たった一人で完成させた動画は2年で約50本!学内外のコミュニケーション活性化に繋げた大学のココナラ活用法
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コロナ禍でリアルでのイベントや説明会の実施が困難となり、その解決策として「動画」を積極的に活用する方針を立てた梅光学院大学。しかし、学内には知見も経験も撮影機材もなく、プロジェクトは担当者たった一人でのスタートとなりました。
そんな状況をサポートしたのがココナラ。ご自身は「動画撮影は全くの素人」でありながら、ココナラを通じて専門家とやり取りをしていく中で徐々に知見を深めていき、今や50本近くの動画を完成させた同大学・事務局長補佐の内山さんにお話をお伺いしました。
コロナ禍で大学でもオンラインのコミュニケーション強化が必須に
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本日はよろしくお願いします。まずは大学について教えてください
1872年、日本で6番目のミッションスクールとして長崎の地で創設された私塾がルーツです。1914年に山口県下関市に移った後に2001年に男女共学の梅光学院大学となり、現在は国際学部とこども学部の2学部を運営しています。
非常に歴史のある大学なのですね。大学の特徴についても教えてください
こども学部は幼稚園、保育園、小学校、国際学部でも中高の英語教員免許を取れるなど、教育系の学びに特徴があり、実際に卒業後は教員になる学生が多くなっています。こども学部はなじみがない名前かもしれませんが、「こども目線で学ぶ、子どもと学ぶ」ということを大切にしているという趣旨でこの学部名となっています。
また、留学プログラムの単位認定、留学先の授業料を奨学金として全額負担するなど留学制度にかなり力を入れているのも特徴で、過去には全国私立大学留学生率No.1になったこともあります。
今回はココナラで動画編集をご利用いただいていますが、制作することになったきっかけは何だったのでしょうか
コロナ禍で、オープンキャンパスやイベントなどリアルの場で本学の魅力を直接伝える機会が少なくなってしまったことがきっかけでした。特に本学は留学を積極的に推していた背景から、これからどのような大学を目指していくかについても丁寧なコミュニケーションを取っていくことが必要だったんです。
また、若い人を中心に、オンラインかつ非テキストの情報収集が基本になってきたことも理由の一つです。ただ、コロナ禍でWebオープンキャンパスを企画したのですが、リアルタイムで視聴していただくには限界がありました。そのような中、ちょうど大学のWebサイトリニューアルの話が持ち上がったり、企業が運営する大学進学サイトなどでも動画コンテンツに力を入れたりするような状況になってきたので、そこに対応できるよう私たちも動画制作にチャレンジすることになりました。
たった一人でスタートしたプロジェクト。ココナラのCMがきっかけで専門家に編集を依頼
なるほど。しかし大学内には動画制作できる人はいなかったのではないでしょうか……?
はい、全くいませんでした(笑)。そこで、「必要だ!」と声を上げた私が担当となり、企画や台本作成、出演者交渉、撮影など、自分でできそうなことは自分でやる、という方針でスタートしました。当初は撮影機材の購入から恐る恐る始めたことを覚えています。ただ、最終的なクオリティを担保するため編集だけは外注したいと考え、学長に説明し許可してもらいました。
ココナラに発注することになった経緯についても教えてください
周囲の知人や会社などからも話を聞いたのですが、制作する本数も多くなりそうな中、全てを制作会社に依頼するのはコスト的に現実的でないのではないかと感じていました。
そんな中で、頭の中に残っていたのが「仕事頼むならココナラ♪」というココナラのCMだったんです。「そうか、フリーランスの方に直接頼めばいいのか」と思い起こし、他社のサービスも含めいろいろと調べてみたのですが、正直なところあまり判断もつかなかったので、CMのイメージが強くあったココナラを使ってみることにしました。
実際にココナラを見てみると、出品サービスも出品者プロフィールもかなり細かく書かれており、どのような形で誰に依頼すれば良いのかということを大まかにイメージすることができました。その上で出品されている方の中から評価や料金を比較しながら絞っていったのですが、今後英語版の動画を作る可能性もあったため、翻訳対応も可能と書かれていた方に依頼することにしました。
初めてのやりとりはいかがでしたか?
依頼する方は決めたもののどのように頼めば良いのかがわからず不安だったのですが、ココナラの見積相談では項目が細かく設定されており、それに沿って入力すれば良かったこと、また相談の目的や背景については例文もあったのでそれを参考にしながら記載することができたのはかなり助かりました。
その後のやりとりも最初は不安でした。知識がないため、「この動画で何を伝えたらいいと思いますか?」と本人に聞いてしまうようなところがスタートで(笑)。「今回はカジュアルなYouTubeっぽい内容に」「これは教授のインタビューなのでちょっと硬めに」など、本当にざっくりとしたイメージを伝えつつ、やり取りを重ねる中で伝えるべき要素を汲み取って編集していただきました。その中で、ご自身で本学について調べて素材を追加してもらうなど、想像していた以上のクオリティで完成していただくことができました。
動画を通じて、学外だけでなく学内のコミュニケーションも活発に
完成した動画の反応はいかがでしたか?
YouTubeにアップしたものの全てが多くの視聴回数を取れているわけではありませんが、中には10万回再生を超えるものなど、多くの方に見ていただけるコンテンツも出てきましたし、進路ガイダンスなどで高校生と直接話す機会で「YouTubeを見ました!」と言っていただけることもあります。また、学長や教員が他大学や講演会などに伺う際にも、プレゼンテーションの前に動画を見ていただくことで、概要を大まかに理解していただくことにもつながっています。
それ以上に効果が出ていると感じているのが学内コミュニケーションです。思った以上に教員や学生が見てくれていまして、動画を通じて職員間の交流が生まれたり、授業の中で動画を活用してくれたりといったケースが生まれています。当初は周囲も撮影にあまり協力的ではなかったのですが、制作を重ねる中で「あの先生が出ているなら私も」と言ってくれる教員も出てきましたし、ほかの部署からは「こういう動画は作れないか?」というアイデアも寄せられるようになりました。
それだけの経験を重ねられるとご自身にも影響があったのではないでしょうか?
はい。やり取りを重ね、いろいろとアドバイスをもらう中で、どのように企画をすれば良いか、撮影の仕方を工夫すれば良いかなどが徐々に理解できてきましたし、スムーズなやり取りをするための方法なども考えられるようになってきました。
当初は私一人でスタートした動画プロジェクトですが、今ではメンバーも増え、チームで進められるようになりました。
ありがとうございます。
最後に今後の目標や、使ってみたいココナラのサービスなどについて教えてください
学生の活動や社会貢献の取り組み、保護者向けの内容など、まだまだ動画化していきたいテーマはたくさんあるので、今後もどんどん作っていきたいですし、現在ある動画のショート化にもチャレンジしてみたいです。今日初めて知りましたが、WebサイトやYouTubeのデータ分析サービスなどもあるということなので、それらを活用しながらより多くの方に見ていただける取り組みをしていくこともできるのではないかなと思います。
また大学という職場の特性上、さまざまな場所で発表する資料作成の機会も数多くあるので、そういったものも活用できそうです。そのほかにもココナラには大学内で使えるサービスカテゴリも多くありそうなので、これからもいろいろとチャレンジしてみたいですね。
梅光学院大学
創立 :1872年
公式サイト :https://www.baiko.ac.jp/university/
公式Youtube :https://www.youtube.com/@baikogakuinuniversity
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