ペアレントトレーニング〜整え上手になろう〜

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こんにちは。
3歳11ヶ月の男の子と5歳4ヶ月の女の子を育てている、2児の母です。

下の男の子が2歳半のとき、言葉が出てこないことを機に区役所で行なっている発達検査へ・・・。
「自閉症スペクトラム」の特性があると小児科医に言われ、療育を紹介されました。
現在、3つの児童発達支援センターに週5で通っています。

その中のひとつ!A事業所で学んだ、ペアレントトレーニングのお話を前回と前々回はしてきました。



今日は、整え上手になろう!というお話をしていきたいと思います。

困った行動に対して感情的に怒るばかりの接し方ではなく、よいところに着目してハードルを下げてほめる!
これができたところで、困った行動に対してひとつひとつ整理をして整えていきましょう!

まず、困った行動を挙げてみます。
① 興味があるものを目にすると待つことができず、泣き叫ぶ。
② 思い通りにいかないとき(行きたい場所に行けないやいつもと違うルーティーンになったとき・履きたい靴が履けないなど)泣き叫ぶ。
③ 好きな活動に入ると切り替えができず、次の行動へ移せない。

一見、小さな子供にはよくある行動なのでたいしたことないじゃん!と思いがちですが・・・思い通りにいかなくて泣き叫ぶ行動に困っているんです。
泣き叫び方が、尋常じゃない!!!!(笑)
家の中ならまだしも、外出先でも尋常じゃない泣きっぷりでめちゃくちゃ迷惑。。。
今はだいぶ減りましたが、2歳の頃が一番ひどく・・・床だろうがアスファルトだろうが土だろうが構わず寝転がって泣き叫びながら暴れる!!
抱っこしてその場を去ろうとしても、抱っこを断固拒否!!
無理矢理抱っこすると、泣き叫び方がますます増して海老反り状態になり・・・ほんと、その場を去るのが大変だった。
公園とか、他のお母さんたちもいるしめっちゃ恥ずかしかった(泣)。

困った行動を起こすのには、必ず理由があって全ての行動をなくすことはなかなかできないかもしれませんが、環境を整えてあげることによって困った行動を防ぐことができます。

◆気になるものや苦手なものを取り除く
◆予定や指示を視覚的に示す
◆本人の好きなものや活動を取り入れる

まず、①の待てない!
これは、長時間待つような環境を取り除くしかないです。
なので、我が家はディズニーランドとか行けません(泣)!!
行ったとしても、誰か面倒を見てくれる大人を数人連れていき長時間待つ!という環境がないディズニーライフを本人にさせることです。
あとは、順番待ちできそうなら好きな動画を見せてあげるなどして何とかおとなしくさせることかな。
児童発達支援センターで順番待ちの訓練をしていること、幼稚園に入ったら嫌でも順番を待たなければいけないこと!これらを経て順番待ちができる子に育ってほしいと願っているところです。

そして、②の思い通りにいかないとき!
これは、いろんなパターンがあるので例をあげて対策案をお話します。
【例】
朝、お姉ちゃんの幼稚園バスまで一緒に行ってお見送りをすることが日課となっている息子くん!いってらっしゃいの後、「ベビーカー、スーパー」と言うようになりました。そう!ベビーカーでスーパーに行きたいと言っているのです。でも、日によってすぐ児童発達支援センターに行かなければいけない日もあってスーパーに行けない日があったので、その日は本当に困りました。
泣きじゃくって家の中に入らない。めっちゃご近所迷惑。。。

ここで、視覚的に予定を示す訓練を家ではじめました。

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こんな感じで、「今日はねーねいってらっしゃいの後、C事業所だからスーパーベビーカーブブーね」と伝えていました。
これがなかなかすぐに理解してくれなくて、やっぱりスーパーに行けない日は玄関の前で泣き叫んでなかなか家に入らない日が続きました。

でも、ある日、スーパーに行けない日にベビーカーで幼稚園バスのバス停まで行ってみたんです。
そしたら、家に帰ってきたときすんなりお家へ!!
え??スーパーじゃなくて、ただベビーカーに乗りたかっただけ??
よくわからないのですが・・・ベビーカーでバス停まで行く日はスーパーに行けない日!という自分なりの理解が出来上がって泣かなくなりました。
そして、歩いてバス停まで行った日は「ベビーカー、スーパー」と言うようになりました。

うちの子の場合、言葉で伝えるのは全くダメで視覚的に伝えると少し理解して、身体で覚えさせるとすぐ理解できるみたいです。

でも、視覚的に「今日は⚫︎⚫︎事業所だよ!」と教えることで3つの事業所の名前と場所も覚えることができました!
今では、バス停までベビーカーで行かなくても「今日はC事業所だよ!」と朝伝えるだけでちゃんと理解し、すんなり家の中に入ってくるように!

これが地道な作業でして、いまだに思い通りにいかなくて泣き叫ぶパターンがいくつかあるので整理していかないとな!って感じです。

最後の③、切り替えができない!
これも永遠のテーマのような現状です。。。
だいぶ切り替えができる場面も増えてきたのですが、時間が決められている室内の遊び場に行っての切り替えはいまだにできません!

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こちらのタイマー。
ネズミさんがチーズを食べ終わったらおしまいね!というアプリ。
3分、5分、10分、60分といろいろあります。
息子はこのタイマーが好きで、ちゃんと自分でも「チーズ!おしまい!」と言って理解しています。
でも、いざ遊び場で使ってみても「やだー!!!!」と言ってダメなんです。

今は、室内の遊び場に行く環境を取り除いてもう少し成長したらまた行ってみようと思います。

このように、環境を整えてあげることによって改善されることもあるのです。
本当に地道な作業ですけどね!!
でも、理解してくれて泣かなかった日は本当に嬉しくて・・・そんなときは思いっきりほめてやるといいそうですよ!!






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