「透明百貨店」
記事
小説
【綺麗なお姉さん】
6歳の時
当時住んでた三郷団地の最寄り駅の
三郷駅にヨーカドーが建てられ
新規オープンした!
このデパートの屋上には
遊園地が設置してあり
立体駐車場も完備した
凄く大きなデパートだった。
なのでたまに行く事になり
ここに来ると遊園地で遊べて
大きな玩具屋もあるから
来るのが毎回楽しみになる。
ここに買い物に来るといつも母親が
長時間ブラブラショッピングをし
それにつき合わされる俺と弟は
クタクタに疲れてしまう。
ε-(・д・`;)フゥ…
そんな時前方に
綺麗なお姉さんのマネキンがあり
近くで見ようと走って行き
母親のそばから離れてしまった。
そしてマネキンの目の前に来たら
そこに見えない壁があって
思いっきり走った勢いのまま
「ゴン!」と衝突してしまう!
何事かと思い見てみるとそこには
大きな透明のガラスがあって
あまりにもきれいに磨かれてた為
全然解らず唖然としてしまった。
メソメソ…(。pω-。)
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【母親の時間】
そして俺は
おでこにたんこぶが出来てしまって
母親に絆創膏を貼ってもらい
踊り場のベンチで少し休んだ。
俺の行動を見てた3歳の弟は
もう大爆笑で笑い転げてて
でも痛みの方が勝ってた俺は
何も言い返す気力が無かった。
その後また母親と買い物に向かい
母親の気が済むまで永遠に
店の中をブラブラ回らされ
やっと喫茶店で休憩する。
この時俺は
大好きなマロンパフェを頼めて
テンション爆上がりで疲れも忘れ
超ご満悦になった!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
この時母親は
各店でもらったパンフレットを見て
とてもご機嫌でニヤニヤしながら
1人で楽しんでる。
喫茶店を出た我々は
屋上にある1回50円の綿菓子機で
毎回一度に2人分作ってくれてる
恒例行事をしに行った。
でも50円で1人分の綿菓子だから
50円で2人分作ると量が少なくて
「母親ってせこいよなー」と
毎回感じてた。
q(゚д゚)pブーブー
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【呪いのガラス】
後日イトーヨーカドーに行った時
また母親の買い物につき合わされて
長時間ブラブラさせられ退屈で
だんだん疲れてきてしまった。
そもそも商品が子供目線に無くて
母親が目を輝かせてる物が解らず
それを触って楽しみたいのに
全然できないから退屈だった。
そんな時少し先を見ると
以前ショーウィンドーのガラスが
全然見えずに走って行き衝突した
トラウマの場所があった。
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
しかし今ショーウィンドーを見ても
ガラスがある事が解からず
本当に何も見えない透明の壁で
ビックリしてしまった。
そんな事を感じてたら弟が突然
見えないガラスに向かって走り出し
思わず「衝突する!」と叫び
弟を止めようとした!
でもそんな俺の叫びもむなしく
弟も俺が以前衝突した状況と
全く同じ状況で「ゴン!」と
衝突していしまい大泣きし始めた!
それを見た俺は
いつもなら面白くて大笑いするけど
あの見えないガラスの恐ろしさを
経験してたから全然笑えなかった。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ