会社では教えてくれない営業術 85 記憶に残る指導②

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ビジネス・マーケティング
今日もご覧いただきありがとうございます。
営業トレーナー&アンガーマネジメントコンサルタント
Office M & Rの坂山一哉です。

記憶に残る指導。
昨日の続きでPart②です。

昔はなんとなく先に帰ります!って言い辛い雰囲気って無かったですか?
上司や先輩が帰らなければ帰れない。
先に帰ろうとするものなら、何を言われるかわからない!
なので、いつも夜の9時ごろまでは事務所にいました。

しかし先輩はそんなことお構いなし。
営業終わって一旦事務所に戻ってきて、ちょっと内勤作業も終え
何も無かったら、「お先に〜!」なんて帰ってしまう方でした。

内心「あ〜、羨ましいなあ〜」なんて思っていたのですが、
あることが起こったんです。

ある会議後の飲み会の時、この先輩の行動を良く思っていなかった先輩が、
とうとう言っちゃんたんです。

「おい○○、お前いつもお先に〜って帰るけど、事務所の雰囲気や
 後輩に対しての規律とかもあるやろ!」って文句をつけたのです。

でもすかさずこの先輩は言い返しました。
「私が先に帰ることで、何か迷惑をかけていますか?
 会社の勤務時間は、9:30〜18:00です。
 当然我々は営業であり、みなし労働にもなってます。
 きっちりと就業時間に終わらないこと多々あります。
 でも、自分の仕事をきっちりと計画を立て、
 それに合わせて稼働をし、成果を出す。
 それがプロと違いますか?」と。

これに対して、文句をつけた先輩は何も言われなくなりました。
ちゃんと信念を持って行動をされていたんです。

実は同じような事を、私に対してもおっしゃっていました。
「ええか坂山、遅くまで仕事するのが出来る営業マンと違うぞ。
 就業時間内に終えるように努力する。
 それがプロやろ。
 でもどうしてもできない時もある。
 それは仕方ない。でも何で出来なかったかを考えへんかったら
 いつ迄経ってもお前に変化は無いぞ!」って。

その当時の私は、一生懸命やっている事をよく見せようとか、
逆に嫌われないようにしようなどと考えていたのだと思います。

本当に必要なものは何か?
ちゃんと仕事をして、成果を出し、そして時間内で終える。

厳しい先輩の教えの中には、
自分に対しても厳しかったからこそ
私に伝えてくれたのだと今でも思います。

今働き方改革、ワークライフバランスなど、
昔に比べたら働きやすくなったって言われます。

昔の帰り辛い雰囲気と比較するから、
今は働きやすくなったと感じるかもしれません。

その一方で、本当に効率的になっているのか?
時間が足りない!って陰からの声もあります。

であれば、今一度自分の働き方がどうなのか?
どこかに無駄はないのか?
省けるものはないのか?
なんでこんなに時間がかかっているんやろ?
いっそこの機会に、自分の稼働内容を見直してみませんか?


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