大人の成長段階①壮年期について考える

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 40歳を過ぎると過去を振り返ることが増えたように思います。

 壮年期とは、そういう時期であるそうです。新しい家族を持ち、子育てが始まり、毎日が活気に満ちていた時には考える余裕もなかったのでしょう。

 子供もそこそこ大きくなり、手から離れる時期。未来への可能性と夢を描いていたのは遠い昔。充実した環境を手に入れたかと思いきや、自分の将来もだいぶ見えてきてしまう時期でもあります。

 急に見えてきてしまう「自分の将来」から不安を生じさせてしまうことを、ユングは「中年期の危機」と明言したそうです。

 この時に感じる不安は青少年期の不安と違い、非常に自己洞察が深く落ち着いた不安になります。

 現実を見つめた上で生じるこの時期の不安は、一人で抱え込むことが非常に困難で、心身の不調となって表れやすいので注意が必要です。

 自分の人生を振り返る時、ふと落ち込むことがあったとしても、それと同時に「新たな一歩を踏み出す気持ち」も抱くことを心掛けましょう。それが壮年期の生き方として非常に重要です。

 心の持ち方次第では、壮年期こそが社会の中に自分の安心できる居場所を見つける時期になると思います。私も毎日が新たな一歩だと思いながら行動し続けています。

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