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経営者の判断疲れは、経営だけが原因ではない。「自分・事業・部下」を同時に背負っている

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kazuakifukushima

2026年08月15日 06:44

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経営者は、一日に何回判断しているのだろう。

売上をどうするか。
この案件を受けるか。
採用するか。
社員に任せるか。
取引先にどう返事をするか。

それだけではない。

最近、少し太ってきた。運動した方がいい。睡眠も何とかしたい。親のことも気になる。妻との会話も減っている。子どもの進路もある。

そして会社へ行けば、

「あの社員、最近ちょっと元気がないな」

「この仕事を任せて大丈夫だろうか」

「もっと成長してもらわないと困る」

と、今度は人のことまで考える。

そりゃ、疲れる。

最近私は、経営者の「判断疲れ」について考えていて、一つの仮説を持つようになった。

経営者が疲れているのは、単純に仕事量が多いからではない。

「自分・事業・部下」という3つの人生を、同じ頭の中で同時に動かそうとしているからではないか。

これが今回のテーマだ。

経営者の頭の中には、3つの経営会議がある


一つ目は、事業の判断だ。

売上。

利益。

採用。

商品。

集客。

顧客対応。

資金繰り。

競合。

AI。

これだけでも十分に重い。

ところが経営者は、会社だけ経営していればいいわけではない。

二つ目に、自分自身の判断がある。

健康。

睡眠。

食事。

家族。

夫婦関係。

お金。

老後。

自分はこのままでいいのか。

40代、50代になれば、若い頃にはなかった問題も出てくる。

体力は落ちる。

親も歳を取る。

子どもの進路も変わる。

そして、ふとした瞬間に、

「俺は、この人生をこのまま走り続けていいんだろうか」

という問いまで出てくる。

さらに三つ目。

部下の判断だ。

部下が失敗すれば気になる。

悩んでいれば相談に乗る。

判断できなければ答えを教える。

成長が遅ければ、育成方法を考える。

社員同士が揉めれば間に入る。

こうして、

事業を考えながら、

自分の人生を考え、

さらに他人の人生まで考える。

頭の中で3つの経営会議が同時開催されているようなものだ。

しかも、どの会議にも閉会時間がない。

私自身、「身体は休んでいるのに脳は仕事中」だった


私は昔から、頭の中に仕事を溜め込みやすかった。

「あれもやらなきゃ」

「この判断で本当にいいのか」

「もっといい方法があるんじゃないか」

一度決めても、また考える。

人に任せても気になる。

家へ帰っても考える。

飯を食っていても考える。

風呂でも考える。

布団に入っても考える。

身体は仕事をしていない。

でも、

脳だけは24時間出勤している。

私は長い間、これを責任感のようなものだと思っていた。

真面目に仕事をしているから考える。

責任を持っているから気になる。

でも今は少し違う見方をしている。

責任感と、

「すべてを自分の頭の中で処理しようとすること」

は別物だ。

むしろ後者を続けていると、本当に自分が判断すべき重要なことへ使う余白まで失ってしまう。

真面目なリーダーほど「部下の判断」まで背負う

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