【教養としての読書】ソポクレス「コロノスのオイディプス」

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コラム
大企業産業医、かつ内科専門医のココナラドクターです。
ギリシャ悲劇の中でも最高傑作として知られる「オイディプス王」の続編をご紹介。
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【特徴】
◎ソポクレス「オイディプス王」の続編
◎最晩年の作品で、ソポクレスの死後に上演された
◎オイディプスの最期の1日を描いたもの

オイディプスが王位を外れ、アテナイ郊外のコロノスで休んでいると…
娘のイスメネがやってきて、王位継承のための兄弟争いが勃発していると告げる。
さらに長男のボリュネイケスが、味方についてほしいと頼んでくる。
それを聞いたオイディプスは激しく怒り、オイディプスの追放を止めなかった息子たちのどちらの味方もすることはないという。


ゼウスの雷の音を聞きながら、オイディプスは最期を悟る。
2人の娘へ感謝と愛情を告げると、オイディプスは娘を去らせる。
振り返ると、オイディプスは消えており、コロノスの守護神となったのだ。

★ちなみになぜオイディプスの最期の地をコロノスにしたか
コロノスは作者ソポクレスの故郷であり、戦続きで荒れた故郷を守ってほしいと願ったからだと語り継がれている。





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