「理想」に向かっている自分を褒めよう

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理想を持つって単純に大事な事、いい事だと思っていました。

でも、理想を求めすぎて苦しむ人がいます。

そんな時どうしたらいいのか?

今回は理想の裏である負の側面と、対処法についてお話をさせていただきます。



そもそも理想とは?

改めて確認してみましょう。


【理想】 の解説  goo辞書

1 人が心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全なもの。そうあってほしいと思う最高の状態。「―を高く掲げる」⇔現実。

2 理性によって考えうる最も完全な状態。また、実現したいと願う最善の目標あるいは状態。

最高、最善の状態であり、それを願うんですね。


理想と目標は混同されがちかもしれないので、違いを確認しておきましょう。

【目標】 の解説  goo辞書

1 そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。

2 射撃・攻撃などの対象。まと。

3 行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。


理想と比較する場合の目標は基本的には3の意味で、時々1である可能性もあります。

目標は理想よりもより現実的で、頑張れば届くことができる水準です。



◾️表 : 理想を掲げることの意味

理想を持つことは人生において重要な意味を持ちます。

最高、最善の上達を目指すからこそ、憧れがあり、キラキラした未来が見え、そこに向かって進んでいきたいと思える人生の道しるべのようなものです。

理想があると、そこに向かって前向きに人生を歩む姿勢が持てます。

理想を持つことでやる気につながり、理想と現実のギャップを冷静に分析して前に進んでいける時にはいい循環が生まれます。

ある程度の負荷をかけながら自分を上に押し上げていくことは、確実な成長のステップとなります。



◾️裏 : 理想の弊害

高い理想を掲げて、そこに届かない現実とのギャップに苦しむ人は少なくないのではないでしょうか。

理想は悪魔で理想で、道しるべであり、方向性であり、最高最善の状態にすぐにたどり着けるはずがありません。

でも、真面目な人、完璧主義な人ほどそれを追い求めては自分のできなさに落ち込んだり疲れたりしてしまいます。

せっかく理想を持って頑張ってきたのに、理想に押しつぶされてしまっては本末転倒です。

そういう人の場合ちょっと視点を変えて、理想は一旦置いといて、達成可能な目標に置き換えられないでしょうか。

最初から最高最善の状態よりもワンランク、ツーランク下げたところを目指すんです。

そうすればより現実的になるし、ギャップに苦しむことは減るかもしれません。

もしくは、理想は理想、目標は目標ときちんと区別して理解しておくこと。

理想に近づく為の大きな目標とそれを達成する為の小さな目標を立てて、小さな目標達成の為に少しずつやっていく。

そうすると、自分が少しずつでも前に進めている実感が持てるので、多少違うのではないでしょうか。

それから大事なのは、理想を追い求める時に人と比べないこと。

それから、なかなか理想に近づけない自分に大きなバツ❌をつけないこと。

この2つをやってしまうとネガティブな考えに覆われていき、理想からは遠ざかるばかりです。

冷戦に現状を確認して行動できるのなら大丈夫ですが、自分に大きなバッテン❌をつけて、ダメな自分だと自己否定を繰り返すことは、いい結果には結びつきません。

苦しみは深くなるばかり、場合によっては心身を壊してしまいます。

もし、長期間理想に近づけなくて苦しんでいるのなら、一度その理想は本当に自分が求める自分に合ったものなのか、その理想は具体的イメージや言葉で説明できるものか、を考えてみてもいいかもしれません。

また、もう一つの負の側面として、理想を他人に押し付けるのは言語道断です。

そんなことする訳ないよ。
って思うかもしれませんが、意外と無意識のうちにやっているから怖いところです。

例えばお子さんに、こうしなさい、こうした方がいいよと言う時、自分の理想の元に導こうとしてはいないでしょうか。

悪魔で無意識である場合がほとんどなので気づきづらいですが、お子さんは知らない間に
「お母さんの理想にそって行動しなきゃいけないんだ。」
という刷り込みがされてしまうので気をつけましょう。


理想を持つことはいいことだと思っていました。
いや、今でも思います。

理想に向かって頑張れるから。
明るい未来を描けるって楽しいから。

でも、理想とのギャップに落ち込む人や理想を求め過ぎて苦しくなる人もいる現実を見て、負の側面について考えてみました。

苦しんでいる人達は、周りのアドバイスを聞き入れる余裕がなくなってしまっているかもしれません。

本人は理想に向かって一生懸命なので、人の言葉を不快に思うかもしれないし、怒るかもしれません。

そこはその方との関係性や親密さ、その方の状況などを考慮した上で、少し肩の力を抜けるように声をかけてあげたいですね。

自分自身が、理想が高く現実とのギャップが辛いと感じている方は、これを機に今一度考えてみてください。

理想は最高最善の状態。
にも関わらず、自分はそこに絶対到達しなければならないという無謀な思い込みをしていなかったか?

理想に近づけていない自分はダメだと自己否定ばかりしていなかったか?

もう十分頑張っていますよね。

できない自分に目を向けるのではなく、理想に向かって進もうとしている自分を褒めてあげてください。

それでも理想が遠すぎると感じるなら、一段階下げた目標を立ててみましょう。

肩に力がガチガチに入った状態で、こうしなければと視野が狭くなっていると、うまくいきにくいです。

深呼吸して肩の力を抜いて自分を受け入れてみたら、案外うまくいくかもしれませんよ。










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