子どもを“育てる”?それとも“作る”!?

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 ゆう先生です。

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今回は
子どもを“育てる”?それとも“作る”!?」について
書いていきます。

賛否両論のあるテーマですが…、
「子育て心理学研究所」として、
心理学の観点から、
考察してみたいと思います。

自分の考えは”出来事への反応”で決まる

驚き①.jpg

私たちは、
自分のすることや
人生の選択は、
自分でコントロールしている
と思うかもしれません。

しかし、私たちの行動は、
自分の身に起こった出来事」や
それに対する反応」によって、
ある程度、形作られている、と
ある心理学者たちは考えました。

つまり、
どんな出来事も、
“考え方次第”
ということ。

しかし、
心理学者の中には、
人々の行動
意図的に作り上げ、
訓練によって
どんな行動をとらせることも
可能だ!」
と主張する人たちも…!

人は“作れる”
なんか少し怖いですよね…
 深く掘り下げていきます。

パブロフの犬

犬.jpg

まずは、
人は“作れる”」という考えの
原点となる、
ある実験をご紹介します。

ロシアの生理学者イワン・パブロフは、
『犬の分泌する唾液の量を調べる実験』
を行いました。

動物に、
ある特定の反応を起こさせるには、
どのように刺激を与えればいいか?
このことについて
最初に重要な発見をしました。

パブロフは、
ある犬にえさを与えるときに、
毎回ベルを鳴らしてみます。

すると、
犬はその合図でえさを連想するようになり、
やがてベルの音を耳にするだけで、
えさがでてこなくても、
唾液がでるようになりました。

犬は、
ベルの音に反応するように
条件付け”された、
と説明しました。

えさを見て唾液がでるのは、
自然な“無条件”の反応ですが、
ベルの音で唾液分泌が起こるのは、
新たに獲得された反応で、
条件反射」と呼ばれます。

パターンの刺激と反応は、
古典的条件づけ」と呼ばれ、
いまでは、
多くの犬の訓練士が、
ペットの訓練に取り入れています。

“条件づけ”を使えば、何でも教えられる

できる.jpg

心理学者の中には、
パブロフの理論を基に、
さらに“人間の行動”を
 説明しようとしました。

その一人が、
心理学者ジョン・B・ワトソンです。

彼の言葉に、
このようなものがあります。

10人ばかりの赤ん坊を
私のもとに連れてきてごらんなさい。

その中の一人を無作為に選んで、
訓練によってまちがいなく
どんな種類の専門家にも
育てて見せますから

―ジョン・B・ワトソンー
彼は、
「子どもは白紙の状態で生まれてくる」
「なんの知識もなく生まれ、
条件付けを用いれば
何でも教えられる」
と信じていました。

そして、
恐れ・怒り・愛といった
人間的感情”が、
私たちの行動の“カギ”になる、と
考えていました。

パブロフの犬に
生理的反応を示す「条件づけ」が
できたように、
私たちは、刺激に対して
こういった“感情的反応”の一つを
表すように
条件づけることができる
と、説明しました。

※しかし、
ワトソンが人間に条件づけを用いたことは
激しい議論を呼び、
やがて人間(特に子ども)を被験者とした
条件づけの実験は
避けられるようになりました。

「やってみる→結果がでる→理解する」を“反復”する

繰り返すサイクル.jpeg
心理学者の中には、
動物の行動について判明したことは
人間にもあてはまると
考えます。

エドワード・ソーンダイクは、
『猫が問題解決の仕方をどう学ぶか
についての一連の実験』を
行います。

しかけのある箱に閉じ込められた
空腹の猫は、
脱出してえさを手に入れるため、
出口を開けるボタンやレバーのような仕組みの
使い方を理解しなければいけません。

観察してみると、
猫は試行錯誤によって
その仕組みに気づき、
うまくいかなかった行為は
忘れてしまいます。

つまり、
人間を含むすべての動物は、
「行動」と「結果」を
“結びつける”ことで
学習する、ということですね。

この結びつきは、
「成功」「報酬」によって
“強化”され、
行為の反復」によってさらに強められる
と力説しています。

成功」と「報酬」、
反復」によって
効率よく学習できる、というのは、
前回の記事の
「子育て×心理学」心理学的”最強”の勉強方法! 
で紹介した内容と
と共通していますね!

↓詳しくはこちら!


何人もの心理学者が
同じことを言っているため、
何かを学ぶには、
成功報酬反復が必要だ、というのは、
理にかなっているのかもしれませんね。

でも、“反復”はいらない!?

repeat-off.png
しかし、
エドウィン・ガスリーは、
「学習を確かなものにするために
反復に頼る必要はない」と
主張しました。

いったいなぜでしょうか?

これを、
『えさを発見したネズミの例』
で説明しました。

ネズミがいったん
えさの袋を突き止めてしまえば、
またそこに戻ってくると考えていい。
そういうことだそうです。

たしかに、
私の経験を話すと、

児童館に初めてくる乳幼児さんも、
おもちゃで遊び、
次の週になってからまた来ると、
1週間前に遊んだ
お気に入りのおもちゃの場所を、
数ある棚の中からすぐに見つけて、
覚えていることがあるから、

あながち間違ってはないのかも
しれませんね。

また、怖いものは
一度見ただけで
忘れられないことも
ありますよね。

そういう意味で、
学習では反復の必要はない
というのは、
あながち間違ってはいないと、
私は考えます。

まとめ〜“育てる”と“作る”は考え方次第〜

考え方.jpg


いかがでしょうか?
子どもを“育てる”」とは?
考えさせられますね。

ただ、
以前の記事の
【子育て×心理学】どうして親は必要なの? 
に書いたように、
目の前の子どもに対して、
「愛情」があるか?
ということが、
一番大事だと思います。
↓詳しくはこちら

私の印象に残っているのは、
この記事の冒頭の
私たちの行動
自分の身に起こった出来事」や
それに対する反応」によって、
ある程度、形作られている
です。

一番重要なことは、
身に起こったことに対する
自分の反応”が大事、
ということだと思います。

子どものためにやったことが、
子どもにとって、
・どんな“反応”になったのか?
・どんな“反応”になるのか?
そこを考えて、
子どもたちにアプローチすること。

もしかしたら、
子どものためを思ったことでも、
子どものためになってないかもしれない。

ムダな行動でも、
意味があるしれない。

だから、
時には、
子どもたちに
「私に○○されて
どう思った?」
「習い事どう?」
思っていることを
聞くことも大事です。

そこで、
「こう思ってるんだ!」
「そうしたら、
今度は○○しよう」
と、みなさんは、
考えを変えるかもしれません。

この過程が、
作る」よりも
”愛情”のこもった
育てる
ということなのかもしれませんね。

最後まで見て下さり、
本当にありがとうございました。

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