あなたが欲しいものを相手も欲しい

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人は皆、
愛されたい理解されたいと思っています。

それは当たり前のことですし、改めて言うほどのことじゃないと思う人もいるかもしれません。
しかしながら、実生活にこれを落とし込んで客観的に判断できる人はそう多くありません。

仕事であれば、
上司への不平不満、同僚への不平不満、会社に対する不平不満。
なにも不平不満を持つことがダメということではありません。
ただ、あなたが上司や同僚に対してもっと〇〇して欲しいと思うとき、その根底には、「自分の気持ちをわかってほしい」という欲求が存在しています。

恋愛であれば、
恋人に対しての不平不満、パートナーに対する要求。
もっと自分の寂しさを埋めてほしい。
もっと自分のために時間を割いてほしい。
もっと自分にお金をかけてほしい。
これらの根底は「もっと愛されたい」(愛されていると実感できるような言動をしてほしい)という欲求です。

ここで大事なことは、自分がそういった不平不満を持ってる時に、相手も同じようにあなたに対して思っているということです。
自分が求めるばかりの状態に陥ってるときには、相手も同じように感じているということに気付くことができません。

人間関係は奪うことばかり考えているとうまくいかないですが、与える意欲を持つことで一つ上のステップへ上がることができます。

つまり、
「理解されたい」なら「理解する」が先であり、「愛されたい」なら「愛する」ことが先ということです。

「してもらってもないのになぜ自分がしなきゃいけないんだ」
「先にこっちがやってあげるなんて損だ」
「もし自分が先に与えたとしも相手が同じだけ返してくれなきゃ嫌だ」
と感じる気持ちはよくわかります。

でも考え方を変えてみれば、
「先に与える者」はそれを持っているからできる人と言えます。
「与えてもらう者」は持っていないという前提があるから奪うことでしか満たされないと感じているのです。

例えばお金は持っていなければあげることができませんよね。
持っていないもの、少ししか余裕がないものは、人に与えることは惜しくてできません。
それは貧乏である人の考え方であり、富める人はそれをあげたからといって自分が貧乏人になるとは思っていません。

これは愛も同じです。
そして愛や思いやりはお金と違って物質ではありませんから、なくなるということは決してあり得ません。
自分の中から引き出そうという意欲を持てるかどうかというだけのこと。

もしもあなたが人から理解されたい、愛されたいと思っているなら、まずは自分が相手の立場を理解しようとしたり、受け入れて愛してみようと決心することが大事です。

あなたが欲しいものを、ほかのみんなも欲しがっているのです。

そうして与える側を選択し続けることは、あなたが愛情をたくさん持てる人であるという何よりの証明であり、それこそがあなたを豊かにする鍵です。

「与えてもらう側」をずっと選択するということは苦しい生き方です。
誰かにもらわないとあなたは一生それが「ない」人生を生きてくということを想像して下さい。
そんな呪いを自分にかけて生きてはいませんか?

視点を変えて少しの意欲を持つことで、人生を180度変えることができるお話です。

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