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ココナラブログ
子どもを“育てる”?それとも“作る”!?
記事
学び
ゆう先生@現役”子育て支援員”・INFJ
2023/11/08 19:00
こんにちは!
ゆう先生です。
ココナラにて、
「
子育て相談
」「
人生相談
」を
出品しています。
詳しくは、
私の出品ページから
ご覧できます!
ご相談待ってます♪
今回は
「
子どもを“育てる”?それとも“作る”!?
」について
書いていきます。
賛否両論のあるテーマですが…、
「子育て心理学研究所」として、
心理学の観点から、
考察してみたいと思います。
自分の考えは”出来事への反応”で決まる
私たちは、
自分のすることや
人生の選択は、
自分でコントロールしている
と思うかもしれません。
しかし、私たちの行動は、
「
自分の身に起こった出来事
」や
「
それに対する反応
」によって、
ある程度、形作られている
、と
ある心理学者たちは考えました。
つまり、
どんな出来事も、
“考え方次第”
ということ。
しかし、
心理学者の中には、
「
人々の行動
を
意図的に
作り上げ、
訓練によって
どんな行動をとらせることも
可能
だ!」
と主張する人たちも…!
人は“作れる”
―
なんか少し怖いですよね…
深く掘り下げていきます。
パブロフの犬
まずは、
「
人は“作れる”
」という考えの
原点となる、
ある実験をご紹介します。
ロシアの生理学者イワン・パブロフは、
『犬の分泌する唾液の量を調べる実験』
を行いました。
動物に、
ある特定の反応を起こさせるには、
どのように刺激を与えればいいか?
―
このことについて
最初に重要な発見をしました。
パブロフは、
ある犬に
えさを与えるとき
に、
毎回ベル
を鳴らしてみます。
すると、
犬は
その合図でえさを連想する
ようになり、
やがて
ベルの音を耳にするだけ
で、
えさがでてこなくても、
唾液がでる
ようになりました。
犬は、
ベルの音に反応するように
“
条件付け
”された、
と説明しました。
えさを見て唾液がでるのは、
自然な“無条件”の反応ですが、
ベルの音で唾液分泌が起こる
のは、
新たに獲得された反応
で、
「
条件反射
」と呼ばれます。
パターンの刺激と反応は、
「
古典的条件づけ
」と呼ばれ、
いまでは、
多くの犬の訓練士が、
ペットの訓練に取り入れています。
“条件づけ”を使えば、何でも教えられる
心理学者の中には、
パブロフの理論を基に、
さらに“人間の行動”を
説明しようとしました。
その一人が、
心理学者ジョン・B・ワトソンです。
彼の言葉に、
このようなものがあります。
10人ばかりの赤ん坊を
私のもとに連れてきてごらんなさい。
その中の一人を無作為に選んで、
訓練によってまちがいなく
どんな種類の専門家にも
育てて見せますから
―ジョン・B・ワトソンー
彼は、
「子どもは白紙の状態で生まれてくる」
「なんの知識もなく生まれ、
条件付けを用いれば
何でも教えられる」
と信じていました。
そして、
恐れ・怒り・愛といった
“
人間的感情
”が、
私たちの
行動の“カギ”
になる、と
考えていました。
パブロフの犬に
生理的反応を示す「条件づけ」が
できたように、
私たちは、
刺激に対して
こういった
“感情的反応
”の一つを
表すように
条件づけることができる
、
と、説明しました。
※しかし、
ワトソンが人間に条件づけを用いたことは
激しい議論を呼び、
やがて人間(特に子ども)を被験者とした
条件づけの実験は
避けられるようになりました。
「やってみる→結果がでる→理解する」を“反復”する
心理学者の中には、
動物の行動について判明したことは
人間にもあてはまると
考えます。
エドワード・ソーンダイクは、
『猫が問題解決の仕方をどう学ぶか
についての一連の実験』を
行います。
しかけのある箱に閉じ込められた
空腹の猫は、
脱出してえさを手に入れるため、
出口を開けるボタンやレバーのような仕組みの
使い方を理解しなければいけません。
観察してみると、
猫は試行錯誤によって
その仕組みに気づき、
うまくいかなかった行為は
忘れてしまいます。
つまり、
人間を含むすべての動物は、
「行動」と「結果」を
“結びつける”ことで
学習する
、ということですね。
この結びつきは、
「成功」
と
「報酬」
によって
“強化”
され、
「
行為の反復」によってさらに強められる
、
と力説しています。
「
成功
」と「
報酬
」、
「
反復
」によって
効率よく学習できる
、というのは、
前回の記事の
「子育て×心理学」心理学的”最強”の勉強方法!
で紹介した内容と
と共通していますね!
↓詳しくはこちら!
「子育て×心理学」心理学的”最強”の勉強方法!
何人もの心理学者が
同じことを言っているため、
何かを学ぶ
には、
成功
・
報酬
・
反復
が必要だ、というのは、
理にかなっているのかもしれませんね。
でも、“反復”はいらない!?
しかし、
エドウィン・ガスリーは、
「学習を確かなものにするために
反復に頼る必要はない
」と
主張しました。
いったいなぜでしょうか?
これを、
『えさを発見したネズミの例』
で説明しました。
ネズミがいったん
えさの袋を突き止めてしまえば、
またそこに戻ってくる
と考えていい。
そういうことだそうです。
たしかに、
私の経験を話すと、
児童館に初めてくる乳幼児さんも、
おもちゃで遊び、
次の週になってからまた来ると、
1週間前に遊んだ
お気に入りのおもちゃの場所を、
数ある棚の中からすぐに見つけて、
覚えていることがあるから、
あながち間違ってはないのかも
しれませんね。
また、怖いものは
一度見ただけで
忘れられないことも
ありますよね。
そういう意味で、
「
学習では反復の必要はない
」
というのは、
あながち間違ってはいないと、
私は考えます。
まとめ〜“育てる”と“作る”は考え方次第〜
いかがでしょうか?
「
子どもを“育てる”
」とは?
考えさせられますね。
ただ、
以前の記事の
【子育て×心理学】どうして親は必要なの?
に書いたように、
目の前の子どもに対して、
「愛情」がある
か?
ということが、
一番大事だと思います。
↓詳しくはこちら
【子育て×心理学】どうして親は必要なの?
私の印象に残っているのは、
この記事の冒頭の
『
私たちの行動
は
「
自分の身に起こった出来事
」や
「
それに対する反応
」によって、
ある程度、形作られている
』
です。
一番重要なことは、
身に起こったことに対する
“
自分の反応
”が大事、
ということだと思います。
子どものためにやったことが、
子どもにとって、
・どんな
“反応”
になったのか?
・どんな
“反応”
になるのか?
そこを考えて、
子どもたちにアプローチすること。
もしかしたら、
子どものためを思ったことでも、
子どものためになってないかもしれない。
ムダな行動でも、
意味があるしれない。
だから、
時には、
子どもたちに
「私に○○されて
どう思った?」
「習い事どう?」
と
思っていることを
聞くことも大事です。
そこで、
「こう思ってるんだ!」
「そうしたら、
今度は○○しよう」
と、みなさんは、
考えを変えるかもしれません。
この過程が、
「
作る
」よりも
”愛情”のこもった
「
育てる
」
ということなのかもしれませんね。
最後まで見て下さり、
本当にありがとうございました。
ココナラにて、
「子育て相談」「人生相談」をしています。
何か聞きたいことがありましたら、
お気軽にメッセージください♪
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ゆう先生@現役”子育て支援員”・INFJ
子育て支援員・児童館職員 / 20代後半 / 男性
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