HSPさんに試してほしい!「心を整える」リラックス&気持ちのリセット方法

記事
コラム
みなさん、ご機嫌いかがですか?
三色ねこ@上級心理カウンセラーです=^_^=

今回は『HSPさんに試してほしい!「心を整える」リラックス&気持ちのリセット方法』についてご紹介しようと思います。

以前のブログでも書かせていただいたのですが、私は中度のHSP気質を持っています。
そのおかげで、幼い頃から良いことも、そうでないことも、色々なことを経験してきました(^_^)
それがきっかけで心理カウンセラーになる勉強を始め、今に至ります。

ここで「HSPのこと、よく分からないよ」という人のために、HSPについてちょこっと説明しますね。

HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で
「とても繊細な」、「とても敏感な」感覚を持った人のことをいいます。
HSP気質の人は、日常生活の中で、あちらこちらにアンテナを張り、自分でその気がなくても常に情報収集してしまいます
時には受け取る情報が多すぎて、一日が終わるころにはヘトヘトになってしまうことも。
HSP気質の人は共感力が高く、相手の口調や表情、仕草、周りの環境などの情報から、相手が何を望んでいるのかを考えて行動してしまうため、疲れやすく、相手に振り回されがちです。
かなりざっくりな説明ですみません(^_^;)

さて、そんな特徴をもったHSPさんにぜひ試してほしい、リラックス&気持ちのリセット方法があります。
それは、元サッカー日本代表の長谷部誠選手が、一日の終わりに必ずしているという「心を整える」時間をつくること。

スポーツにおいて、『心を強く!』『心が折れちゃダメだ!』などのメンタル面を鍛えようという意味合いの言葉はよく耳にすると思いますが、そうではなく、『心を整える』ことにこだわる長谷部選手。
長谷部選手は2010年の南アフリカワールドカップ開催期間中、一日の最後に30分「心を整える」時間を作っていたそうです。

大会期間中は、1日の大半の時間を練習やミーティングなどチームとして活動することに費やさなければならない日が多かったと語っています。
自分を保つため、心を整理するためには自分だけの時間を作ることが必要でしたが、自分の時間を作ることは、なかなか難しかったそうです。
そのためチームメイトとわいわい騒ぐのは楽しいけれども、チームとしての活動が終わると「心を整える時間」を作るために自室に戻るように心がけていたと言います。
長谷部選手にとってこの『心を整える』時間は、仲間との楽しい時間を削っても作る必要がある大切な時間だったことが分かります。

長谷部選手は書籍の中でこんなふうに書いています。
“僕にとっての「心」は、車で言うところの「エンジン」であり、ピアノで言うところの「弦」であり、テニスで言うところの「ガット」なのです。”
“???という感じかもしれませんが、「メンタルを強くする」と言うよりも、「調整する」「調律する」と言った方が適している感覚です。”
“つまりは「心をメンテナンスする」「心を整える」ということ。僕はそれを常に意識して生活しています。常に安定した心を備えることによって、どんな試合でも一定以上のパフォーマンスができますし、自分を見失わなくてすみます。”
(『心を整える』より引用)

それでは、長谷部選手が行っていた「心を整える時間」とはどのようなものなのか、
ご紹介していきます(*^_^*)

 “部屋に戻る。電気をつけたままにして、ベッドに横になる。音楽もテレビも消す。そして、目を開けたまま、天井を見つめるようにして、息を整えながら全身の力を抜いていく。
壁の模様を見て、ひたすらボーッとしていてもいいし、頭に浮かんできたことについて思考を巡らせてもいい。大事なのはザワザワとした心を少しずつ鎮静化していくことだった。練習と緊張でざらついた心をメンテナンスしてあげるのだ“
(『心を整える』より引用)

些細なことにも敏感に反応して、日々疲れ気味のHSP気質の人には、この方法は向いているかもしれません。

しかし「30分」といえど、なかなか時間が取れない方もいますよね。
そんな方は、こんな方法はいかがでしょうか。
同書「第6章 時間を支配する。より夜の時間をマネジメントする。」にも書かれている長谷部選手のリラックス方法に、ほんの少しだけアレンジを加えていますが、ゆっくり心がほぐれてくると思います。

お部屋に好きな香りを漂わせて(枕にアロマオイルを
ほんのちょっと垂らしてみるのもよいかも)、

触り心地の良い毛布やタオルなどにくるまって
(お気に入りのぬいぐるみを抱っこするのもいいかも)、

ヒーリングミュージックなどを、邪魔にならない音量でイヤホンで流しながら呼吸を静かに整え、

脱力しながら過ごす時間を作る。
明かりが気になる方は、アイマスクや照明を間接照明にしてみてくださいね。

なんだか、気持ちがほどけていくような感覚になりませんか?

HSPさんにとって、「心を整える」時間、一人きりになれる時間は必要不可欠。
長谷部選手のように自分自身をメンテナンスする時間を作ることは、まさに、HSPさんにぴったりのリラックス&気持ちのリセット方法ですね。

HSP気質の人も(もちろんHSP気質ではない人も)、1日の終わりに自分が作れる時間の中で、たとえば10分でも20分でも、疲れた心を緩めてみてはいかがでしょうか。

今回参考にさせていただいた長谷部誠選手の著書 『心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣』(幻冬舎)は、浦和レッズ在籍中のお話やドイツでのエピソード、ワールドカップでのゲームキャプテンとしての苦悩や葛藤、ミスチルの大ファンということでミスチルに関する話題など、長谷部選手のお人柄がうかがえる盛りだくさんの素敵な内容になっています。

日常生活での考え方や捉え方のヒントになることも書かれているので、興味のある方は(サッカーにあまり興味がない方も)ぜひ読んでみてくださいね(^^♪

引用:『心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣』/幻冬舎 著者:長谷部誠


このブログ記事は私が学んだことや感じたこと、体験したことや思っていることなどを出来るだけ素直な気持ちで書かせていただいています。

置かれている環境にもよりますので、ブログの内容が全ての方にあてはまるとは言えませんが、もしもこの記事がお役に立てれば幸いです☆彡

この記事を読んでくれたあなたにほんの少しでも笑顔が増えますように。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

三色ねこ@上級心理カウンセラーでした=^_^=

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す