「ママ友百貨店」

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【ピクニック】



6歳の時住んでた三郷団地の駅前に
大型デパートのヨーカドーが出来て
よく母親のルンルンショッピングに
つき合わされてた。


でも帰りに綿菓子を
必ず買ってくれてたから
それに釣られて付き合い
歩きまわされていつも疲れて果る


ある時母親が
ママ友と駅前の江戸川土手に
お弁当作ってピクニック行こうと
俺と弟を誘ってきた。


江戸川土手に行くといつも
段ボールで土手滑りができるから
それがとても楽しみで
すごく嬉しくなった。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°


この時父親は
疲れで体が痺れて動けないと言い
家で寝てたいとの事なので
留守番してると言ってる。
ε-(・д・`;)フゥ…


なので我々は
父親を置いてピクニックに向かい
家にある段ボールを持って
我々も土手滑りの準備をした。


しかし母親が「段ボール無くても
ヨーカードーで手に入るから
持って行かなくて大丈夫」
そう言うので手ぶらで行く事にする

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【土手滑り】



そして江戸川土手に行く途中
ヨーカドーに立ち寄り
裏手に段ボール置き場に行き
手ごろな段ボールを手に入れた


その後江戸川土手の下の原っぱで
ゴザを敷いてお弁当を広げて
早速食べ始めると雰囲気がよく
家の中で食べる食事より美味しい!
*゚。+(n´v`n)+。゚* ワーィ♪


特に俺が大好きな
タコさんウィンナーがたくさんあり
それをたらふく食べられて
凄くご満悦になれた。


お弁当をも食べ終わり
早速土手滑りを始める事にし
段ボール片手に土手の上にいき
颯爽と滑り出す!


すると思った以上に速く
途中スピードが怖くなって
横滑りで止まろうとしたら
そのまま倒れてしまい転げ落ちた
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ


しかし土手滑りの楽しさが勝り
足をすりむいても痛みを感じず
また再び土手に上に行って
滑りだしてしまった。


この時3歳の弟は
ものすごいスピードで滑っていき
顔を見たら笑ってたので
全然怖くないんだと感心してしまう

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【買い物】



そして昼3時過ぎ
母親たちが夕飯の買い物に行くから
ここで土手滑りが終わりになって
ヨーカドーに食材を買いに行った。


この時地下2階の
お総菜コーナーに行くと
色々なお店の人から試食を進められ
たくさんの種類の試食が出来た。
(´∀`*)ウフフ


しかし漬物類は
凄くしょっぱくて食べられず
全部母親に食べてもらい
他の物だけ完食する。


俺が試食を貰いまくってると母親に
「夕飯を食べられなくなるから
もうもらっちゃダメ!」と言われて
試食の喜びを取り上げられた。
メソメソ…(。pω-。)


買い物が一通り終わると恒例の
屋上にある綿菓子機に向かい
そこで母親が1回50円の1人分で
俺と弟2人分綿菓子を作ってくれた


これを見てたママ友が
「ずいぶん器用な事するね~」と
母親を誉めて感心し「私も今度
やってみようかしら」と言ってる


それを聞いた俺は
心の中で「こんなせこい事すると
楽しみ半減するからやらないで」
と叫んだけど言う事が出来なかった


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