なぜ……③(合うと思っている人は多い)

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イタリアのソムリエは料理とワインの相性を10段階で評価します。

1~3は料理とワインのバランスが悪く、組み合わせることで不味くなってしまう状態。
4~7は料理またはワイン一方が強調されるが、不味い状態ではない。
8~10はバランスがとれていて非常に調和している状態。

とザックリこういう基準で評価していきます。

イタリアの考え方は、どちらかが引き立つではなく両方バランスよく調和し、さらに美味しくなることが最高のペアリングと言えます。

ということを踏まえ、キャビアの話。

キャビアは塩漬けしています。かなりしょっぱいですね。この塩辛さに対応できるまろやかなワイン。正直ありません。さらに香りも強い。キャビア単体ではとてもじゃないけどワインと合わせられません。

別の話で、サラミとビール。良い組み合わせって思ってる方も多いでしょう。しかし、サラミの塩味と風味の強さは残念ながらビールでは対応しきれません。その風味を流し込むために、沢山ビールを飲みませんか?それでお腹いっぱいになってしまう方も多いのではないでしょうか?

生ハムもチーズもサラミもキャビアも、単体では合わせられない。そして、そういうものには必ず付け合わせがある。だからこそ最高のペアリングとなる。

この考え方で実践したペアリングを次回紹介します。
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