「子育て×心理学」心理学的”最強”の勉強方法!

記事
学び
こんにちは!
ゆう先生です。

ココナラにて、
「子育て相談」「人生相談」
出品しています。

今回は
「心理学的、最強の勉強方法!」について
書いていきます。

勉強といえば暗記…じゃないの?

暗記.jpeg
昔から、学習は
「教えられたことの“暗記”」だと
言われていました。

しかし、
学び方の研究が深まるにつれて、
「機械的な手順」や
「反復で学ぶこと」が、
最善の方法ではないこと
分かってきました。

学習する必要があるのは
もちろんですが、
「どんな方法で学習するか?」
がとても重要なことなのです。

“反復”が正義!

反復.jpeg
19世紀、
心理学者ヘルマン・エビングハウスは
『記憶に関する研究』を行いました。

その結果、
何かを覚えようとするとき、
努力の時間が長く
回数が多いほど、
記憶に残りやすい
ことに気づきました。

何かをしっかりと身につけるには、
一生懸命、何度も、
繰り返すべきだ!
という考えですね。

“褒められる”と、覚えられる♪

褒める.jpeg
20世紀に入ると、
経験”によって学び、
自分がしたこと
報酬が与えられれば、
それを記憶して
繰り返すことができる
と言う研究者がいました。

心理学者B・F・スキナーは、
成功が繰り返されるごとに、
なんらかの“報酬”が与えられるべきだ、
と主張しました。

そのスキナーは、
「ティーチングマシン」を発明しました。

「ティーチングマシン」とは?

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問題に正答できれば、
即座に称賛!という形で生徒に反応し、
不正解の場合には、
やり直し!を要求するもの。

回答した後でないと
答えが表示されないようになっています。

学習者はこれを使って、
それぞれのペースで
問題にチャレンジしていきます。

これ、
クイズゲームや教材で
経験したことありませんか?

スキナーの「ティーチングマシン」は、
実は私たちにとって身近なのです。

「“反復”を超えるもの」が勉強に必要!

超えるもの.jpeg
エビングハウスも、
何かをしっかり身につけるには、
「単なる反復を超えるもの」が必要だと
理解していました。

私たちはなにかを記憶するとき、
自分にとって
「なんらかの重要性や意味があるもの」の方が
ずっと覚えやすいのです。

後に心理学者たちは、
この考えに再注目し、
「どうやって物事を記憶に焼き付けるのか」、
ということより、
「学んでいる最中に、
私たちの心の中で
どんなことが起こっているか」、
という観点から、
この問題を考えるようになったのです。

「何か意味がある方が覚えやすい」ことを
エビングハウスが示して以来、
私たちは、
「物事の意味を把握しながら学ぶ」
と考えられるようになりました。

心理学者の考えをまとめました。

●ヴォルフガング・ケーラー

問題解決の際に、
私たちが物事の働き方についての
洞察を得ると考えました。

問題を解決してる間に、
「こんな感じで問題って起こって、
こんな感じで解決されていくんだ」
というような
流れが分かってくる
ということですね。

●エドワード・トールマン

私たちは、
学んだ考えから
それぞれの世界の
「認知マップ」を作り上げる
と説明しました。

ケーラーの考えと似ていますね。
問題を解決していくうちに、
“地図ができてくる”イメージですね。

●ジェローム・ブルーナー

心は“情報処理装置”として、
学習は、
単に情報を記憶に組み入れることではなく、
思考と推論のプロセスを含むものだ、と
主張しました。

何かをきちんと身につけるためには、
「ただ暗記して覚える」のではなく、
まず理解する必要がある
ということですね。

子どもは、「できること」しか、できない

階段を登る子ども.jpg
心理学者ジャン・ピアジェは、
子どもの学びは、
各発達段階の限界に合わせて
変化していく
と主張しました。

教育において、
子どもに必要なことは、
年齢によって異なる
ということですね。

またピアジェは、
『いないいないばあ実験』を
行いました。

子どもにおもちゃを見せてから、
目の前でそのおもちゃを
布の下に隠した時の
子どもの様子を観察しました。

その結果、
8か月以上
…布をめくっておもちゃをさがそうとする。
8か月未満
…おもちゃは隠されていても、
まだそこにおもちゃがあることが
理解できない。
という結果でした。

このことから、
子どもは、
自分の発達段階に合ったことしか学べない
ということが、わかりました。

教育は
「子どもの視点を中心」
にして考えるべきであり、
個々の必要や能力に
合わせることが重要だ
と強調しました。

まとめ①〜子ども中心〜

子ども中心.jpg
心理学的に、
”勉強”において
最も効果的なことは、こちらです。

●やっている勉強に“意味”を感じる
●何度も繰り返す
●そのレベルが自分に合っている

私が重要だと感じたことは、
「自分の発達段階に合ったことしか学べない」
ということです。

「この子に、ここまでやらせたい!」
と思って
上のレベルのことを早めにやらせようとして、
できない…。

さらに、
同じ年齢の子ができても、
私の子はできない…。

よくあることです。

「○○が遅くて、できなくて…」
と心配する親御さんは、
とても多いです。

そこで、
「もう少しでできそう」
ということに目を向けて、
できるまで
見守ってはいかがでしょうか。

できるまでのスピードは、
子ども一人ひとり違います。

もしかしたら、
できないかもしれません。

そんな時は、
また別のことにチャレンジする。

すると、そこで、
才能が開花するかもしれません。

1つのことに固執せず、
「その子中心」に考えること。
そして、
見守る

それが大事かもしれません。

まとめ②〜勉強の“意味”〜

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エビングハウス以降の心理学者たちは、
「物事の“意味”を把握しながら学ぶ」
ことの重要性を唱えました。

勉強に“意味”を感じることで、
より効率的に勉強できるのですね。

でも、どうやって
子どもたちに勉強の意味を伝えよう?

私の経験を話します。

普段私は、児童館で働いてます。
その中にいる学童クラブで勤務もします。

学童クラブの子どもたちは、
学校から帰ってくると、
宿題をします。

すると、
子どもたちは、
「宿題やだ」
「なんでやるの?」
と駄々をこね始めます。

その時、私はいつも言います。
「ぼくは車乗るの、大好きなんだよね」
すると、子どもたちは言います。
「え〜!いいな。」

そして私は、車とバイクの楽しい話をします。
「車いいよ〜!
行きたいところに、
自分が行きたいときに行ける。
電車みたいに人はいないから、
ぼくだけの空間だから、
めちゃくちゃ快適!
しかも、運転が
すごい楽しい!」
(その後、事故や保険、お金の話など、
マイナス面も話すのですが…)

すると子どもたちは、
「車乗りたい!」
「車、楽しそう!」
と次々と言い出します。

そして、私は言います。
「でも、運転免許取るのって、
勉強しないといけないんだよ。
ぼくも、勉強大変だったけど、
一生懸命勉強して、
運転免許取ったんだ。
だから、いま、
楽しく運転できるんだよ。」
すると、子どもたちは、
「へ〜」
となります(笑)

そこで、私が、
「運転免許の試験、
国語必要なの。
問題文、国語だから。」

「あと算数も必要。
『時速30km/hが…』っていうことも
算数でしょ。」
と言います。

「だから、いま勉強してる宿題、
めちゃくちゃ大事なのよ!
だって、
ここで勉強してなかったら、
 将来、車運転できないんだよ!
 イヤじゃない?
と私が言うと、
「イヤだ。」
と子どもたちは言います。

そして、私が、
だから、
 いまやってる宿題って、
 めちゃくちゃ大事なんだよ」
と言います。

このようにすると、
勉強が“自分ごと”になり、
勉強することに“意味”が生まれます。

発見 少年.jpg

この例は、運転免許ですが、
色々な例があると思います。

将来、科学者になりたい子どもには、
「科学者になるには、
○○が必要だから、
いまやってる○○の勉強は
めちゃくちゃ意味あるよ」
と伝える方法もあるかもしれません。

将来、アイドルになりたい子どもは、
「嫌いな体育は、
ダンスするのに絶対意味あるよ!
歌だけじゃなくて、
体育もがんばってみたら?」
そういう言い方もあるかもしれません。

「なんでこんな勉強やってるんだろう?」
その「なんで?」に、
答えてあげられる大人に
なることが大事だと思います。

ココナラにて、
「子育て相談」「人生相談」をしています。

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