パパも育児ストレスはある

記事
コラム


こんにちは。ママ専門メンタルケアナースのひかりです。
昨夜読んだ文献が育児ストレスを考えていくものとして
参考になるものだったのでアウトプットもかねて書いていきます。




1.子育てが「孤育て」へ変化している背景


皆さんは「孤育て」という言葉を聞いたことありますか?
また、初めて聞いた方はどのようなものを想像されるでしょうか。


親族の協力が得られず、近所との付き合いもなく孤立した中で母親(または父親)が子どもを育てている状態をいいます。(白河市公式ホームページより引用)


つまり、その名の通り「精神・物理的にも孤独な状況で子育てをする」
という意味ですね。
ここ数年間でこの言葉は広がりつつあり、子育て家庭における重要な問題であると認識されてきています。

ご実家が遠かったり地元の知っている人がいない環境だとなかなか周囲を頼ることができない…そういった現状を抱えているのが現代の子育て世代です。


そして子育ての昔と現在で決定的に違うといえることは
「社会とのつながりの濃さ」だと思います。
昔からやっている某日曜アニメや時代ドラマでは、
ご近所さんと井戸端会議しているシーンが見られますが、
少なくとも私の近所でそういった抱えありを持たれている方はほとんどいません。


そしてこのブログを読んでくださっているあなたは、
すぐお隣に住んでいる方の名前や顔をすぐに思い出すことができますか?
正直、わたしもお隣に住んでいる方のお顔はわかっても名前までは知りません。


そう、これがリアルな現状です。
(お隣さんと仲良く顔見知りになることを推奨しているわけではありませんよ)
このように地域のつながりが特に都市部では希薄化していることに加えて
核家族化も進んでいることも孤独を感じさせる要因といえるでしょう。

また、男性の育児へ主体的に参加している方が増えていることはとてもよい兆候ですが(そんなこと書かなくても当たり前な社会にしたい!)、
女性側に育児の比重が置かれている家庭が多いのではないでしょうか。




2.父親の育児ストレスの感じ方


このように子育ては片親だけでは(特に母親)成し得ないということですが
そんなときに一番助けを求めたいのはもちろんパートナーですね。

パートナーと子育てしていく中で相手が子育てのどのような場面でストレスを感じるか考えてみましょう。


ある文献ではこのように書いてありました。
父親の育児ストレス要因は、(中略)「育児への自信のなさ」などであった

(清水いづみ,浅野みどり(2021) 一般的な父親の子育てストレスとNICU退院後の父親の子育てに関する国内文献検討より抜枠)


わたしにとってはこの内容少し驚きでした。

我が家では、長女が生まれたとき夫はごく自然と育児に参加していて
不安さなど感じられなかったので…
ただ、よく考えてみればそうですよね。
女性は十月十日お腹の中で育てているので実感もわきやすいですが、

男性にとっては
あるひいきなり小さな我が子が帰ってきた!
今日から一緒に育児って何をどう始めればいいんだ?!

そんな気持ちの方も往々にしているだろうし
自然な感情なのだと思います。


ここでポイントとなりそうなのは、
夫婦でともに子育てを学んでいく姿勢
なのではないかと考えます。


女性は特に「自分でやる方が早い」と感じてしまい
何でも自分で背負い込んでしまう方も多いですが、
自分へのタスクが多すぎると気持ちの余裕がなくなり、
家族へもイライラが伝わることで家庭の雰囲気が悪くなる原因になってしまうことも…(我が家で体験済み)


ちょっとパートナーだけに頼むのは心配…ということなら
一緒に行いながら一つ一つ相手にも覚えてもらうことで、
協力を得られるようになるかも?

わたしなりの考え方ですが、
ママも最初からできたわけではないはず。
時間をかけてじっくり我が子と向き合ってきたからこそ
今はできることが増えたんです。

パパも同じで、時間をかけて少しでも関わる時間を作れば
「わからない」を減らせる。


とある研究結果では、
夫が親密に育児サポートを行っている家庭は夫婦関係が円滑にきづくことができているという結果もあるので、夫婦の仲を保つためにも大切!


3.最後に


とにかく子育ては一人ではなく、
一番近くにいるパートナーと、夫婦で一緒に学びながら。
そして、疲れたときはお互いに伝え合って、休む時間を作ること。

子育てしていても自分を大事にすることが家族を大事にすることへの近道です。









サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す