「かるたと日常」

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小説
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【待ちぼうけ】



5歳の時おばあちゃんが
我が家に来てくれると電話があり
とても嬉しくなってしまって
朝からワクワクして待ってた
ヾ(*´∀`*)ノ


そしておばあちゃんの到着が
昼の11時頃になると電話があり
待ちきれなかった俺はバス停に行き
今か今かと待ちわびてた


しかしバスが到着する度
おばあちゃんが下りてくる気配がなく
11時過ぎても現れずその後俺は
11時30分位まで待ち続けてみる


でも結局おばあちゃんが現れず
待ちくたびれてしまったので
いったん家に帰って昼食を取る事にし
バス停から離れた


家に到着すしてしばらくすると
おばあちゃんから母親に電話があり
朝具合が悪く薬を飲んで寝てたけど
良くならないから行けないと言われた


それを聞いた俺はとても残念で
もうこの日1日ブルーな気分になり
何もする気が起きなかったから
ふて寝して過ごしてしまった
(´・д・`)ショボーン


この残念な気持ちは数日間続き
今後おばあちゃんが来てくれる時は
来れない事もあると言う覚悟を持って
期待しすぎないようになった

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【いろはかるた】



ある日おばあちゃんが
以前俺の家に行けなかったから
その埋め合で来てくれる事になり
その日を凄く楽しみに待っていた


当日俺は出来るだけ早く会いたいから
母親に言って俺とおばあちゃん家の
中間地点の駅で待ち合わせをして
そこから一緒に家に向かう事にした
(´∀`*)ウフフ


そして待ち合わせの駅で待ってると
おばあちゃんがお土産を買ってきて
それは「いろはかるた」という
俺が生まれて初めて知った物


それがよく解らない俺は
おもちゃじゃない事だけは確かで
勉強するための教材の気がして
かるたがあまり嬉しくなかった


その後我が家に到着して一段落し
早速いろはかるたを開けてみたら
カードみたいのがたくさん入ってて
何かとても難しそうな物だった


おばあちゃんにやり方を説明し
なんとなく解ったから早速やり始め
すると結構面白くなってきて
玩具じゃないがっかり感が消える
( *゚ェ゚))フムフム


しばらくおばあちゃんが読み手と
取り手を同時にやってくれて
俺は取る事だけやって集中したけど
それでもおばあちゃんに勝てなかった

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【2対2】



しばらくいろはかるたをしてると
2人だと少しつまらないから
弟のヨッチを呼んで入ってもらい
3人でかるたをやり始めた


しかしヨッチはこの時まだ1歳半で
文字も読めないしルールも解らないし
全然勝負にならないからヨッチの分を
取る役として母親を呼びつけた


そして3人でやり始めたら
母親が全然手を抜いてくれなくて
どんどんかるたを取って行っていき
俺はぼろ負けしてしまう
(ノД`)・゜・。


なので次は俺の分をおばあちゃんが
取ってくれる事になりこれで
母親とヨッチと俺とおばあちゃんの
2対2でかるた取りを始めた


するとヨッチも夢中になってきて
ルールがよく解らないけど
とにかくカルタに手を伸ばし
そのまま倒れカルタに覆いかぶさった


その度にカルタをそろえてやり直し
やっと最後までできて勝負がつき
俺とおばあちゃんチームが勝てて
超ご満悦になる
*゚。+(n´v`n)+。゚* ワーィ♪


この頃になるとヨッチは疲れて寝てて
俺もかるたで興奮して疲れたから
ベランダにゴザを敷きおばあちゃんと
一緒に昼寝をしてしまった

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