リラクゼーションマッサージのフランチャイズについて考察

記事
コラム
過去に、ご相談のあった内容を少しだけ紹介いたします。






相談内容

検討中の事業としては、某リラクゼーションマッサージ(エステ)になります。なぜこの事業に興味を持ったかといいますと、私が管理サイドに完全に回れるのではという考えがあり興味を持ちました。

某リラクゼーションマッサージの本部にお伺いし、代表者様と面談をしております。そのうえで、2店舗同時に出店しようと思っていますが、出店候補地にはほかにもリラクゼーションのお店やエステ店が多数出展されており、顧客確保の問題を懸念しております。

他の方の意見も取り入れて考察したいためご相談させていただきました。








回答内容

新規事業としてリラクゼーションエステのフランチャイズ加盟をご検討中とのことですね。そして、新規事業参入時のポイントは、自身が現場に入らずに運営できるオーナー型のモデルを望まれているということ、理解しました。

検討中の事業は、店舗型になるため立地戦略と資金調達、人材の採用やチーム作りが鍵となります。その点のポイントについて、検討中のFC本部がどのように考えているのかをまずご確認ください。出店戦略はフランチャイズ本部によって異なります。

本部に頼らずに自身でマーケティングをする方法として、出店を考えている立地に近い同様の店舗を探し、1日にどのくらいの客数が入っているのかを近くの場所から調査をする方法があります。検討中のFCと同様の店舗が近く煮なければ、同様のサービスを提供している他社でも問題ありません。マッサージ店を新規で始める際にこの方法と同じことを約一週間調査した後に業界に参入した店舗は初月から黒字化に成功し、更にリピーターを獲得するサービスや仕組を考え複数店舗展開した実例などもあります。

新規参入する業界理解のために、これから加盟しようとしているサービスの同業他社のサービスを利用いただくことを推奨します。利用する場合、サービスを受けている最中に施術者に色々と運営上の情報(雇用形態、給与体系、研修の有無、店長制なのか、引き抜きはあるのか等)をヒアリングしてみてください。また、知人に費用を支払い、覆面調査をしていただくことで情報をとる方法もあります。FC本部からの情報をうのみにせずに、ご自身でマーケティングをおこない、そのうえで、顧客づくりの仕組みや新規の集客手法をFC本部にご確認いただき、顧客を確保できるかをご判断いただければと思います。

リラクゼーションマッサージ事業でワンオペ運営ではなく、チーム作りが必要な業態である場合、現場を管理するスタッフの力量によるところが大きく属人化するため、核となるスタッフに依存してしまうリスクはあらかじめ理解する必要があります。最近は、箱だけを用意し、属人化させずに業務委託のスタッフのみで運営を回す手法が多いですが、どちらにも一長一短があるといえます。


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