笑顔のポーカーフェイス

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みなさん、こんにちは。
あなたのこころの秘密基地、Shuureiです。

「笑顔のポーカーフェイス」
いったい何のこと?とお思いでしょうね。

これは大学卒業してすぐに就職した先で、私が上司から言われた言葉です。
「君は敵を作らないタイプだね。笑顔のポーカーフェイス」って。
特に他意がある感じではなくて、ただ、笑顔がいいよって褒めてくれたのかもしれません。
でも、私は内心ドキッとしたことを覚えています。

私は結構楽天的な性格ではあるけれど、いつでも機嫌がいいというわけではありません。
むしろ、喜怒哀楽ははっきりしているタイプだと思うんです。

でも、表に出せなかったんですよね。
マイナス感情と取られがちな「怒」と「哀」はまったくといっていいほどに。

こわいんですよ。
嫌われるのが。

勧誘の電話も訪問販売も、全然断れなくていつまでも聞いていました。
忙しかったり体調不良だったりしても、がまんしてずっと聞いてしまう人でした。
普段関わりのない通りすがりの人にまで、嫌だとは言えないでいたのです。

ちょっと他人の機嫌を損ねてしまったら、もうずっとそこにとらわれてしまって、体調を崩すこともしばしば。
他人からどう思われていようが、普段関わりの薄い人ならどうでもいいはずなのに、バカだなぁ・・・って思いながら、それでも嫌われることが恐怖でした。

そう、つまり「良い子ちゃん」を演じちゃってたわけなんです。
いつでも自分の思いを捻じ曲げて「良い子ちゃん」でいるわけですから、そりゃ笑顔もいいし嫌われもしないですよね。
嫌われることがこわいから、しゃしゃり出ることもないですし、自分の意見だって求められれば控えめにいう程度なんで邪魔に思われることもありませんでした。

でも、それって猛烈に好かれたりはしないんですよね。
だから、「いい人だな」とは思われていて仲良くしてくれる人はたくさんいるんですけど、私がリラックスして付き合える人はいなかったんです。
本当の友達がいなかったのかなと思います。

誰といても「相手の気に入る自分」を演じている感じで、本当の自分っていわれてもよくわからなくなっていました。
ただ、人付き合いってしんどいなぁ・・・と思っていたんです。


人から嫌われるのがこわいって思ってしまう原因は、

・性格によるもの
・生い立ちによるもの
・経験によるもの

など、いろいろとあるそうですが、
私は弟が障害児だったため、

小さい頃から無意識でしっかりしなくちゃと思い込んできた可能性がある。
親の手や心が早くから下の子に移ってしまい、良い子ちゃんでいるほかなかった。

などが原因かもしれないと言われたことがあります。
特に親に放っておかれた思いはありませんが、真相はわかりません。
気がついたら「嫌われないようにしなくちゃ」と思っていたので、それもあるかもしれませんね。

でも、原因が何であれ、
自分を押し込めてまで嫌われるのがこわいという思いは、人に本音を肯定されることを繰り返すことで薄れていきます。

実際に私がそうでした。
20代後半に出会ったある人に、私は徐々に本音を引き出してもらえました。
本音を話すたびに肯定されて、

なんだ、嫌だと言っても嫌われないんだ

という思いが、少しずつめばえてきて、今では本音で付き合える友人が少しいます。
本当は今でも自分の思いや考えを表に出すことはちょっぴりこわいですが、でも、それ以上に本音で語り合える人がいることの幸せを感じています。

これを読んでくださっている方の中にも、
「嫌われる怖さ」と「自分の思い」の板挟みで苦しんでいる方はいませんか?

もし、いらっしゃったら、ぜひ私に話してみてください。
時間はかかるかもしれないけれど、少しずつ楽になれるように丁寧にお話聞かせて頂きます。
いつかの私のように、ご自身を肯定される晴れやかさを味わっていただきたいと思っています。

それから、40年近く断れずに人の都合で動いてきた私が得た、ちょっと、いや結構嬉しいこもありました♪
きっとあなたにも訪れるはずの幸運だと思います。


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