ペアレントトレーニング〜ほめ上手になろうその②〜

記事
ライフスタイル
こんにちは。
3歳11ヶ月の男の子と5歳4ヶ月の女の子を育てている、2児の母です。

下の男の子が2歳半のとき、言葉が出てこないことを機に区役所で行なっている発達検査へ・・・。
「自閉症スペクトラム」の特性があると小児科医に言われ、療育を紹介されました。
現在、3つの児童発達支援センターに週5で通っています。

昨日、ペアレントトレーニングほめ上手になろうその①についてお話しました。
今日は、その続き!

前回は、困った行動に着目するのではなくよい行動に対してハードルを下げてほめてあげる習慣をつけましょう!というお話をしてきました。
困った行動に対して感情的に怒るだけの関わり方だと、一時的には効果があるように見えても結果的には子供にとって悪い行動へと移ってしまうため、よいところを見つけて些細なことでもほめる!という意識をつけて子供との接し方を変えるといいです。

怒るだけの対応だと・・・
⚪︎「また怒られるかもしれない」という不安や緊張感がいつも残ってしまう
⚪︎人や場所を意識して困った行動を起こしてしまう(誰も見ていないところで問題行動を起こすなど)
⚪︎感情的に怒られた方法で親や友達に関わってしまう
こんな子供になってしまう可能性があります。

ほめる!と一言で言ってもなかなか日々忙しい中できるものではありません!
私は、A事業所で学んだ困った行動に対して指摘するのではなくほめるポイントを見つけてほめてあげる!という行動が大事なんだ!ということを頭に入れておくことができただけでいいのかなと思っています。
頭に入っているだけで、心に余裕ができた日は不思議とほめることができるもんです。毎日無理してほめる必要はないと思います。いつもと違う自分を無理に演じて疲れるから(笑)

【例】
小学生のAくんは、朝起きてから自分で着替えて準備を済ませ家を出て、学校の校門の前まで行きましたが・・・学校には行かず帰ってきてしまいました。

さて、あなたなら帰ってきたAくんになんと声をかけるでしょう。
多分・・・「なんで帰ってきたの??」という第一声でしょう。その後、「せっかく学校まで行ったのに・・・」とペラペラ文句を言うかもしれません!
もしかしたらAくんは、ドキドキして学校に入れなかったのかもしれません!理由も聞かず帰ってきてしまったことに対して問い詰めてしまう関わりをしてしまうと、子供は自分はダメな人間なんだ・・・学校に行きたくない・・・などと悪い方向へと行ってしまうかもしれないのです。
そうではなく、Aくんがとったよい行動をほめてあげる接し方をしてあげるといいのです。

⭐︎自分で着替えてちゃんと準備できてたね
⭐︎校門まで行けたね

不安を抱えながら登校する子供にとって、この行動だけでもほめてあげるべき行動なのです。
「次は頑張ろう!」と子供が思える伝え方で接することが大事なのです。

この例を学んで、朝、幼稚園行きたくない!着替えるの面倒臭い!と言う娘に時間はかかってもちゃんと自分で着替えようとしたとき自然とほめられるようになりました。
着替え始めるのが遅いからといってそこは絶対指摘しません!
早く着替えたらどーですかー?と柔らかく言う程度です。

という感じで、ハードルを下げて問題行動の指摘をする前にほめてあげる関わり方をするだけで子供は自信につながってよい行動が増えるそうです。
その他にも・・・
⭐︎喧嘩している場面ではなく、仲良く遊んでいるときに着目してほめてあげる
⭐︎片付けができなくても、片付けしよう!という声掛けにこちらを向いてくれたり返事をしてくれたりしたことをほめてあげる
などなど・・・。

ポイントは、よい行動をした後にすぐほめる!ということです。
そして、わかりやすい言葉や表現を使う!ということです。かっこよく座れているね!ではなく、手はおひざ!バッチリだね!や背中がピンとなってて素晴らしい!など、どんな座り方がよいのか?を伝えると尚いいです。
そして、子供に合ったほめ方をすること!
①言葉でほめる→よくできたね!すごいね!など
②身体を使ってほめる→くすぐる、ハイタッチなど
③活動や遊びを使ってほめる→好きな遊びや活動を一緒にしてあげるなど
④ごほうびを使ってほめる→ポイントを集めて好きな活動や物と交換するなど

私の場合、息子は言葉の理解力がないのと状況判断ができないのとでほめても他人事のようなときがあったんです。
人の話を聞いていなくて無視する傾向もあったので、抱きしめてほめることをしてました。
そうすると、喜んでいました。
今は、だいぶ言葉の理解力がついてきたのでよい行動を言葉で言って最後にえらいね!やすごいね!などと言ってほめています。「ジュースゴミ箱に捨ててきたの?えらいね!」や「わっ!今のお返事いいお返事だったよ!」など。

どうですか?お子さんをほめられそうですか?
まずはハードルを下げてお子さんに合ったほめ方をしてみてください。

次回、問題行動を起こしている原因を考えるため「整え上手になろう!」というお話をしたいと思います。






サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す