【HSPが人間関係で考えすぎて疲れる・生きづらいと感じる理由とは】

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コラム
こんにちは!!
HSPおじさんのながいみつるです。

本日は、HSPが人間関係の中で考えすぎてしまう理由や、生きづらさの原因
について、自分の経験をもとにブログを書いていこうと思います。

ちなみに、HSPで悩まれている人の中に感受性のある人とない人の二つの気質混同してしまっているので、

今回は、「感受性タイプ」と「自発性タイプ(感受性がないタイプ)」
に分けて、原因や理由、気質に流されないためのトレーニング方法を書いてみました!!

気になる方は是非ご確認ください。

共感していただけると幸いです(^^)/

※感受性タイプか自発性タイプかを確認する場合は、前回のブログにて、『HSPセルフチェック』を投稿しているので、どちらのタイプなのか確認してみて下さいね↓↓↓




【①:感受性タイプの人が考えすぎてしまう理由・生きづらさの理由】


感受性タイプの人は、相手が感じているリラックスやストレス・興味などに脳が反応し、

相手の感じていることを無意識に自分の感情として知覚してしまうことで、相手の本音(相手の気持ち)建前(表立って見せている言動)を同時に理解してしまう特徴があります。

その能力は基本的に無自覚である為、相手の隠している本音(心)を受信しているとは本人は気づかないのですが、それが当たり前に出来てしまうことで、

建前上、笑顔で「嬉しい」と言っていても、
本心では、『嫌だな』と感じていた場合、

その双方の気持ちを情報として感じとってしまい、矛盾が生じます。


本音と建前にズレを感じ取ってしまうと、

「あれ?嫌なのかな?でも、うれしいって言ってるし...どっちだろう?」

「なんか気に入らなかったのかな?自分が嫌なことしてしまったのかな?」
などと考えてしまう傾向があります。


実際、目の前にいる友人が
別の事でストレスを抱えていたとしても察知してしまう為
「誰か嫌なことをしたのだろうか?自分が嫌なことをしたのかも」
と勘繰る事があります。

基本的に、大人になると誰でも
本音(仕事や家庭の事情)と建前(プライベート)に
ズレが生じるため、本音を隠している人が多くなります。

なので、子供の頃は気にならなかった人の本音と建前のズレを、
思春期や社会など様々な人が集まる場所で、敏感に感じるようになるのです。



【共感性がある人の悩みが理解されない理由】

本心を隠している相手に、「本当は無理してない?」と確認したところで、「無理してないよ」と言われるのは当然。

逆に、「気づかれた⁉」と焦らせてしまうことで相手のストレスが増えてしまう結果になる事もあります。


ちなみに、感受性がない人は、人の建前(言動・態度)しか見えない為、
相手の心の中に隠している気持ちまでは伝わりません。


なので、笑顔で「大丈夫」と言っている人が、本心で「つらい」とストレスを感じていても、
自発性タイプの人には笑顔で「大丈夫」と言っている部分しか基本的には分からないのです。

その為、感受性がない人(自発性タイプ)に「あの人、本当に大丈夫かな?」と相談しても、「何が?考えすぎじゃない?」と返される

仮に、感受性タイプの人に相談しても、相手が言いたくないから隠しているとわかっている人は、「何のこと?そんなことないんじゃない?」とあえてわからないフリをする事でしょう。

そのため、感受性が強い人は相手の事が心配でも、
相手の本心が確認できず、自分がわかっていることが誰にも伝わらないと感じることで、人の事が気になるのは自分だけという孤立感を抱いてしまうことがあります。

これが、感受性の強すぎる人(HSP)が、「人の事を気にしてしまう」事を「自分は考えすぎている」と思い込んでしまう理由と、それらが理解されないと感じる要因です。

【感受性タイプがストレスを感じない人の特徴】

本音と建前が一致している人(本音で話す素直な人)は、違和感を感じず、「わかりやすい・合わせやすい」と感じます。

なので、表裏のない素直な人といると、考えすぎることはなく、ストレスを受けることが少ない傾向があります。



【社会の影響】

少し前までは、社会の中で親しい人間関係に対して本音で話す人が多く、日常で本音と建前のズレによるストレスを感じる事が少ない状態でした。

嬉しいと感じているから「ありがとう」と言ってくれる人。
心配だから「だいじょうぶ?」と言ってくれる人。

嫌だから「苦手」好きだから「楽しい」のように、本音と建前に表裏がない人があふれ、逆に表裏がある人と出会うことの方が稀でした。

しかし、最近の不安の多い社会の中、実際に不満を隠し裏表のある言動をとる人が増えたことで、より息苦しいと感じることが増えてきています。

本音では「どうにかして欲しい・助けてほしい」と感じている人が多いのに、なぜか「人の為に行動している人」を攻撃したり批判する言動を目撃することで、
社会全体で本音と建前のズレを感じ、社会の中で矛盾を抱え気疲れしている人が増えているのだと思います。

結果、感受性タイプが多い日本社会で「人の為に行動すること」に対する
「矛盾」が増え、逆に「今までのように自分から人を助けることに消極的」な人が増えるといった悪循環が生まれる。

それが、日本の社会全体の機能不全『頑張れない』現状を生み出している元凶だと考えます。


【感受性タイプまとめ】

感受性が強い人は、人の気持ちに無意識に共感することが出来るために、相手の気持ちがよくわかる。

その為、いくら相手が隠していても本音(気持ち)と建前の違いに気が付いてしまい、矛盾を抱え、相手の感じるストレスの理由と原因を考えてしまう。

これが、感受性タイプ(HSP)が人間関係の中で周りの事を考えすぎてしまう理由と生きづらさの原因だと思います。


無意識に、悟ってしまう勘の良さは、自然には気づけないものなので、

考えがよぎったら、一度冷静になって
「今考えている事や悩んでいる事は自分の事なのか、それとも自分以外の事なのか」自分に問いかけてみてください。

自分が気にかけている事が、相手の悟られたくない部分であったり、相手のプライベートな問題で、自分にはどうすることも出来ない可能性があります。

まずは、「自分の事」と「相手の事」を区別することを繰り返すことで、感受性に流されることを少しづつコントロールすることが出来るようになります。

人の事を、心配しすぎている人
HSPで考えすぎて脳が疲れてしまっていると感じている人は、
ぜひ、「自分」と「他人事」を意識してわけるトレーニングをしてみて下さい。


【②:自発性タイプ(感受性がない人)が考えすぎてしまう理由・生きづらさの理由】

感受性がない人は、相手の建前(言動や態度・見た目)など、実際に目で見たり、聞いたりすること(外の刺激・情報)に敏感で、感情を表に出す相手の言葉を真に受けてしまう特徴があります。

その為、相手の本心を見抜くためには、情報や過去の経験から、相手の特徴を当てはめて、想像しないといけません。
なので、感受性タイプの人と違い、相手の気持ちを自分の想像で補います。

したがって、人の言葉や情報に影響を受けやすく、ウワサ話を信じてしまう傾向があります。

冗談であったり、ブラフであっても言葉通りに受けることがあり、
世間的に言われている情報にも左右されることで、

相手の「善意の行動・言葉」であっても、別の人に「本当はこういう事なんだよ」
と言われると影響を受けやすいのです。

そうすると、人から聞いた「相手の裏側・見えない部分」で、
相手の本心を補って想像してしまう特徴がある為、

外から「悪意のある情報」や「ネガティブな話」を聞いてしまう事で、
感情が流されて気持ちが変わってしまうことがあります。

結果として、感じ取る事が出来ない相手の心の中を、
「きっとこうじゃないか」と想像を膨らませてしまうのです。

これが自発性タイプの人が、考えすぎてしまう理由と感情に左右されやすい理由です。


【自発性タイプの人の悩みが理解されない理由】

相手の気持ち(どういう意味で言ったのか)を察することが出来ない為、言葉通りに受け取り、自分が嫌な思いをしたと思ったことは、相手の本心を確認せずに、傷つけられたと判断することがある。

結果、思い違いや勘違いも多くなります。

なので、相手が本当に伝えようとしたことと、本人が感じている認識にズレが生じやすい傾向が多い。

相手が自分に悪意があると決めつけてしまうと、相手への苦手意識が芽生えてしまい相手の本心や事実を確認することを拒絶してしまう為、誤解したままになってしまう事があります。

【自発性タイプが安心感を持ちやすい人の特徴】

本音を感じ取る事が出来ない為、感情を言動に表す人自信をもって堂々とものをいう人に、「考えている事、気持ちがわかりやすい」と感じます。

なので、はっきり自分の意見を伝える人に感情が刺激され、その人の考えを「自信」が持てるものと感じる事で、ストレスを受けることが少なくなる傾向があります。




【社会の影響】


少し前までは、社会の中で親しい人間関係に対し本音で話す人が多く、日常で感情を素直に言動に表してくれる人が多い社会でした。

楽しいと感じているから、楽しんでいる人。
つまらないから、つまらなそうにしている人。

嬉しいから喜んでいる心配だから悩んでいるなど、感情と言動に表裏がない人があふれ、逆に感情を抑えて本音と建前を分ける事を面倒と感じる人が多い環境でした。

しかし、最近は社会に不平不満を抱え精神的に余裕がない人が増えたことで、

人への悪口などのマイナスな言葉
不安をあおる言葉
ヘイト
ひがみや妬み

などのマイナスな印象を与える情報あふれていることで、その噂に感情が流され「人の気持ちや善意」を疑ってしまう事が増えてきました。

本音では「どうにかして欲しい・助けてほしい」と感じている人が多いのに、人の善意や当たり前の行動を疑い、情報に流され「批判」してしまうことで、今まで手助けしてくれていた人の気持ちを傷つけやる気を削いでしまう。

結果、「自分たちの事を助けてくれる人」を疑うことで「矛盾」を抱え、逆に「困った人を助けてくれることに消極的」な人を増やしてしまうといった悪循環が生まれる。

それが、日本の社会全体の機能不全を生み出している元凶だと考えます。


【自発性タイプまとめ】

人の感情に共感する感受性を持たない事で、外から受ける情報や刺激をもとに、自分が感じた感情で判断する。

その為、良い(安心・得)と感じる情報や、悪い(危険・損)と感じる情報に感情が流されやすく、人の建前(見た目の印象・言葉・態度)から得た情報をもとに、相手の内面や人物像を想像しやすい。

人の悪意や、心配な情報、悪い噂が増えるほど、その通りに物事を判断し想像を膨らませてしまう傾向がある。

これが、自発性タイプが人間関係の中で、相手の言動や態度で相手の事を情報に合わせて想像してしまう(考えすぎてしまう)理由と、生きづらさの原因だと思います。

無意識に、頭の中で情報をもとに想像してしまう為、なかなか自分自身ではそのイメージを疑えず、
一度想像してしまうと、自分の想像か事実かの判断出来なくなってしまうので、

いろいろ想像してしまう前に、
「これは自分の考えか、相手は本当はどう考えていたのか」事実を確認してみて下さい。

自分が正しいと感じていることが実は間違っていたり、事実とはかけ離れた想像である可能性(思い込み)もあり、
また、後で誤情報であったという事もよく起きます。

ですので、必ず決断する前に「事実」か「自分の考え」かを区別することを繰り返すことで、自分の感情に流される事を少しづつコントロールすることが出来るようになります。

自分の事を心配しすぎている人や、いろいろな情報によって考えすぎて脳が疲れてしまっていると感じている人は、ぜひ、「自分の気持ち」と「事実・相手の気持ち」は違う事を意識するトレーニングをしてみて下さい。

【気質まとめ】

気質によって考えすぎてしまう理由に違いがあるように、共通の悩みにも、気質によって原因やアドバイスが違います。

「自分を優先しろ」「人の事を考えるな」といった場合、
感受性がない自発性タイプの人には出来るかもしれませんが、
「無意識に人の気持ちに反応する」感受性タイプの人には、それを無視して「自分を優先」することはできません。
逆に、「人の気持ちを察しろ」「自分の感情を優先するな」といったとして、
感受性タイプの人にとっては当たり前であっても、
感受性を持たない自発性タイプの人にとっては、表に出さない人の気持ちをどう察するのかわからず、「はっきり自覚できる自分の感情」を無視することはできません。

つまり、自制心を持つにしても、「自制」するものが
感受性タイプでは「人への思いやり・相手への感情」
自発性タイプでは「自分の感情・気持ち」と違いがある為、
すべてのタイプに万能なアドバイスは出来ないのです。

むしろ、気質に合わないアドバイスは、
「そんな事どうやったらできるのか」
「それが出来たら苦労はない」という反発と、
「自分はそうはできない」という挫折感を与えてしまう恐れがあります。

ですので、今回は2つの気質にあった内容を載せました。

今後、私の経験と研究内容をもとに、様々なお悩みに対しての回答を、気質を中心に書いていこうと思います。
なるべく2つの気質に共通点のある部分を中心にブログを書いていきますので、ご興味のある方は、是非ご拝読お願いします。

また、HSPなど気質にお悩みの方は、個人向けに「悩み相談」などを、今後開設していく予定ですので、そちらをご利用いただけると幸いです。


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