子供の栄養不足を防ぐ為に知っておきたい栄養素3

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こんにちは!
本日は子供に欠乏している栄養素の第三弾です




それでは
いきましょう!

ビタミンD

ビタミンD欠乏症は、検査を受けた子供の60〜70%に見られるほど多い疾患です。
日光に当たる時間が短い冬から春にかけての数カ月に多いのがビタミンD欠乏症の特徴です。
古くから、ビタミンDが極度に不足すると、重度のO脚、くる病になると言われています。

ビタミンDの作用

ビタミン D 依存性たんぱく質の働きを介して、腸管や肝臓でカルシウ
ムとリンの吸収を促進することである。
骨は、ビタミン D が欠乏すると、石灰化障害(小児ではくる病、成人では骨軟化症)が引き起こされる。


ビタミンD欠乏症状

・骨痛(骨軟化症および成長痛)
・成長不良
・乾癬(かんせん)
・上気道感染症
・低カルシウム血症→骨粗鬆症・骨折
のリスクが高まる可能性もあります。

ビタミンD過剰

・高カルシウム血症
・腎障害
・軟部組織の石灰化
・成長遅延(乳幼児)
日照によるビタミン D 過剰症は起こらないとされています。

ビタミンD摂取基準
全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)が提示する用量は1日600 IU(ただし最大1000 IU未満)です。同機関は、子供の年齢に応じた安全上限値を提案しています。

1〜3歳の幼児 – 1日最大2500 IU
4〜8歳の幼児 – 1日最大3500 IU
9歳以上 – 1日最大4000 IUまで

日本の基準
小児〜大人 20 ng/mL 以下

母乳で育てる時の注意点

京都の疫学調査では新生児の約22%に頭の骨の石灰化遅延(おそらくVD欠乏症によるもの)がみられた。
発生率は
・1〜5月にかけて上昇
・7〜11 月にかけて低下
頭の骨の遅延と診断された新生児の 37% に1か月健診時点でビタミン D 濃度の低値(10 ng/mL 未満)が認められた。

母乳のみを与えたグループ(母乳グループ)
母乳・乳児用調製粉乳混合を与えたグループ(混合グループ)
で比較した結果
・母乳グループの 57%  血清濃度の低値(10 ng/mL 未満)
 17% で著しい低値(5 ng/mL 未満)

・混合グループでは血清濃度の低値なし

研究チームは
出生時にビタミン D 不足であった子供は、ビタミン D 栄養状態の改善に比較的長い時間を要する場合があることに注意すべきである。

冬期で新生児のビタミン D 濃度を測定したところ、その値は 8.7 ng/mL であり、母乳のみを1か月間哺乳すると6 ng/mL に
低下したとの報告がある 64)。この結果も、新生児で比較的高率にビタミン D 不足が発生すること、さらに母乳からのビタミン D 供給量では改善が困難な場合があることを示唆している。

と言っています。
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書 ビタミンより引用

ご不明な点は主治医にご相談ください。
ビタミンDは、液滴、グミ処方、カプセルで販売されています。
自己判断はせず詳しい専門家に聞いてください。
日本のサプリメントはおすすめしません。
アメリカのサプリを推奨します。

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