【メンタルヘルス指導員・ぺこぱ?】

記事
学び
 私に言わせれば、漫才師ぺこぱの芸風は、
 「悪くないだろう」。ウィキペディアに
 よると「ツッコミかけた後に否定せずに
 飲み込む」芸風「ノリツッコまないボケ」
 を育児に応用することを「ぺこぱ流育児」、
 または「ぺこぱ式子育て」といい、共感
 を集めているそうだが、メンタルヘルス
 指導員の学びからも実に理に適っている。
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 「ツッコミかけた後に否定せず飲み込む」
 ポピュラーなのが立ち位置が被った時に、
 「被ってるなら俺が避ければいい」だが、
 穿った見方をすれば、これは、ストレス
 発生時のコーピング(心の健康を壊さぬ
 ための対処法)の一つ「認知の修正」に
 他ならない。メンタル不調者が悪循環に
 陥らないためには、過度にネガティブな
 気分・感情や不適応的行動と結びついた
 認知を様々な視点から検討し、代わりと
 なる新たな認知を自分で再構成する必要
 があるが、そもそも、ある特定の場面に
 おいて瞬間的に頭に浮かぶイメージには、
 「妥当でないもの、或いは部分的にしか
 妥当でないもの(否定的自動思考=認知
 の歪み)」が多い。それを修正するのが
 「認知の修正」で、「被ってるなら俺が
 避ければいい」は、典型的な認知の歪み
 の一つ、「ねばならない」「べき」思考
 (自分や他人の振舞い方に厳密で固定的
 な理想を要求し、それが実現しないこと
 を最悪視する)の修正に正しく相違ない。
 相方が自分の前に立ったために立ち位置
 が被ったことに対して、怒ったり本来の
 立ち位置に戻ることを要求したりせずに、
 「自分が避ける」ことを選択することは、
 日常生活にも応用でき、円満な人間関係
 を構築するための一つのあり方でもある。
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 彼等は何もメンタルヘルス云々を考えて
 今の芸風を創り上げた訳でもなかろうが、
 無意識の内に、「ねばならない」「べき」
 思考から解放され、「ツッコミかけた後
 に否定せずに飲み込む」という他者肯定
 までやってのけている。つまり「6つの
 気づき」の内的行動を実践しているのだ。
 心理学を学ぶようになると、このような
 漫才師の芸風でさえも非常に勉強になる。
 私は、「メンタルヘルス指導員・ぺこぱ」
 の名を贈りたいほど彼等に感心している。
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 「時を戻そう」で過去に戻れるものなら、
 ピンポイントで修正したいことも幾つか
 あるし、できれば中学生くらいから人生
 をやり直し、今度こそ真面目に勉強して、
 希望に満ち溢れた明るい未来を築きたい。
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 駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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