自分を大切にする方法⑦腹が立った時の心のしずめかた4ステップ

記事
コラム

今回は
「腹が立った時の心のしずめかた」。


「理不尽なことを言われた、された」

生きてたら必ずある、
頭に血がのぼる出来事。

「仕返ししてやる!!」
「この怒りをどこかにぶっつけたい!!」

こんなとき。

自分や相手の感情の渦に巻き込まれず、
心の平安を保つメリットと
心の持っていき方をお話します。


「感情の渦に巻き込まれない」
という感覚が分かると、
高い次元で自分を大切にできます。

・嫌なことがあっても立ち直りが早い
・トラブルが最小限で済む
・感情を相手にぶつけることで陥る自己嫌悪を回避できる
・エネルギーや時間の節約(疲れない)


怒りを飲み込んだり押し殺す…
といった「我慢すべし」って
話じゃないです。

(それはむしろ「絶対やったらダメ」なことです)

ぜひご参考に。

本当に使いたいことに
時間やエネルギーを注げるようになりましょう。

「感情の渦に巻き込まれる」とはどういうことか


まず、「感情の渦に巻き込まれる」
とはどういう状態なのか
はっきりしておきます。


例えば、何か嫌なことをされて

「仕返ししてやる!!」
「この怒りをぶっつけたい!!」

と怒ってるとき。


あなたは相手に腹を立てていますよね。

それが

「感情の渦に巻き込まれてる」

ということです。


まず、相手の感情の渦に巻き込まれました。

そして、自分も渦の一部になってしまい
ぐーるぐる…という状態なのです。


巻き込まれないためには、一歩引く


「え?(意味がわからない)」
と言わずにもう少し聞いていただきたいです。


巻き込まれないためには

「渦の外に自ら出る」

ということが必要なのです。

渦から一歩引くイメージ。


お釈迦様の言葉で
こういうのがあります。

「悪口を言われても、
受け取らなかったら
発した人が持って帰ることになる」


悪口を言われても、
受け取らなかったら
自分への悪口にはならない。

自分は影響を受けることはない。


言った人が持って帰ることに。

そして、責任を取らないと
いけなくなるんです。


ここまできっぱり考えられる人は
中々いないと思いますが…(私もできない)


「ついついすぐ怒ってしまうところ、
直したい…」

と思ってるあなたは、まず
「私は巻き込まれない」と決めましょう。

そして、渦の外に出るイメージを
常に持ち続けてください。

怒りを打ち消すのはダメ


ここで大切なことを話します。

それは「怒りを打ち消すのはダメ」
ということです。


私たちは人間だから、感情があります。

「感情の渦から一歩引く」

といったって、
一瞬は怒りも出てくることでしょう。


その感情を

「こんなことを考えてはいけない」

と押さえ込もうとするのはダメ。


知らない間に溜め込んでしまい、
いつか自分では制御できない形で
表面化してします。

具体的には…

・依存
・キレやすさ(暴言暴力)
・酒癖
・性欲

など、周りを傷つける形で表面化するか。

あるいは

・精神疾患
・体の病気
・自傷行為

など、自身を傷つける形で表面化するか。

いずれにせよ、

「怒りは打ち消してもなくならない」

ということを知ってほしいです。


だから、消化する作業が絶対に必要。

消化する作業のやり方も含めた

「感情の渦に巻き込まれない方法」

を次のところで説明します。

感情の渦に巻き込まれない方法4ステップ


それでは、感情の渦に
巻き込まれないようにする手順を
4ステップに分けて説明していきます。


①何か言い返したり感情をぶつけたくなったら沈黙
②ひとりになる
③自分の気持ちを受け止める
④心が静まったら「I(アイ)メッセージ+事実」だけで気持ちを伝える


補足的に説明します。


①何か言い返したり感情をぶつけたくなったら沈黙

ともかく、大前提として
「言い返さないこと」が最重要。


感情はぶつけても
120%うまくいきません。

いい人であるあなたは
きっと自己嫌悪になり、
消耗することでしょう。


「そんなこと言ったって、
言い返さないと感情が収まらない!」

そんなあなたに。

言い負かすのではなく、
言い返さない時点で勝ち1点。

これを覚えておいてください。


②ひとりになる

メールやLINEは
やりとりを中断しましょう。

電話も「感情を静めたい」と言って切る。


一緒に住んでる場合は、
別室に行ければ十分。

「感情を静めたいから、
ひとりになる」

と伝えて他の部屋へ行き、
ドアを閉めましょう。


まずは物理的に距離を取ることです。



③自分の気持ちを受け止める

自分自身に

「私は何が嫌だったんだろうか」

と尋ねてみましょう。

そして、それを紙などに書きだす。
ただ聞いてくれそうな人がいたら人に話すのも◎。


どんな汚い言葉が出てきても
構わず「そのままの自分の気持ち」
を拾ってあげましょう。


汚いものを飲み込んだら、
お腹の中で腐って毒になります。

先ほど書いた
「怒りを打ち消そうとする」
状態になってしまうのでね。


「こんなこと思っちゃダメだ」
はなし。

誰も見ていません。
ためらわず外に出してあげましょう。


人に話す場合は、

「信頼できる」
「ただ、黙って話を聞いてくれる」

相手を選びましょう。


自分の気持ちがわかってきた頃には、
少し心が静まっていることでしょう。


④心が静まったら「I(アイ)メッセージ+事実」だけで気持ちを伝える

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↑自分がこの表情になってるのをイメージしましょう(笑


ポイントは、ズバリ「少ない言葉」。

いっぱい話さず、最低限の言葉を選ぶ。
それもシンプルな言葉がいいです。


自分に非があると感じた部分は、
必ず謝罪しましょう。

もうこの頃には、感情も静まっています。

冷静にこのことを
「作業」として行えると思います。


ここで、ひとつ例文を挙げます。

「私が夫婦別居をしたときの話し合い」
というアレな内容で申し訳ないんですが(笑)


私が夫婦別居した原因のひとつ。

それは元夫の酒癖でした。

暴力や暴言じゃなく、
飲みすぎて正体なくすのが怖かったです。

ようやく寝てくれたと思っても

「え、死なないよね?」

的な色んな症状も怖かった。


家を出ると話したとき

「I(アイ)メッセージ+事実」

に沿って言ったことは、
次のような内容でした。

あなたがお酒を飲んできた日は、とてもこわいを思いをします。
あなたが寝た後も心配でこわくて、夜中の1時2時まで眠れない。

私の家なのに、何もしてない私が安心して過ごせなくて困っている。
だから家を出ていきます。お金をください。

「I(アイ)メッセージ+事実」
だけを話すと、こうなります。


「あなたが
そんなことをするから〜
(Youメッセージ)」

とは違って、
相手を責める言葉がありません。


数字も入っていて、
困ってる理由が明確に伝わりやすい。

そして結論と
やってほしいことをはっきりと話します。


怒りが完全におさまってる状態で
伝えるのが最大のコツです。


感情の渦に巻き込まれない=相手を無視することではない


「感情の渦から巻き込まれない」
というのは相手を無視することではないです。

一歩引いて観察する感じに近いと思う。

慣れてくると、自分の感情や状況すら
俯瞰したり、観察できるようになります。


「あぁ、怒ってんな私。
あぁ、きちぃなぁーー(笑)」

こんなんなってる私、
いじらしいやん。

おーよしよし。

がんばってたのに、
理不尽だったよね。


こう思えたら、
客観的になることができてる印。

でも、その前には、必ず
いったんは受容する必要があります。

怒った自分の気持ちを、
十分受け止めてあげることを
忘れないでください。



「私ばっかり相手に尽くしてばかり…」

もしくは

尽くしているのに
大切にされないどころか、
雑に扱われている気がして
モヤモヤしているあなたに。

あなたの今の状況を俯瞰し、
あなたにフィットした形で
どのようにコミュニケーションを
取ればいいか等、アドバイスしています。


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