産婦人科の閉院は誰の責任なのかな

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産婦人科の病院が突然閉院し、困った問題になっているようです。

テレビのニュースで、憤慨している患者のコメントを流していたのを聞いて、世の中をどうしたいと考えての行動なのかと感じさせられました。

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閉院の理由は経営難のようです。
出産数が激減し、産婦人科の経営は厳しいと番組での説明がありました。
ニュースが伝えようとしているのは、少子化とか出産数が少ない世の中に対する問題提起なのでしょうか。

そもそも、産婦人科医になろうと考える医師は減っています。
その理由の一つに出産数のこともあるとは思いますが、そんなことよりも、大きな問題が置き去りにされています。

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近年、医療訴訟が増加傾向にあります。
訴訟になる案件は外科や産婦人科で、反対に訴訟件数が少ないのは精神科です。
医療事故の中には、確かに医師側の過失もありますが、訴訟に中には事故なんかではなく患者側の誤解や知識不足も多くを占めています。
訴訟対応を商売にしている方もいるので、あまり強くは言えませんが、国民の個人的な行動が産婦人科医や外科医の減少に影響しているのは間違いない事実です。
その結果、数少ない産婦人科の医師が都市部に集中し、地方には産婦人科がない地域が広大に広がっています。

都会の人間は自分勝手だと感じます。
彼らは勝ち組なのかもしれませんが、この国を悪い方へ導いているのは都会に住む人のように思います。
田舎の人間は訴訟なんか起こしません。
私も医師の判断ミスで、とんでもない思いを何度か経験していますが、その都度、辛抱強く耐えてきました。
悲しいけど、それが人としてのルールだと思います。

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まして、今回のニュースで取り上げられている病院は個人経営です。
個人の飲食店が閉店になっても大きな問題にならないはずです。
病院だって同じことで、経営者は、精一杯、最後の最後まで経営しようと努めたと思います。
建設業では連鎖倒産なんて話は、よくあると思います。
どうして産婦人科が、マスコミから攻撃的な扱いをされているのか納得いきません。

こんなニュースを流すことによって、個人経営の病院やクリニックが減ってもマスコミは何の責任もとらないでしょう。

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無責任なのは、この病院の経営者なのか、マスコミなのか、不平不満を言っている国民なのか、少子化の世の中にしてしまった国策なのか、吉高さんやディーンさんと一緒に見定める必要があると思います。

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