商品には自信がある。
空間もそれなりに整えている。
でも、なぜか手に取られない。
サロンでも、洋菓子店でも、催事でも、
「なんとなく並べている」ことで
商品の魅力が埋もれてしまっている売場はかなり多いです。
お店をしている方や、催事に出店している方、サロンで店販商品を扱っている方なら、一度は感じたことがあるかもしれません。
なんとなく売場がごちゃついて見える
POPを増やしても反応が変わらない
おしゃれにしたいのになぜか安っぽく見える
店販を強化したいけど、何を直せばいいかわからない
味には自信がある。品質にもこだわっている。パッケージも悪くない。
なのになぜか手に取られない。
説明すれば良さは伝わるのに、売場では通り過ぎられてしまう。
その原因は、商品そのものではなく、“見せ方”にあることがあります。
例えば、
商品が探しづらい。
おすすめしたい商品が埋もれている。
POPが多すぎて、何を読めばいいかわからない。
空間はおしゃれなのに、売場として見ると商品が選びづらい。
こういう状態は、実際の店舗や小さな売場でもよく起きています。
私は普段、内装設計や空間づくりの仕事をしています。
その中で強く感じているのは、空間は人の行動を変えるということです。
人が足を止める→奥まで進む→商品を見る→手に取る→購入する
これらは偶然に見えて、実はかなり設計されています。
その考え方のひとつが、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)です。
VMDは、売れるように並べるだけではありません。
「どこを見るか」
「どう歩くか」
「何を手に取りたくなるか」
そんな“お客様の体験”まで設計する考え方です。
VMDというと、アパレルや百貨店のような大きな売場をイメージする方も多いかもしれません。
でも本来は、商品を見つけやすくし、魅力を伝え、買いやすくするための技術です。
つまり、アパレルだけのものではありません。
美容サロンの店販、洋菓子店、雑貨店、催事、ポップアップ、物販、小さな小売店。
商品を扱う場所であれば、どんな業種にも応用できます。
このnoteでは、VMDの基本を空間設計の視点も交えながら整理しました。
売場を数字で見る方法
選びやすい棚づくり
“見たくなる”ディスプレイ構成
POPとサインの整理
視線と導線の設計
専門用語を覚えることが目的ではなく、
「自分の売場をどう見直せばいいのか」がわかることを目指しています。
読み終わる頃には、なんとなく並べていた商品を、意味を持って見せる視点に変えられるはずです。
実際、自己流で商品を並べていたサロンさんに売場改善のアドバイスをしたところ
なんと改善してから3日で商品が売れました!!!
商品自体は良いものを扱っているのに「なんとなく置いている」状態になっていて、お客様目線で見ると
・どこを見ればいいかわからない
・おすすめが伝わらない
・商品同士が埋もれている
そんな売場になっていました。
そこで、商品の分類や配置、POPの見せ方など整理したところ
営業トークを頑張らなくても、
お客様の方から「これなんですか?」と声がかかるように!
売場って、“ただ置く場所”ではなく「商品の魅力を伝える空間」
なんだと改めて感じた出来事でした。
この記事を読んで終わりではなく、実際に自分の売場を見直すきっかけになったら嬉しいです。
本書でご紹介するVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)のロジックは、VMDのプロフェッショナル育成機関である売場塾で学んだ体系的な理論をベースにしています。
第1章 VMDとは
売場って、ただ商品を置けばいいわけじゃない。
同じ商品でも置く場所、見せる角度、並べる順番、余白の取り方、照明、POPの言葉によってまったく違って見えます。
これは内装設計にもかなり近い感覚です。
どれだけ空間が整っていても、お客様がどこを見ればいいかわからなければ、商品は伝わりません。
どれだけ商品が良くても、売場の情報が整理されていなければ、選ばれにくくなります。
売場に必要なのは、まず伝わること。
何のお店なのか。何をおすすめしているのか。誰のための商品なのか。
それが一瞬で伝わることが大切です。
次に選べること。
商品が分類されていて、比較しやすく、価格や違いがわかる。
選ぶストレスが少ない売場は、自然と手に取りやすくなります。
そして心地いいこと。
見やすい、歩きやすい、圧迫感がない、世界観が整っている。
こうした心地よさは、滞在時間にもつながります。
売場づくりは、商品を並べる作業ではなく、お客様が理解し、選び、買いやすくなる流れをつくることです。
最初に考えるべきこと
売場を整えようとすると、つい「どこに何を置くか」から考えたくなります。
でも、本当はその前に考えるべきことがあります。
それは、この売場で何を伝えたいのかです。
誰に届けたいのか
何を一番見てほしいのか
どんな気分になってほしいのか
どの商品を主役にしたいのか
ここが曖昧なまま並べ始めると、売場全体がぼんやりします。
先に商品を置くのではなく先にコンセプトを決める。
空間の役割が決まっていないのに、先にディスプレイだけを整えても、
表面的な装飾で終わってしまうことが多いです。
VP・PP・IPという3つの役割
VMDでは、売場を大きく3つの役割で捉えます。
VP(Visual Presentation)→ 視線を止める
これは、お客様の足を止めるための見せ場です。
入口付近や遠くから見える場所で、「なんだろう」「ちょっと見てみたい」と思わせる役割があります。
VPが弱い売場は、そもそも気づかれません。
商品が良くても、テーマが伝わり視線が止まらなければ始まらないのです。
PP(Point of Presentation)→ 回遊する
これは、売場の中で興味をつなげるための見せ場です。
入口で止まったお客様に、店の奥まで自然に誘導する。別の商品にも興味を持ってもらう。
そんな流れをつくる場所です。
季節商品、新商品、キャンペーン商品、提案したい組み合わせなどはこのPPで見せると効果的。
ここで滞在時間が変わります。
IP(Item Presentation)→ 選択する
これは、実際に商品を比較して選ぶ場所です。
ここでは華やかさよりも選びやすさが大切になります。
分類されているか。
価格がわかるか。
手に取りやすいか。
違いが比較できるか。
IPが整っていない売場は、せっかく興味を持ってもらっても購入まで進みにくくなります。
お客様の流れで見ると、
VPで気づき→PPで興味を持ち→IPで選んで買う
この流れが自然にできている売場は強いです。
VPで気づき→PPで興味を持ち→IPで選んで買うという役割を知るだけで、お店の打ち出し方は劇的にクリアになります。
ですが、多くのお店が頭ではわかっていても、自分の店舗の棚やカウンターをどう並べ替えたらいいのかわからないという壁にぶつかります。
「うちのPOPの数は適正なのか?」
「主役の商品が埋もれていない?」
ここから先の有料エリアでは、
『良い売場と、見づらい売場の具体的なチェックポイント』を、豊富な実例図解とともに徹底解説します。
明日からすぐに自分自身で客単価とリピート率を変えられる「売場の正解ルール」を、今すぐ手に入れてください。
商品には自信がある。
空間もそれなりに整えている。
でも、なぜか手に取られない。
サロンでも、洋菓子店でも、催事でも、
「なんとなく並べている」ことで
商品の魅力が埋もれてしまっている売場はかなり多いです。
お店をしている方や、催事に出店している方、サロンで店販商品を扱っている方なら、一度は感じたことがあるかもしれません。
なんとなく売場がごちゃついて見える
POPを増やしても反応が変わらない
おしゃれにしたいのになぜか安っぽく見える
店販を強化したいけど、何を直せばいいかわからない
味には自信がある。品質にもこだわっている。パッケージも悪くない。
なのになぜか手に取られない。
説明すれば良さは伝わるのに、売場では通り過ぎられてしまう。
その原因は、商品そのものではなく、“見せ方”にあることがあります。
例えば、
商品が探しづらい。
おすすめしたい商品が埋もれている。
POPが多すぎて、何を読めばいいかわからない。
空間はおしゃれなのに、売場として見ると商品が選びづらい。
こういう状態は、実際の店舗や小さな売場でもよく起きています。
私は普段、内装設計や空間づくりの仕事をしています。
その中で強く感じているのは、空間は人の行動を変えるということです。
これらは偶然に見えて、実はかなり設計されています。
その考え方のひとつが、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)です。
VMDは、売れるように並べるだけではありません。
「どこを見るか」
「どう歩くか」
「何を手に取りたくなるか」
そんな“お客様の体験”まで設計する考え方です。
VMDというと、アパレルや百貨店のような大きな売場をイメージする方も多いかもしれません。
でも本来は、商品を見つけやすくし、魅力を伝え、買いやすくするための技術です。
つまり、アパレルだけのものではありません。
美容サロンの店販、洋菓子店、雑貨店、催事、ポップアップ、物販、小さな小売店。
商品を扱う場所であれば、どんな業種にも応用できます。
このnoteでは、VMDの基本を空間設計の視点も交えながら整理しました。
売場を数字で見る方法
選びやすい棚づくり
“見たくなる”ディスプレイ構成
POPとサインの整理
視線と導線の設計
専門用語を覚えることが目的ではなく、
「自分の売場をどう見直せばいいのか」がわかることを目指しています。
読み終わる頃には、なんとなく並べていた商品を、意味を持って見せる視点に変えられるはずです。
実際、自己流で商品を並べていたサロンさんに売場改善のアドバイスをしたところ
なんと改善してから3日で商品が売れました!!!
商品自体は良いものを扱っているのに「なんとなく置いている」状態になっていて、お客様目線で見ると
・どこを見ればいいかわからない
・おすすめが伝わらない
・商品同士が埋もれている
そんな売場になっていました。
そこで、商品の分類や配置、POPの見せ方など整理したところ
営業トークを頑張らなくても、
お客様の方から「これなんですか?」と声がかかるように!
売場って、“ただ置く場所”ではなく「商品の魅力を伝える空間」
なんだと改めて感じた出来事でした。
この記事を読んで終わりではなく、実際に自分の売場を見直すきっかけになったら嬉しいです。
本書でご紹介するVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)のロジックは、VMDのプロフェッショナル育成機関である売場塾で学んだ体系的な理論をベースにしています。
第1章 VMDとは
売場って、ただ商品を置けばいいわけじゃない。
同じ商品でも置く場所、見せる角度、並べる順番、余白の取り方、照明、POPの言葉によってまったく違って見えます。
これは内装設計にもかなり近い感覚です。
どれだけ空間が整っていても、お客様がどこを見ればいいかわからなければ、商品は伝わりません。
どれだけ商品が良くても、売場の情報が整理されていなければ、選ばれにくくなります。
売場に必要なのは、まず伝わること。
何のお店なのか。何をおすすめしているのか。誰のための商品なのか。
それが一瞬で伝わることが大切です。
次に選べること。
商品が分類されていて、比較しやすく、価格や違いがわかる。
選ぶストレスが少ない売場は、自然と手に取りやすくなります。
そして心地いいこと。
見やすい、歩きやすい、圧迫感がない、世界観が整っている。
こうした心地よさは、滞在時間にもつながります。
売場づくりは、商品を並べる作業ではなく、お客様が理解し、選び、買いやすくなる流れをつくることです。
最初に考えるべきこと
売場を整えようとすると、つい「どこに何を置くか」から考えたくなります。
でも、本当はその前に考えるべきことがあります。
それは、この売場で何を伝えたいのかです。
ここが曖昧なまま並べ始めると、売場全体がぼんやりします。
先に商品を置くのではなく先にコンセプトを決める。
空間の役割が決まっていないのに、先にディスプレイだけを整えても、
表面的な装飾で終わってしまうことが多いです。
VP・PP・IPという3つの役割
VMDでは、売場を大きく3つの役割で捉えます。
VP(Visual Presentation)→ 視線を止める
これは、お客様の足を止めるための見せ場です。
入口付近や遠くから見える場所で、「なんだろう」「ちょっと見てみたい」と思わせる役割があります。
VPが弱い売場は、そもそも気づかれません。
商品が良くても、テーマが伝わり視線が止まらなければ始まらないのです。
PP(Point of Presentation)→ 回遊する
これは、売場の中で興味をつなげるための見せ場です。
入口で止まったお客様に、店の奥まで自然に誘導する。別の商品にも興味を持ってもらう。
そんな流れをつくる場所です。
季節商品、新商品、キャンペーン商品、提案したい組み合わせなどはこのPPで見せると効果的。
ここで滞在時間が変わります。
IP(Item Presentation)→ 選択する
これは、実際に商品を比較して選ぶ場所です。
ここでは華やかさよりも選びやすさが大切になります。
分類されているか。
価格がわかるか。
手に取りやすいか。
違いが比較できるか。
IPが整っていない売場は、せっかく興味を持ってもらっても購入まで進みにくくなります。
お客様の流れで見ると、
この流れが自然にできている売場は強いです。
VPで気づき→PPで興味を持ち→IPで選んで買うという役割を知るだけで、お店の打ち出し方は劇的にクリアになります。
ですが、多くのお店が頭ではわかっていても、自分の店舗の棚やカウンターをどう並べ替えたらいいのかわからないという壁にぶつかります。
「うちのPOPの数は適正なのか?」
「主役の商品が埋もれていない?」
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『良い売場と、見づらい売場の具体的なチェックポイント』を、豊富な実例図解とともに徹底解説します。
明日からすぐに自分自身で客単価とリピート率を変えられる「売場の正解ルール」を、今すぐ手に入れてください。