事例で理解 志望動機の発見7ステップ

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ビジネス・マーケティング
前回は、志望動機を決める基本ステップとして、自己分析を7段階に分けて説明しました。
ステップを踏んで自己分析を進めると自分らしい志望動機を作ることができます。
しかし、いざ書くとなるとペンが進まないのではないでしょうか。
という訳で、今回は、具体的な事例を通じて、営業職正社員希望の一人の人物に対する自己分析のステップを事例で説明したいと思います。

【ステップ1】自己分析の始まり
あなたは現在、小売店で店舗販売員として働いています。しかし、将来的には営業職の正社員になりたいと思っています。

【ステップ2】スキルと経験の整理
あなたは小売店での経験から、顧客対応、コミュニケーション、製品知識、販売テクニックなどのスキルを持っています。また、過去のアルバイト経験から、責任感や柔軟性などのソフトスキルも身につけています。

【ステップ3】目標の設定
5年後には、大手企業の営業担当として活躍することが目標です。自分の成長とスキルの向上を通じて、新しい市場でのビジネスを開拓し、企業の成功に貢献したいと考えています。
※あなたが、仕事でなりたいと思う夢は何ですか?あなたの夢、希望を具体的に書いてみます。

【ステップ4】興味と情熱の特定
あなたは販売業界で経験を積んで、顧客との関係構築や新しいビジネスチャンスの発見に情熱を抱いています。営業活動に興味があり、その分野での成長に情熱を傾けています。

【ステップ5】スワット分析を実施
強み: コミュニケーションスキルがあり、新たな顧客との関係構築に向いている。
弱み: 営業経験が不足しており、製品知識を深める必要がある。
機会: 営業職は成果に応じたインセンティブがあるため、頑張り次第で高収入を得られるチャンスがある。
脅威: 営業職は競争が激しいため、競合他社に対抗できるスキルが必要。

【ステップ6】フィードバックを受ける
友人や現在の上司に、自己分析の結果や志望動機についてフィードバックを求めました。友人からは、あなたのコミュニケーションスキルが強みであるとの意見が得られ、上司からは販売経験が営業職に転職する上での強みであるとのアドバイスを受けました。

【ステップ7】総括と志望動機の明確化
自己分析を通じて、あなたは自身の強みと弱みを理解し、営業職への志望動機を明確化しました。具体的な志望動機として、営業職での成果に貢献し、自身のキャリアを発展させたいとの決意をしました。志望動機の中には、小売業で培ったコミュニケーションスキルや顧客対応経験を活かすという要素も含め、志望動機を具体的かつ説得力のあるものに仕上げました。

【まとめ】
販売職から営業職は比較的親和性のある職種であると思いますが、漠然と営業職にチャレンジするだけでは、十分な志望動機とはならず、応募書類、面接で他の候補者を抜きんでる刺さる志望動機にはならないと思います。
自分の強みと弱みを言語化し、今までの経験とこれから取り組みたい対象の職種についてまとめていくには上記7ステップ通りに考えることで最終的に自分だけの志望動機を形作ることができるでしょう。
あなたもこの事例を参考に、自己分析を行い、志望動機を明確にしてみてください。

※志望動機は面接試験の要です。特に非正規雇用から正社員になる場合、全く未経験の職種にチャレンジする場合、志望動機は具体的で熱意が溢れるものに仕上げ、面接官に強く訴えるものにすることが内定への大きな一歩となります。
ステップ6フィードバックは面接試験の経験豊かな人に聞いてもらうことをお勧めします。
第三者の意見は貴重な体験になります。


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