さて、人は太陽の力は偉大だと認めているわけだが。
誰も太陽の力をそのまま受け取ることはできない。大気という薄曇りに光を通して、ようやく人や植物に優しく降り注ぐのだ。
私は時々、焼き付く様なエネルギーとチャンネルを合わせてしまうときがある。強いエネルギーを解き放つ存在が宇宙にいるとして、彼らはいつもこんな愚痴を呟いているに違いない。
「愛したいのに、弱ってしまった地球には何も届けられない」
以前にブログに書いた気高い女神性とコンタクトを取り始めた時もそうだ。とくに彼女の視線には焼きつくされそうだった。彼女は言い訳など許さないし、停滞を打破し続けるという行動でしか相手を評価しない。
たとえどんなに神聖なエネルギーの持ち主であっても、行動が無ければ、それがこの地上で最も必要な生命エネルギーを助けるとしても、彼女の支援を受け取れないだろう。
私の場合、どうせ消えてしまうのだから焼き尽くされてもいいかとして強すぎるエネルギーに触れ合ってきたが、他人にエネルギーを提供するセッションを行う上でそれは許されない。
ならばどうするか。
科学の力を使った。
レイキヒーリングを学んだ。
チャネリングで宇宙に応援者を募った。
人工精霊を造った。
それでも、強力すぎた。人によってはまだまだ、強すぎるといわれた。そんな中、タロットを使ってみてはどうかと、女神が答えた。
女神は、人は混沌に生きることで精いっぱいで、見知らぬ大きなエネルギーを受け取る勇気が生まれることは稀なのだと答えた。
私は深くつながる女神に、タロットを扱うためのエネルギーや作業のほとんどを託している。
私たちのエネルギーはお互いが衝突し合い、仲裁し合い、水晶の中のプリズム作用のように、多次元に多彩に優しい形で展開されるようになった。
今のところ、これを正解にしている。
強すぎる宇宙エネルギーや生命エネルギーは、扱うことすら難しく、誰も受け取らがらない。
この連鎖を断ち切るために、私はいろいろ学び、学び成功や失敗を経験したうえで、出会ったのかもしれない。
出来上がりのエネルギーはあまりに素朴で、優しくて、一見すると圧倒的に野蛮で壮大なエネルギーとは感じさせない。
タロットはエネルギーが弱っている状態でも、優しく問いかけ働きかける歴史が作り上げた術式なのかもしれない。