(291日目)マイ・マインド。

記事
コラム
ふぅ。
先ほど市役所まで住民票を取りに
自宅から20分歩きましたけど
『暑いっ!』
この一言に尽きます。

汗だく・つゆだく・カメラはコダック。

カメラはコダックって言っても
あんまり伝わらないかも。

さて本題。
実は今週末、大阪長居で執り行われる予定であった
B'zのライブに参加する予定だったんですよね。

しかしながら昨日ニュースで
<福岡のコンサート会場で事故>のニュースが目に入りました。

普段なら気にも留めない事故のニュースですが、
<<福岡>><<コンサート>>2つのキーワードで
『もしや!?』と嫌な予感がした訳です。

詳細を見るとB'zライブ終演後のセット解体時に
起きた事故であったこと。
そして重傷者を7名出したこと。

この情報を脳内で瞬間的に整理して
もしかしたら長居は開催ムリかもな』と
冷静に思考したことが記憶に新しい。

無論、長年のファンですから
ライブ開催してほしいし、参加したい
と言う気持ちが本音です。

しかし、何よりファンを重んじて
『何が正しいか』を考えて長きに渡り活動し続ける彼らが
事務所スタッフと協議して決定する内容であれば
受け入れなければならない・・・とも思っています。

そして彼らのファンであるならば尚更に、
彼らの決定を受け入れる度量とキャパシティを
持っていたいと思っています。

なぜか?

それは彼らの作り出す音楽だけでなく、
人間性、そして仕事人としての矜持に
リスペクトを感じているからです。

彼らが最も大切にしているファンの思いや願い
それは彼らが最も理解し、それに応えようとしていることは
ファンなら周知の事実ですから。

ならば、彼らがその願い・思いを踏まえながらも
安全性の担保を優先して開催を見送る決断をしたのなら
それは熟慮の結果だと思います。
断腸の思いで下した決断とも思えます。

その決定をファンとして受け入れることが
彼らのファンたる矜持ではないかとさえ思います。

また、SNSではB'zのファン同士での意見の相違や
価値観の違いが見て取れます。
もちろん違いがあるのは仕方ないと思います。

しかし、
思わず眉を顰めてしまうような発信があるのも事実。

他のファンを蔑ろにする選考参加組のネタバレや、
ルールを守らず今後の運営に支障をきたす行為、
『ファンならこうあるべき』を押し付ける内容。

見ていて気持ちの良いものではありません。
しかし私はそれらに目を通します。
なぜなら、異なる価値観・思考を知る手がかりだからです。

ルール違反やモラル逸脱は言うまでもなく
問題視すべきことです。
なぜならそれが横行した場合のリスクが大きいからです。
ファン全体が楽しみにしている演出が無くなってしまったり
イベント自体に規制が大きくかかり、今後の楽しみを
奪ってしまうきっかけになり得るからです。

しかし見落としがちなのは
ファンならこうあるべき』を強制してしまう
発信ではないだろうか?と思うのです。

例えば規制退場を例に出します。
1万人以上の規模ともなると規制退場が一般的です。
エリアごとに退場を促すアナウンスが流れて
それに沿ってコンサート会場を後にする方法です。

それを守らないファンに対して、
他のファンが痛烈に批判するSNSが散見されます。

もちろん終演後に退場するのであれば、
アナウンスに従わなければモラルを問われます。
しかし、アンコール前に退場する人まで一括りに
批判するのは違うのかな、と。

なぜならば、それぞれ事情が異なるからです。
早く帰りたいからと言う理由の人もいれば、
翌日のことも考えてアンコール前に退場を決める人もいます。

本来なら全て聴き終えてから帰りたいと思いながらも
泣く泣く事情を優先する人もいるでしょう。
このような背景にまで思いを馳せることができたなら
簡単に批判するのは違うと思うんです。

ルール・モラルを逸脱するファンには
声を荒げるのではなく啓蒙活動を行うことが
真のファンと言えるのではないだろうか?と
私は一人のファンとして感じています。

もちろん批判をするファンの気持ちも理解できます。
自分の愛するアーティストが示したルールを守れない
そんな人たちが許せない気持ちになるでしょう。

しかし最も大切なのは、
ルールを周知し、大多数が気持ちよく参加できる
ライブイベントにするために何を知っていて欲しいか、
を啓蒙していくことこそがファンの行動として
正しいのではないかな、と思うんです。

人気のあるアーティストであれば様々なファンがいます。
長年ファンだった人もいれば、
最近になって良さを知ってファンになった人もいる。

様々な背景がある訳です。

楽しみ方も、ルールも初めてという人もいるでしょう。
だからこそ『どのように楽しむと良いか』を
発信すること、それを広げていくことこそが
長年のファン・・・伴走者としての立ち居振る舞いでは
ないだろうかと思います。


私もアレコレと書きましたが、
これは『こうすべき、こうしろ』と言うものではありません。
自分自身が『こうありたい』を表明したに過ぎません。

このマインドが広がればいいなぁとは思いますけども。
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