自己肯定感が低いとどうなるの?【その2】

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■前回の投稿『自己肯定感が低いとどうなるの?』お読みでない方はこちらもぜひお読みください。
自分の言動を頻繁に否定されて育った人は、
多様な意見を受け入れにくくなります。
単なる他人の一つの意見でも脅威に感じてしまうからです。

なので
「正しさの強要」という「攻撃」に転じて、
脅威から自分を守ろうとします

例を挙げて説明します。
ミスをした新入社員Aさんに対して、
先輩は気が強い人で、
それ以降すごく厳しい指導をするようになりました。

「何度言ったらわかるの?」
「わからなかったらきちんと確認してからやってください!」
「私の言う通りにやってくれないと困ります!」

と、先輩はほぼ毎日のように、
新入社員に対して厳しく指導をするのですが、
実はこの先輩は「自己肯定感が低い」人です。

なぜならこの先輩は
自分の価値観・考え方・仕事の進め方が
「正しい」
と思っていて、
それを新入社員のAさんに押し付けているからです。

つまり、後輩がなかなか仕事を覚えない
という現状をありのまま受け入れることができていないのです。


また、この先輩は
もしかしたら過去に
「ミス」に対しての心の傷を持っているかもしれません。

そのため、Aさんのしたミスに対して
過剰に反応してしまうのです。

さらには、自己肯定感が低いがために、

「新入社員だからミスするのも仕方がないな。
きっと本人なりの何か事情があったんだろうな。」

と、相手の事情を考える余裕もないのです。

また、この先輩は

「後輩のくせに生意気ね!ほんと信じられない!」
「後輩なんだから素直に先輩の言うとおりに従うべきなのよ。」
「あの子たちはほんと気が利かないのよね。とにかくそういうのは嫌!」

などと、一方的に評価し、決めつけて
自らの正当性を主張したのですが、
自己肯定感が低いために
その怒りや不満を
このようにして自分の中にため込んでいるので、
ますます自己肯定感は下がります。

負のスパイラルに陥っていますね。

もしあなたの職場にこういう人がいらっしゃるのであれば、
自分にとって業務上必要なことは素直に聞き入れ、
それ以外のことについては、

「怒っている人は、困っている人」

「わたしはわたし、あなたはあなた」

と心に唱え、「被害者意識」を持たないようにして
あなたの心を守りましょう。

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