(227日目)非情なる老い。

記事
コラム
━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━
<登場人物>
ワイ…推定40歳超。論理的で屁理屈っぽい。なので友達少ない。
助手…年齢不詳。口は悪いのに純愛を求めるという矛盾を抱える。
━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━

ワイ「体の衰えは感じますか?」

助手「まだまだキャピキャピよ。」

ワイ「言葉遣いが古臭いですよ。」

助手「うるさい。」

ワイ「しかし、老いとは非情なものです。」

助手「いやでも老いていくもんね。」

ワイ「老いだけに、おいおいって感じです。」

助手「寒い。夏なのに寒いわ。」

ワイ「そして老いてもなおカワイくありたいもの。」

助手「老いる前から可愛げないよ。」

ワイ「老いカワ光博。」

助手「キモカワみたいに言わないで。ミッチーのベイベーにキルされるよ。」

ワイ「そもそも人はなぜ老いを恐れるのか?」

助手「身体の自由が効かなくなるからじゃないの?」

ワイ「節々が傷んだり?ならオイルをさせばいいじゃないですか?」

助手「機械じゃないし。」

ワイ「では鍛えればいいんです。」

助手「簡単に言うね。」

ワイ「何にもせずに老いを恐れるっておかしくないですか?」

助手「確かにそうだけど。」

ワイ「老いたくなければ相応の努力・鍛錬が必要ではないかと。」

助手「正論モンスター。」

ワイ「どうせ『まだ大丈夫』『自分は大丈夫』なんて思ってるんでしょう。そのくせに老いたくないと言う。」

助手「痛烈ね。」

ワイ「少しでも老いを遠ざけたいなら日々鍛錬ですよ。体も心も。」

助手「それができればいいけど面倒くさいし。」

ワイ「老いることがそんなに嫌ですか?」

助手「まだまだ美しくいたい。」

ワイ「と言うことは今現在も美しいと思ってらっしゃる?」

助手「違うって言いたいの?」

ワイ「いえ、そんなことはありません。」

助手「言葉に気をつけなよ。」

ワイ「しかし年齢を重ねてこそ導き出せる美しさと言うものがあります。それは見た目ではなく生き方ではないだろうか。」

助手「生き方?」

ワイ「老いてもなお新しいことに挑戦し、新しい考え方に柔軟に生きる。自分が得た経験や能力を社会に還元する。」

助手「それは素晴らしいことだけど。」

ワイ「生きる以上は何かを消費して生きている訳です。だからこそ死ぬまで何かを生み出し続けることは当然です。」

助手「老後くらいラクしていいじゃない。」

ワイ「そういう考え方の人ほど老害になりがちです。」

助手「そうかな?」

ワイ「ラクしたいってことは学びを終えることと同じです。自分が社会の一部という認識が無くなれば害を出し続ける存在となり得る。」

助手「それは嫌かも。」

ワイ「老いても学び続ける人は老後であろうが人としての魅力に溢れ、なお成長を止めません。その存在が周囲への刺激となるのです。」

助手「そういう人生を送りたいね。」

ワイ「老いを恐れるのではなく、素敵に老いることができれば悔いのない人生をまっとうできるのではないかと思います。」

助手「それは納得だね。」

ワイ「働くと言う漢字は人が動くと書きます。動くとはすなわちactionです。actionすることでattraction(惹きつける力)を生み出し、intaraction(相互作用)を生み出すのです。」

助手「うまいこと言えたと思ってるでしょ?」

ワイ「会心の出来栄えです。」

助手「そんなんじゃsatisfaction(満足)できないわ。」



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す