EC事業部がある事務所までは毎日自転車で通う。
雨が降ればコミュニティバスだ。
バスは1時間に1本しか走ってないので乗り遅れたら遅刻確定。
その時は、ごめんなさいだね。
この地に単身赴任して1年経過するかな。
晴れた朝、自転車で誰もいない道を走ることが好きになった。
おにぎり片手に。
「おはようございます」と朝、挨拶をしてモニターに向かう。
まだ1人しか出社していないようだ。
人が少ないオフィスほど快適なものはないと物思いにふけっていると、相変わらず空気の読めないタイミングで鳴り響く電話の音だけ。
実はEC事業部はある営業所の一角を借りている状態。
営業所の中にEC事業部がある、変な構成になっているのだ。
このオフィスに、おれの「本音」を安心して吐き出せる人間は――まだ1人もいない。
EC担当という名の便利屋として、手書きFAXの解読や、プリンターのインク交換、wi-fiの不具合調査、電話回線業者との意味不明な雑用に首まで浸かっていると、ふと猛烈な虚無感が襲ってくる。
「おれはここで何をやっているんだろう」
「このままで、おれの人生の時間は削られていくだけじゃないのか」
誰かにこの胸の内をぶちまけたい。
そう思っても、口に出せばただの「不平不満の多い扱いにくい社員」として片付けられ、社内の人間関係のバランスが崩れるだけだ。
味方のいない職場で孤立することは、精神的に死を意味する。
ましてや営業所の一角をEC事業部が借りている立場。
ここはおとなしくすごすしかない。
だから、おれは愚痴を言うのをやめた。
代わりに、自分の中で徹底的に「心を壊さないための防衛システム」を作り上げた。
これは、味方のいない泥沼の職場で、自分のメンタルをすり減らさずに生き抜くための、私のサバイバル記録だ。
EC事業部がある事務所までは毎日自転車で通う。
雨が降ればコミュニティバスだ。
バスは1時間に1本しか走ってないので乗り遅れたら遅刻確定。
その時は、ごめんなさいだね。
この地に単身赴任して1年経過するかな。
晴れた朝、自転車で誰もいない道を走ることが好きになった。
おにぎり片手に。
「おはようございます」と朝、挨拶をしてモニターに向かう。
まだ1人しか出社していないようだ。
人が少ないオフィスほど快適なものはないと物思いにふけっていると、相変わらず空気の読めないタイミングで鳴り響く電話の音だけ。
実はEC事業部はある営業所の一角を借りている状態。
営業所の中にEC事業部がある、変な構成になっているのだ。
このオフィスに、おれの「本音」を安心して吐き出せる人間は――まだ1人もいない。
EC担当という名の便利屋として、手書きFAXの解読や、プリンターのインク交換、wi-fiの不具合調査、電話回線業者との意味不明な雑用に首まで浸かっていると、ふと猛烈な虚無感が襲ってくる。
「おれはここで何をやっているんだろう」
「このままで、おれの人生の時間は削られていくだけじゃないのか」
誰かにこの胸の内をぶちまけたい。
そう思っても、口に出せばただの「不平不満の多い扱いにくい社員」として片付けられ、社内の人間関係のバランスが崩れるだけだ。
味方のいない職場で孤立することは、精神的に死を意味する。
ましてや営業所の一角をEC事業部が借りている立場。
ここはおとなしくすごすしかない。
だから、おれは愚痴を言うのをやめた。
代わりに、自分の中で徹底的に「心を壊さないための防衛システム」を作り上げた。
これは、味方のいない泥沼の職場で、自分のメンタルをすり減らさずに生き抜くための、私のサバイバル記録だ。