2級  約50万人/年

3級ともなれば中学生は必ず学校で教わる範囲なので、
プライベートで英語スクールに通っていなくても、
せっかくだし受けてみようかな。と思う方が多いのではないしょうか。
しかし、実は年間約64万人の受験者に対して合格者数約35万人程度と50%弱という厳しい結果であることも分かっております。

そんな英検3級の試験内容はどんなものなのでしょう(o^―^o)
公式サイトに掲載中の過去問3回分を解いてみましたので、
その感想を書いていきたいと思います。
※自己評価のできない英作文と面接セクションは今回スキップしております。

【1、英検3級の筆記ってどんな感じ?】

5級、4級は、英単語・文法ともに基本の「き」
これなしには英語が成立しない!という骨組となるものを習得しました。
3級からは、そこから更にレベルアップします。

まず、英単語は英語を学習していないと、見たことも聞いたこともないものが増えてきます。英単語に加えて、イディオムや英熟語も増えてきます。

イディオムとは複数の単語のセットからなる英語で、
Give (someone) a ride、split the billなど、
単語からだけでは意味が推測しにくいもの。

一方英熟語とは、同じく複数の単語のセットからなる英語ですが、
belong to ○○、be interested in ○○のような、
単語だけ取ってなんとなく意味がとれるものです。
belongときたらto。interestedときたらinのように決まっていているわけです
空欄にされると、あれ?inだっけ?onだっけ?みたいになる事が多く、
しっかり覚えていく必要があります。

次に文法を見ると、
比較、付加疑問文、現在完了形、受動態、too~to~構文など、
いよいよ英語が難しくなっていく要素がぎゅっと詰まってきます。
英文を構成するのに最低限必要な基礎文法にさらに上乗せでテクニックを使っていくイメージです。いわば、基礎としてできた骨組みに、少し肉をつけて、より深みを出すものです。

英単語も文法も、より本腰を入れた学習が必要となりますが、
いずれにせよ、まだまだ英会話を目指す上では欠かせない基礎レベルです。
参考書1冊丸暗記するレベルで覚えていきましょう。

空所補充問題が終わると今度は長文セクションです。
いよいよ単語だけ搔い摘んで読めることは少なくなってきます。
文章がしっかり読めないとと基本は解けません。

具体的にどういうことかというと、
4級では、長文の中で、どこに何が書いてあるのかを探しに行くのがメインでした。
例えば、パーティーは何時から始まりますか?という簡単な質問に対して、
そのパーティーの時間はどこに書いてあるのか?の場所が明確に分かれば、本文と選択肢が全く一緒なので、簡単に正解を導き出せました。

3級からは、そもそも質問の英文がまず難しくなります。質問が読めなければもうアウトです。更に、答えが書いてある箇所を探し当ててからもう一仕事あります。
選択肢は本文を言い換えられたものが並んできます。
例えば、本文でmy grandfather and grandmotherと書いてあるところが選択肢の中ではmy grandparents になってきます。
bigがhugeになっていたり、studyがlearnに変わっていたり、
英単語の類義語にも精通していかないと太刀打ちできなくなってきます。

合格者が50%前後になってくるのも分かる気がします(;^ω^)

【2、英検3級のリスニングはどんな感じ?】

リスニングの流れとしては4級と大きく違いはありませんが、
まずは1回しか聞くチャンスのない問題が登場してきます。
そして、1つの問題に対して、聞かないといけない英語の量が増えます。

聞く英語の量は増えますが、聞かれる質問は1つなので、
必然的に、問題に関係のない英語も聞いていくことになります。
え?!今なんて言ったの!?という心境に陥ると、あっというまに大事な情報が流れていき、いざ問題を解こうとすると、あ、、最初の英語に気を取られすぎてそこ聞いてなかったわ。。
という残念な結果になってしまいます。

そして、リスニング試験でも筆記試験同様に、
聞こえてきた英語を言い換えしたものが選択肢に並んできます。
しかも、もう1つ厄介なのが、リスニング試験あるあるの。
「答え(話)が途中で変わる」現象が起きます。

例えば、
A:ショッピング行こうよ。
B:いいね!行こう!
A:今週金曜日の放課後どうよ?
B:あー行きたいのは山々なんだが、その日はちょっと習い事があるんよ。
A:翌週の金曜でも良いんだけど、それだとセール終わるから、
  じゃぁ今週土曜で良き?
B:おっけー。

問題:彼女らはいつショッピングに行く?
A、今週金曜
B、来週金曜
C、今週土曜
D、来週土曜

このように、流れてくる音声を聞きながら、
答えは「A」か?違う。→「B」か?違う→結果「C」かーい!!
のように、話が進むにつれて、答えの目星が変わります。

・質問に直結しない英語も聞く
・選択肢は類義語で言い換えられている
・選択肢に沿いつつ答え(話)が変わっていく
以上のことを踏まえると、
英検3級リスニングでは、耳から得た英語の情報を、
瞬時に頭で要約&整理していくことが必要になります。

それだけ聞くと、げげ!と思ってしまいますが、
英検3級はまだ初歩で、英語も優しくゆっくり読んでくれますので、
数をこなして耳を慣らしていけば、多くの方が習得できる段階です。
根気強くやっていきましょう。

【まとめ】
いかがでしたか?
久々に英語学習をする大人にとっては良い復習に、
学校で英語の授業に取り組む学生にとっては理解度を確かめられる
英語の基本がギュッと凝縮されたような試験であるのが英検3級です。

英検3級の問題が分からないようであれば、その先の学習に進むことはできません。進むのは勝手ですが、割と早い段階で、挫折したり英語が苦痛になると思います。といっても過言ではありません。

英語学習に興味のある方はぜひ挑戦してみてください★

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