マズローの欲求

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 今回は、改めて(?)「マズローの欲求」についてお話します。

 心理学の「基本中の基本」の'欲求'ですが、実はこれは「ゲームのように1つずつクリア」する必要があります。(どれかを'飛ばす'ことは難しいですが、特に現代社会では'飛ばす'傾向が多いです)

生理欲求
「お腹がすいた」
「眠い」
「トイレに行きたい」
「のどが渇いた」
「(赤ちゃんの場合)おむつが汚れた」
など「生命維持」のための欲求です。'我慢'などが到底無理な欲求です。

安全欲求
「雨風しのぎたい」
「お金が足りない」
「地震が怖い」
「暴力が怖い」
「感染症が怖い」
など「身辺の安全保障」や「財産保障」のための欲求です。

 「絶対的貧困」のお国ではこれらでさえも満たされない傾向があります。しかし、「相対的貧困」のお国である日本でさえ満たされない傾向にあります。

所属欲求(愛着欲求)
「愛されたい」
「家族を守りたい」
「仲間になりたい」
「(この職場で)働きたい」
「この地域の一員になりたい」
など人間はもともと「社会動物」ですので、'群れ(組織)'が必要ですが、必ずしもそうでなくても何かしらの「つながり」のための欲求です。

 残念ですが、私もそうですが発達障がいやHSPスペクトラム(繊細さん)当事者の多くはこの欲求が満たされず不十分な家庭環境の結果、「生きづらさ」につながってしまいました。「生まれつきの気質特性」だけに'遺伝'ではないかというもの私の仮説ですが、どうでしょうか?

 「引きこもりは遺伝しますか?」(-ω-;)ウーン

 ちなみに、慣用句(?)の「衣食住足りて、礼節を知る」は「生理欲求」から「所属欲求(愛着欲求)」まで'全てクリア(達成)'した状態のことを指すと思います。

承認欲求(評価欲求)
「いいね100以上ほしい」
「かっこいい彼氏(かわいい彼女)がほしい」
「もっと稼ぎたい」
「豪邸に住みたい」
「同じ感覚を分かち合いたい」
など人間はもともと「社会動物」ですので、当然'群れ(組織)'が発生しやすいですが、その中などで「自分を認めてもらいたい」という欲求です。

 特に現代社会は、インターネットやSNSの発展によって特に強くなっている傾向にあります。しかし、決して悪いものではありません。
 それでも、「嫌われる承認欲求(評価欲求)」があるのも事実です。(´・ω・`)
 それが、「マウント」や「自慢」です。
 特に、自覚関係なく「出しゃばり屋」に多いようです。(^-^;

 これが、悪化しますと「自己愛性人格障がい」などになるようです。

 よくあるのが、「お金マウント」や「ネームマウント」だそうです。
(特に、田舎の人ほど多いようです)(^-^;

 「田舎コンプレックス(いなコン)」は「所属欲求(愛着欲求)」と「承認欲求(評価欲求)」が地方において不十分な結果、陥りやすいようです。

 本来は、'無条件'で「所属欲求(愛着欲求)」と「承認欲求(評価欲求)」がクリア(達成)できれば最高ですが、現代社会はなかなかそうはいかない場合が多いです。
 残念ですが、「集団生活」では「承認欲求(評価欲求)」を満たすのは難しいです。「THE平均」でまとめられますから…

 しかし、私たち発達障がいやHSPスペクトラム(繊細さん)当事者は「表現(発信)」で「所属欲求(愛着欲求)」と「承認欲求(評価欲求)」を満たすことはできます。特に、「人の振る舞い(行動)」はお口よりも雄弁だと思います。
 それが残りやすいのが、「手記」や「ブログ」、「作品」などです。
(アインシュタインなどが提唱した「数式」は残せても、あくまで「提唱」ですので'その人'がお亡くなりになったら何も残りません)

 残せるものは、最期の最期まで続けていきましょう。(*^ ^*)

自己実現欲求
「自分らしく生きたい」
などの上記4つの欲求を'全てクリア(達成)'した後の「最終欲求」なのかもしれません。

 特に、私が思うことですが「所属欲求(愛着欲求)」と「承認欲求(評価欲求)」の'延長'として「自己実現欲求」があるのではないでしょうか?

 繰り返しになりますが、欲求は「ゲームのように1つずつクリア」する必要があります。(どれかを'飛ばす'ことは難しいですが、特に現代社会では'飛ばす'傾向が多いです)

 わかりやすいのが、「親ガチャ」などの「格差の常態化」です。

 上記3つの「生理欲求」から「所属欲求(愛着欲求)」までが'無条件'でクリアできなくなってしまったのが現代社会です。それが、「格差の常態化」です。
 そこに、インターネットやSNSが「すい星のごとく」普及したため、いきなり「承認欲求(評価欲求)」をクリアしないと生きていけないというのが現代社会です。

 これを何とかするにはやはり、「格差の常態化」を'はさみで絶つ'ための「ベーシックインカム(無条件無差別現金給付)」をはじめとした思い切った社会政策が必要な時かもしれません。
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