「痩せた私でないと可愛くない」からの承認欲求へ
記事
コラム
おはようございます。
管理栄養士の ひとみ です。
昨日に引き続き、
過去の自分と向き合った私物語を
書いていきたいと思います。
プロフィールにもかかせて頂きましたが、
私は中学の時に何気なく始めたダイエットから
「摂食障害」になり、
長い間 自己嫌悪 と 苦しみ の中過ごしてきました。
そして、色々なものを失ってきました。
今、自分を振り返ってみると
当時は見えなかったものが見えてきて
解決への糸口が、いくつかわかりました。
そんな今の私に 何ができるのか?
今なお苦しんでいる方へ
何かできる事はないだろうか?
必要として下さる方に
読んで頂けたら幸いです。
私の長いダイエット生活の始まり。
なぜ、ダイエットをしないといけなかったのか?
ダイエット、せざるを得なかったのか?
〜 中学後半、高校生 〜
後に、私の人生を狂わせた友達の発した一言。
「 吐いたらいいねん 」
あっ、そっか。
食べた分出したら太らないやん。
でも、当時は苦しいだけでそう簡単に吐けず
摂食障害と呼べる状況には陥っていませんでした。
そこではまったのが
《 卵ダイエット 》
詳しいメニューは忘れましたが、
2週間のカリキュラムで、
1食にゆで卵1〜3個食べる。
2日目、5日目あたりで野菜、魚を食べる。
みたいな感じでした。
「 なぜ野菜や魚を足すのか??」
から、私の栄養に対する興味が湧いてきました。
卵ダイエットの2週間メニュー
でも大体は、1週間と2〜4日という
あと一歩のところで挫折。
完璧主義だった私は、
少しでも指定以外の食品を口にすると、
初めからやり直しをしていました。
じゃあまた来週から新たにスタート。
そうなると、
毎日ほぼ、卵ダイエットメニューになっていました。
結果、
中学2年生の時に人生最大体重(妊娠中を除く)になってから、
その2年後の高校1年生の時には、
約10〜12キロ痩せました。
痩せると、色々な服が着れるようになり、
友達からも
「 可愛いね 」
「 細くて羨ましい 」
「私も細くなりたい」
と、言って貰えるようになりました。
そこで、思った事
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痩せた私は可愛い
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いつしかそれが頭に擦り込まれ、
「 痩せてないと可愛くない 」
「 痩せてないと、みんなに認めてもらえない 」
と、変換されていきました。
自己肯定感は上がっていたはずなのに、
なぜ、このように人に認められたかったのか?
この答えこそが、
摂食障害へと陥った根本的な原因でした。
それは、以前お話しした厳格な母親に、
認められていなかった からでした。
高校に上がっても成績は良かったのですが、
全校生徒500人中5番の成績をお母さんに見せても
「 じゃあ、次も頑張らないとね 」
と言う返事が返ってきました。
私は、
「ただ、その成績を褒めて欲しかっただけなのに…」
「いつまで頑張ればいいんだろう…」
とふと思いました。
この約20年後、
母の本音を近所のおばちゃんから聞くことになります。
『 ひとみちゃんは賢かったもんね。
運動会では、学年を代表して
先頭で旗を持って行進したってお母さん言ってたよ。
(毎年、クラス委員から1人代表して先頭で行進します)
「 ひとみ、すごくかっこよかった 」
と、嬉しそうに自慢ばかりしてたのよ。』
これを聞いた瞬間、
心臓をペンチでねじあげられるような
苦しい気持ちになりました。
涙が溢れてきて、
「あー、お母さんはちゃんと見ててくれたんだ…」
と、このとき初めて知りました。
でも当時は、
そんなこと全くわからなかったので、
お母さんに認めてもらえてない 空虚感 から、
ダイエット
夜遊び
自己中心
が、加速してしまいます。
そして、ついに
過食からの嘔吐
辛い 摂食障害 の日々が始まりました。
次回、大学生になった私を書いていきます。
かなり自由奔放、そして心の闇が出てきます。
毎回、長い文章、最後まで読んで頂きありがとうございます。
感謝、感謝です。