RPGツクールMV/MZ プラグイン製作 相談ガイドライン

告知
IT・テクノロジー
このガイドラインではRPGツクールMV/MZのプラグイン製作について相談する際に記述していただきたい内容とその理由について説明します。相談前には必ずご一読いただき、必須項目をすべて記述した上でご相談ください。

改訂履歴

2020/04/24 v1.X.X 初版。以後、v2.0.0まで数回改訂。
2023/01/11 v2.0.0 RPGツクールMZに対応。添付ファイル、相談機能、改訂に関する記述を追加。全体的に記述を見直し。

必須項目一覧

相談時に必ず記述していただきたい内容は次の通りです。

* 概要
* 動作対象
* 背景・目的
* 内容
* 関連プラグイン
* RPGツクールの習熟度
* プログラミング経験
* 予算
* 期限

それぞれの内容について順に説明します。

【概要】

製作を依頼したいプラグインあるいは相談の内容について、数行程度で簡単にご説明ください。

他の項目を読む前に大まかなイメージを掴むためのものですので、なんとなく内容が伝わるものであればいくらか説明不足でも構いません。詳細については以降の項目でご説明ください。

【動作対象】

RPGツクールMVを対象とするプラグインをご希望の場合には「MV」、RPGツクールMZを対象とするプラグインをご希望の場合には「MZ」、両方をご希望の場合には「MV・MZ」とご記入ください。

原則として両対応のプラグインの製作は行いませんので、両方をご希望の場合にはそれぞれに対するプラグインを製作いたします。

【背景・目的】

製作を依頼したいプラグインがなぜ必要なのか、それを使用してどのようなことを実現したいのか、についてお書きください。

例えば、どのようなゲームを制作しているのか、どのようなシステムを構築しようとしているのか、現状ではどのような問題が発生しているのか、それをプラグインによってどうなるように改善したいのか、といった内容になります。もし何を書けばよいかわからないということでしたら、制作中のゲームについてや、その中のどのような場面で使用するつもりかについて、自由に語っていただければ結構です。

これらの情報は多ければ多いほど、製作したプラグインが要望に合ったものとなります。簡潔にまとめるよりも、考えを漏らさず伝えることにご注力ください。「ゲームを制作するため」や「ゲームを販売するため」のような漠然とした内容を記述しないでください。

なぜこのようなことをお聞きするかというと、理由は二つあります。

ひとつは製作対象のイメージを深く共有するためです。プラグインの内容については事前に相談いたしますが、その時点で仕様を完全に決定することは困難で、細かい部分については製作時にこちらで決定することになります。しかし、その際にお互いのイメージがずれていると、完成してから「なんか思っていたのと違う……」ということが起きてしまいます。目的を予め共有していれば、『こうやって使うならこうすべきだろう』という判断ができ、最終的なずれを小さくすることができます。

もうひとつの理由は、よりよい実現の方法をこちらから提案できるようにするためです。『こんな機能があればこれが実現できるはずだ』という考えのもと「こんな機能が欲しい」とだけ伝えられる方がよくおられますが、詳細に話を聞いてみると、とても遠回りな方法を選択しているケースが少なからずあります。プログラムの挙動を理解しているがゆえに思いつく方法などもありますので、「どうやってしたいか(How)」ではなく「なぜしたいか(Why)」や「何をしたいか(What)」をお聞きすることにしています。

【内容】

プラグインに希望される挙動や機能についてお書きください。もしそれらの具体的なイメージが湧かない場合にはその旨を記述し、どんなことができたらよいか、ぼんやりとしたもので構いませんのでご記述ください。

画面のレイアウトやアニメーションなど、文章のみでの説明が難しい場合には画像や動画等を用いると伝わりやすくなります。

この項目を設けている理由は、背景・目的以外のプラグインに関するあらゆる希望について記述していただくためです。実現可能かどうかやそれが正しいかどうかは置いておいて、考えを一度すべて列挙してみることはものをつくる上で重要なプロセスです。思いつく限りのことをお書きいただければと思います。

注意点として、実現方法についてはあまり細かく指定しすぎない方がうまくいくことは多くなります。詳細な指定はそのまま製作時の制約となるためコストが増えてしまいますし、よりよい方法を検討する機会を捨ててしまいます。もし本当にその通りでなければならない内容でなければ、『指定』ではなく『アイデア』として記述していただけると、こちらから変更を提案しやすくなります。

【関連プラグイン】

依頼内容と関わりが深いプラグインや近い挙動をするプラグインなど、参考となりそうなプラグインについてお書きください。また、それらがWeb上で配布されている場合には配布元のURLをご併記ください。関連プラグインが存在しない場合には「なし」とご記入ください。

プラグインの改変を希望される場合で、そのプラグインの作者が第三者の場合には、プラグインの利用許諾をこちらで確認する必要があります。有償での改変物の再配布が明示的に許可されていない場合には依頼はお引き受けできませんのでご了承ください。『MITライセンス』『CC0』『パブリックドメイン』などの記述があれば基本的に問題ありませんが、独自の利用規約を定めている場合には許可されていないことも少なくないようです。

たとえ関連プラグインとして記述されていたとしても、明記されない限りはそのプラグインとの競合が発生しないことは保証いたしませんのでご注意ください。競合を回避したい場合にはその旨を明記していただくか、競合の確認後にプラグインの修正依頼をしていただくことになります。競合回避対象が多いほど製作費は上がりますので、同時に使用するすべてのプラグインを列挙することはお控えください。

【RPGツクールの習熟度】

RPGツクールの機能をどれくらい把握しているかについて、使用期間や頻度など、ご自由にお書きください。

ツクールに関する説明をする際に、どの程度丁寧に説明するかを判断する参考にいたします。

【プログラミング経験】

プログラミングやそれに類するあるいは関係する経験について、何かありましたらご自由にお書きください。該当する経験がない場合には「なし」とご記入ください。

プログラムの挙動に関する説明をする際に、どの程度丁寧に説明するかを判断する参考にいたします。

【予算】

ご依頼のプラグインに対して支払い可能な上限の金額をお書きください。また、期待する金額があればそちらもご併記ください。

予算については妥当な価格を推測するのではなく、必ず、見積り額としてそれ以上の額を提示された場合には購入できないという上限の金額を、慎重に検討した上でご記入ください。相場がわからないという理由でよく予算を記入されない方がおられますがおやめください。

もちろん予算として申告した額が必ずしもそのまま見積り額となるわけではありません。また、その金額以下の見積りであれば必ず購入しなければならないということもありません。

予算をお尋ねする理由ですが、大きく二つあります。

ひとつは予算に合わせて内容を調整するためです。例えば、プラグインの処理の一部を手動の設定で代替したり、汎用性を捨てて製作するゲームに特化したりすることで仕様を縮小し、価格を抑える方針をとることができます。利便性が犠牲となるため妥協的ではありますが、諦めるよりはよい結果が得られるかと思います。

もうひとつはお引き受けできない依頼を早い段階でお断りするためです。相談や見積りといった作業はタダではありません。要求を確認し、不明瞭な部分を質問し、実現可能かどうかを調査した後、要件を整理し、必要な作業を洗い出して、ようやく見積りを提示することができます。場合によってはプラグインの製作作業よりも相談や見積りに時間がかかることもあります。

とはいえ、購入側からすれば、無駄になるかもしれない相談や見積りに対して料金を支払うのはなかなか決断しがたいことと思いますので、これらの料金は基本的に購入時のみ代金に含めた形でいただくことにしております。しかし、それゆえに購入されないリスクは無視できないものとなります。予算の問題で購入が難しいと思われる場合には、可能な限り早い時点でお断りさせていただきますのでご理解ください。

安易な考えで予算を提示されてしまうと、上記の理由により大きな損失が発生してしまいます。そのため、断られたことを受けて予算を上げるといった妥当性のない理由による予算の変更は許容できませんのでご注意ください。そのような行為が見られた場合にはその時点で相談をお断りする場合があります。

【期限】

納品が完了している必要がある限界の期日についておおよそで構いませんのでお書きください。また、期待する期日があればそちらもご併記ください。

よく「いつでも構わない」と言われる方がおられますが、必ず具体的な期日をご指定ください。極端な話ですが百年後でも構わないという方はおられないはずで、必ずぼんやりとした期限を想定されていることと思います。しかし、その感覚は人によって異なりますのでこちらでは推測できません。馬鹿らしいほど長い期限でも構いませんので必ず「半年以内」「一年以内」などのようにご指定ください。

期限をお尋ねする理由は、予算同様、お引き受けできない依頼を早い段階でお断りするためになります。

基本的に短い期限を設定されても優先的に製作することはいたしません。何かのイベントに参加したい場合やすでにリリースしたゲームのバグ修正など、特別な理由がある場合には対応を検討いたしますので別途その旨をご記述ください。ただし、その場合には追加料金が必要となります。

予算同様、妥当性のない理由による期限の変更は許容できませんのでご注意ください。

その他の記述

必須項目以外に何か伝えておきたいことがありましたら、ご自由に項目を追加してお書きください。

ただし、必須項目の削除は絶対にしないでください。必須項目がきちんと記述されているかどうかは、このガイドラインに目を通しているかどうかや、取引相手として信用できる方かどうかの判断に使用しております。

また、このガイドラインの内容をすべて確認している旨を冒頭か末尾に必ずご記述ください。記述がない場合には、ガイドラインの確認をお願いする場合があります。

添付ファイル

相談に必要な画像や動画等は添付ファイルとしてご送信ください。ファイル数が多い場合にはZIPアーカイブの利用が可能です。

また、画像や音声等の素材を使用するプラグインのご依頼で、すでにそれらの素材を作成済みの場合には、事前にお渡しいただけますと、プラグインを素材に合わせて調整することができます。加えて、テスト用の素材をこちらで用意する手間がなくなりますので、コストもわずかながら抑えることが可能です。

関連プラグインについては、URL等から容易に入手可能なものの添付は不要です。もし何らかの理由で第三者の作成したプラグインを添付ファイルに含める場合には、そのプラグインを添付した理由と改変の有無を必ずご併記ください。

原則として相談に関係するファイルはすべて添付ファイルによってやりとりし、外部サービスは介さないようにしてください。プロジェクト全体の受け渡しなど、容量の問題により添付ファイルとして送信できない場合には、外部サービスを利用していただいても構いませんが、外部サービスを介してやりとりした情報を前提とした契約はできかねますのでご注意ください。取引に関係する内容は必ずココナラのみで完結するようにしてください。

『見積り・カスタマイズの相談』

『見積り・カスタマイズの相談』機能の設定項目は次の通りご設定ください。

* 相談タイトル  :プラグインの内容を表すタイトルをご記入ください。
* ジャンル    :《ソフトウェア・業務システム開発》
* 対応範囲    :《要件定義》・《フロントエンド開発》
* 開発言語    :《JavaScript》
* 用意してある素材:添付ファイルの内容に応じてご選択ください。
* 予算      :【予算】の記述内容と矛盾がないようご設定ください。
* 提案期限    :《30日後》
* 納品希望日   :【期限】の記述内容と矛盾がないようご設定ください。

提案期限は一切の事情によらず可能な限り遠い日付をご設定ください。早い日付が指定されても相談や提案を早めることはしませんので、急ぎの場合には別途その旨をお伝えください。

ガイドラインの改訂

このガイドラインは適宜改訂されます。ご相談の際には都度改訂履歴を確認し、常に最新のガイドラインをご参照ください。

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございます。

相談時に何かわからないことがありましたら、メッセージ機能にてお気軽にお尋ねください。

ご相談お待ちしております。
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