最近よく聞く"コーチング"って何?

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。
"現役人事のコーチング"をやっておりますアサマルです。

この記事では、「コーチング」とは何かについて
触れたいと思います。

最近、マネジメントや人材育成をテーマにした記事や本で
よく「コーチング」が取り上げられていますね。
多くの企業で1on1ミーティングやコーチングスキル研修が導入され、
コーチングの認知度もますます高まっているように感じます。
(私の所属企業でも、上司と部下で行う1on1が導入されています)


そもそもコーチングとは?

クライアントが実現したいゴールに向け、
目標を達成することを目的として行われる対話のことです。
クライアントは、コーチとの対話を通じて自らの棚卸を行い、
多角的な視点から気づきや新たな選択肢を得ることができます。
コーチが一方的にノウハウや知識を伝授することはありません

コーチはあくまでもクライアントの「パートナー」として、
共に考えながら未来への前進をサポートする役割を担います。


「コーチング」の語源は?

「コーチ」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、
スポーツ競技のコーチではないでしょうか?

元々「コーチ(coach)」という言葉は、「馬車」の意味で使われ、
「その人が行きたいところへ送り届ける」という意味で使われていました。
(米国ファッションブランドのCOACHのロゴには、馬車の絵が使われていますね)

​そこから派生して「ゴールへ到達できるよう目標達成の支援をする」
という意味で使われるようになったそうです。


なぜ今「コーチング」が注目されるの?

現在は「VUCA*の時代」と言われ、社会・ビジネスにおいて
不確実性が高く、未来を予測するのが困難だと言われます。
まさに、新型コロナウイルスの感染拡大により、
私たちの日常が以前から大きく様変わりしたように、
これから先の未来もどんな変化が訪れるか、その時に何が求められるか、
誰にも予測することはできません。

*「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を取ったもの。

そんな中、企業でマネジメントに求められるものも変化してきました。
従来は、「正解」を知っている優秀なリーダーが、
部下に一番良い方法を指導し、伝授した方法を
規律通りに部下がこなしていけるよう管理するマネジメントが主流でした。

しかし、VUCAの時代では、リーダーを含め、
誰にも「正解」がわからない中、
ビジネスで勝ち残っていかなくてはなりません。

だからこそ、リーダーは自分ひとりで「正解」を突き詰めるのではなく、
多様なメンバーから多様な意見を引き出し、
部下の自律的な行動を支援することで、
次々と新たな挑戦が起こるチームを作ることが求められます。
「正解」のない世界で、トライ&エラーを繰り返しながら、
最適解を出して成果をあげるためです。

この部下の自律的な行動を支援するための手法として、
「コーチング」が効果的だと言われ、だからこそ今、
コーチングに注目が集まっているのです。
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