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ココナラブログ
【メンタルヘルス不調防止の陰に柳生あり】
記事
学び
カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
2021/01/27 18:16
労働者が心の健康を損なわないためには、
ストレスチェックやメンタルヘルスケア
は企業の義務として必要とされるものだ。
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ストレスチェックを導入する目的は三つ。
第一次予防:労働者のメンタルヘルス
不調の未然防止。
第二次予防:労働者自身のストレス
への気づきを促す。
第三次予防:ストレスの原因となる
職場環境の改善に繋げる。
メンタルヘルスケアの活動目的も三つだ。
第一次予防:病気にならないための
取り組み。未然防止及び
健康増進。
第二次予防:メンタルヘルス不調の
早期発見と対処。
第三次予防:治療と職場復帰。
再発防止。
特に、第一次予防の「未然防止」が大切。
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戦国時代が終焉し、泰平の世が訪れると、
「如何にして再び戦火が起きないように
するか」が江戸幕府第一の悩みとなった。
その中で活用されたのが「なるべく武器
を持たずに相手を倒す」兵法──「柳生
新陰流」の奥義であったのだそうである。
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泰平の世では「なるべく武器を持たない」
ように「危機は事前に回避する」、その
ためには「危機に備え、危機を察知する
能力を磨く」という奥義を政治や処世術
にまで昇華し、「自己の意識、危機回避
察知能力を高める」ことが必要とされた。
この理論は、四百年の時を経た現代でも
通用する、いや、それどころか、今こそ
正に必要とされる理論ではないかと思う。
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上記の文章をメンタルヘルスの視点から
書き換えてみると次のようになるだろう。
『現代では「なるべく心の病にならない」
ように「メンタルヘルスの不調は未然に
防止する」、そのためには「精神障害の
発病に備え、メンタルヘルス不調を察知
する能力を磨く」という奥義を身に付け、
「セルフケア、メンタルヘルス不調察知
能力を高める」ことが必要とされるのだ』
誂えたようにぴったりはまるではないか。
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江戸時代も今の世も、平穏を保つための
心構えに違いはないということになろう。
先人の教えに何と学ぶものの多いことか。
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柳生家が「なるべく武器を持たずに相手
を倒す」兵法を江戸幕府で説いたように、
「なるべく心の病にならないように業務
をこなす」心得を今の世の中で説くのは、
メンタルヘルス指導員や産業医をはじめ
とする事業場内産業スタッフや、外部の
カウンセラー等の事業場外資源であるし、
その両方に成り得る自分の使命は大きい。
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駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
心理カウンセラー メンタルヘルス指導員 / 50代後半 / 男性
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