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貸金業登録 セルフ申請の全手順——7ステップと、面談で問われる七つ・実地調査で見られる三つ
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貸金業登録 セルフ申請の全手順——7ステップと、面談で問われる七つ・実地調査で見られる三つ

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Sentarou Kurono

2026年09月04日 20:36

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貸金業登録 セルフ申請の全手順

この記事で手に入るもの

貸金業の登録を、外部に丸ごと委託せず自社で進めるための道具一式です。

  • 参入判断の自己診断シート(9項目)と、純資産の3年試算表

  • 融資経験のある常勤役員を迎えるときの、退職証明書の依頼文の型記載の型

  • 登録審査の面談で問われる七つの想定問答シートと、臨むべき三人の役割分担

  • 事務所の実地調査**点検表(14項目)**と、当日の受け答えの台本

いずれも、書式をそのまま使えるように組んであります。手を動かす道具だけを集めました。

検査官が最初に見たのは、帳簿ではなかった

 貸金業の立入検査を、はじめて受けた日のことから書きます。

 検査の通知が届いてから当日まで、私は帳簿の整備に日を費やしました。法第19条の帳簿。契約ごとの記載事項。保存の年限。書面交付の記録。信用情報の照会の記録。奥の棚に、それらを束ね、付箋を貼り、どの問いにも該当の頁を開いて渡せるように備えた。検査とは、帳簿を検められることだと、疑いもなく思っていました。

 検査官は、事務所に入ると、帳簿のほうを見ませんでした。

 最初に足を止めたのは、店頭に掲げた貸付条件の一覧の前。次に、従業者の胸元。貸金業の従業者証明書を、その場で提示できるか。奥の帳簿に手が伸びたのは、その二つを確かめた後です。

 なぜ、そこから見るのか。あとになって理解しました。帳簿は、求められてから取り出すもの。だが掲示と証明書は、事務所の入口に、従業者の胸元に、すでに露わになっている。規程に「掲示する」「携帯させる」と定めておきながら現場にそれがなければ、規程と運用の乖離は、扉を開けた瞬間に一目で知れる。検査官は、最も嘘のつけない場所から見たのです。

 登録は、正しく準備すれば取れます。難しいのは、取ってからです。

 この記事は、新規参入企業の内部で、登録の取得から、社内規程の整備、帳簿とシステムの設計、指定信用情報機関との接続、行政の立入検査対応までを一貫して担った経験を、一般化してまとめたものです。制度の解説書がまず触れない三つの関門——行政庁との面談・事務所の実地調査・検査官が最初に見た二つ——を、正面から扱います。


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